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事件発生



初めてのサラ金より6ヶ月、もうゴールデンウィークも終わり初夏を思わせる天候が続いていた。
借金の方も5千円、一万円と切りの良い金額でわずかだが多目の返済も順調に進み元金も気持ちばかり減ってきた。元金さえ減れば返済金のうち、元金に充当される額が多くなる。
遊びに行くのを止めたり外食を止めて浮いたお金を一時金のように、当時一番金利が高かったレイクに払っってたこともあり、 ATM伝票を見ても減ってるなと感じ始める。

 しかし順調な返済はこの日で一変することとなった。
その日は夜も暖かかったこともあり、久しぶりに遊びに出かける。友人に誘われるままナイターへ
当然その時間にに起こっているはずの事件も分からぬまま、試合終了までストレスを発散させ意気揚揚と帰路についた。
帰りに携帯をチェックすると彼女からの着信履歴。「こんな時間に何だろう?」と思いながらも旦那や子供のいる時間だからと思い電話は止め、メールで用件を聞くことにした。
数分後に彼女からの返信メール。「メールじゃ話せないよ」
しかし携帯に電話をしても出ない。しかたないので待つことに。 待ってる時間は長い。悪い予感もしていたことも重なり余計長く感じる。

 その夜遅くと言うより朝方と言ってもいい時間に電話が鳴る。寝付けなかったこともあり、ワンコールで電話に出る。「寝てた?」と言われ「そんな訳ないだろ」と言いかけて言葉を飲んだ。「そんなこと、どうでも良いけど何かあったか?」意識してやさしく問いただす。
しばらくの間、何も言わない。「お前の家族は俺が守るから何でも言え!覚悟はできている」そう言ってやると、「じつは今、警察からの帰り‥」ポツリ、ポツリと話し始める。
子供が友達らと4人で工場に忍び込み消火器を撒き散らしガラスを割り、サッシなどを壊した。といった内容だった。
それを聞いて、ボーゼンとするとは聞いたことがあるが実際、身にしみて体験したのは、これが初めてだった。
話では明日、損害の見積りをして請求がくるとのこと、早急に対応してくれたら被害届けは取り下げる。と言う旨だったらしい。
さっきお前の家族は俺が守るから何でも言え!覚悟はできている」と言ってしまった行きがかり上、知らないとは言えない。「何とかしてお金を作らなければ!」頭の中では見積り額がいくらになるのか気が気ではない。
 その頃は、我輩も消費者金融などの知識もほとんどと言うより、全くに近いほどない状態だったため、消費者金融で借り入れをしたら銀行などは全く融資を受けられない。と思い込んでいた。
「幸い、アイフルとレイク、三洋信販が増枠を言ってきてくれている。もしかしたら他も増枠が利くかも。」そう考え、「分かったお金は何とかしてみる。」と答える。この事件が借金地獄にハマるキッカケだった。




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