
上に書いてある事は作り事で嘘ですから絶対に信用しないでください。(笑) でもこれから下は史実ですから、実際にあったことです。
慶応3年〜明治年間の色々
大政奉還(二条城)
慶応3年(1867)
東京・横浜間に電信の計画。この柱と線が全国に及べば、便利になる。いずれは外国人技師の助けなくて、
建設や機械の製造も可能となろう。(誰が今の世を予測できただろうか・髭G)
*
薩長に討幕の密勅。徳川慶事、大政を奉還。王政復古の大号令。
*
アメリカ合衆国、ロシアからアラスカを買い、代金の半分を鉄船ですます。その関係者たち、つぎは日本
全土を買おうかと(万国)。さすが、お金持ちの国。
慶応四年(1868)
薩長による新政府成立。幼少の天子をかつぎ、政権を奪うのに利用した。
*
御門(天皇)と大君(将軍)の戦争に、合衆国は中立を声明。
*
横浜ドル相場。1ドル、44匁7分にて、とくに異状なし。
*
栓に使うコルクを、黒く焼いて粉にして飲むと、コレラに効く。インドの療法(中外)。
*
在日外国人で、日本凶徒に殺されるのが多い。死者1名につき、千人を殺せ。最良の防止法だ
(英文・横浜新聞)。
*
薩摩藩の大久保利通の建白。「この際、人心一新のため、浪花(大板)へ遷都を」(中外)。
*
西郷隆盛、勝海舟の会談で、江戸開城。英国公使パークスの「恭順を表明した慶事を攻撃とは」の意見で、
戦闘中止。
*
パリ万博に出演した日本の手品師たち、ブダペストでも興行したが、強い酒を日本酒の調子で飲み、酔って
大失敗(万国)。
*
江戸から諸大名の屋敷がなくなったら、地価はただ同様だ。商人や地主の代表が集って、対策の相談が必要
(中外)。
*
新政府の神祀局は、高齢者を優遇の方針。百歳以上に三石、90歳以上に二石、80歳以上に一石の米を恵む
と(行在所日誌)。はたして、何人がもらえたか。
*
勝海舟、幕府から官軍へ、つぎの四艦を引き渡す。富士、観光、翔鶴、朝陽(公私雑報)。
*
オランダで200年後を予想した本が出た。ガラス製の屋根。高性能の望遠鏡。磁石で進む風船。大国は軍備
を廃止し、独立国はふえるだろう(公私)。
*
「もしほ草」という新聞が出た。海水をそそいで、塩を取るのに使う海草。かき集める、書き集めるに通る。
*
下総・結城の城主、官軍支持を表明。江戸にいたその息子は「三百年の徳川の恩を」と兵と大砲を集め、
城へ出撃。城主は逃亡。 それを官軍が知り「不孝不忠なやつめ」と攻撃。三日天下で、息子は逃亡
(もしほ草)。いろいろなことの起った時代。
*
三百年の平穏に対し、薩長は悪者扱いし、勝手に錦旗を動かす。天下のためと自称し、まことに理不尽。
世界の各国に訴えたい(もしほ草)。同様な意見は多い。
*
江戸の人口、約54万。所帯数、13万。ただし、町人についてのみ(内外新報)。しかし、全人口となる
と、不明。外国人の推測にも、1.000万から5.000万まで、各説がある(中外)。
パリよりの手紙によれば、江戸ほどの大都市は、欧州になしと(中外)。
*
江東の芸者は若い妓まで、なぜか漢語がはやっている。
「先日ノ金策ノ事件ニツイテノ建白ノ御返答ハイカガ」など。一方、在日仏人の説。
新政府の布告は漢語の文が多く、わかる人は一割ぐらい。教育の水準が低いのか(都邸新聞)。
*
徳川慶事将軍は、恭順で政権を返上。人柄、頭脳、思慮すべてにすぐれ、いずれ大統領として善政をなすで
あろう(江湖新聞)。
*
ゴム風船にガスをつめ宙に浮かしたのを売り、珍しがられる(各紙)。
官軍の江戸駐留の費用、1日に八千両と米二百俵(東西新聞)。
*
江戸の上野で幕臣が彰義隊を作り、反抗。官軍の大砲のそばに「神社を撃つな」と札を立てる者あり、
中止される(公私)。隊員の、ある戦死者の残した句(此花新聞)。
光るかと見る間に消ゆる花火かな
山門に鉛の弾痕があり見てきた。そこは禁煙になっていた(髭G)
NO.I★手はじめUP15.2.11
*
延寿と改元のうわさが流れる(中外)。
*
大坂の旅館に、ひとりの異人が、とめてくれと出現。飯に梅干をのせたのを出すと、食べて悲鳴。
役所にとどけた。アメリカ人の男で、放浪のあげく、日本に渡ってきたとのこと(浮世風聞)。
*
神戸の異人館で、英国人と妻の日本人の間に二人の子があり、高い鼻なり(浮世)。
*
駐日英国書記官、帰国の時に手品師の波五郎を同伴。紙のチョウを宙に舞 わせる芸をやらせ、観客は感嘆
(日々新聞)。
*
いつの日か、ヨーロッパ、アメリカに小さな店を出し、日本の産物を売り、その利益で留学生を呼ぶ。
このような時代が来ればいい(中外)。なんと、いじらしい希望。
*
江戸を東京と改称。西の京と同じく重視との意味。知府事(市長役)をおく。形式上の民政移管(太政官)。
*
支那政府、米国へ派遣する使節の待遇を以前の日本の使節(幕府からの)と同等以上にするよう申し出る
(もしは草)。
*
旧暦8月27日、京都にて天皇の即位。式典がなされた。また、9月22日を天長節(天皇誕生日)ときめ、
祝日とする(太政官)。
*
ハワイヘ渡った300人の日本人たち、待遇もよく、平穏な地で喜んでいる(もしは草)。
当時は独立国で、英語ではサンドイッチ諸島と呼ばれていた。
*
横浜市内で、立小便が禁止となる。文明国では、5ドルの罰金の行為なり(もしは草)。
*
凶作と戦いのため、大阪の米価は上るばかり。輸入をとの声がある。米は日本で最重要の食物。
輸入により安くしないと、大暴動が起る。外国米は毒との説は、無知によるものだ(もしは草)。
*
アメリカの会社の構想。香港、上海より日本へ電信をつなぎ、北海道、アラスカヘ伸ばし、ニューヨークに
連絡。よく学び、輸出をふやせば、日本も進歩する(もしは草)。
努力すれば世界情報の重要地点になれると、はげましてくれたのだろう。
*
9月8日、明治元年と改元。
★ 2.11.up
●明治元年(1868)
天皇、東京へ(東巡日誌)。かくも東へのお出かけは、日本史上はじめてのこと。
同時に、江戸城は東京城と改称された。50日後、京へお戻りに(還幸目誌)。
*
幕府の海軍副総裁・榎本武揚、船隊を指揮し、函館へ。英仏はロシアの介入を心配し、軍艦を回す
(もしほ草)。
*
当時、ストーブを「へやぬくめ」と呼んだ。それが原因で、外人居留地で火事あり(崎陽雑報)。
*
12月28日、入内、立后(太政官日誌)。左大臣・一条忠香の三女、勝子さまが皇后に。天皇ょり二歳年長。
*
この年、タイで15歳の国王が即位。ベルリンでは、ブラームスの子守唄の曲が出版された。
●明治二年(1869)
新政府の参与・横井小楠、朝廷ょりの帰途に暗殺される(太政官)。肥後熊本の出身ですぐれた学識の主。
しかし、キリスト教に好意的だったので、保守派にきらわれた。
*
このころの長崎での主な輸出品は、茶、生糸、石炭、干物、輸入品は、武器、砂糖、酒(崎陽)。
*
ドル暴騰(もしほ草)。各藩がむやみと武器を輸入したので、金銀の成分不足の通貨が出まわったため。
*
3月、天皇ふたたび東京へ(太政官)。
東京へ遷都。天皇の居住地となる。しかし、ここが首都との根拠は、ずっと明白でなかった。
*
さきに大坂への遷都を論じたのは、大久保利通。江戸っ子の多くは、その人のおかげと、ずっと思い込み
つづけた。東京を主張したのは、江藤新平であった。
京都の人は、公卿から住民まで、東京遷都を好まず、不穏な動きあり(中外)。
あげく、薩長体制をきらい、公卿たちはある宮様をかつぎ、反対運動をはじめた。
旧徳川派へも働きかけたとのうわさ。その宮様を芸州浅野家へお預けとし、なんとか処理。
*
上州岩鼻の酒蔵なる男、夜、悪漢に襲われ、鼻を切り落された。一年後、英人の医師ウィリス、ほかの部分
の肉を削って移し、鼻をもとの形に戻した(遠近新聞)。整形手術の、第一号というべきだろう。
*
公議所を神田に作り、国のための意見を求める(六合新聞)。このような制度は、外国ではアメリカ合衆国
にしかない(もしほ草)。
「官報・議案録」が発行され、そこでの多くの新しい主張が、掲載された。火葬廃止。
通称でなく実名を使え。切腹廃止。罪を家族に及ぼすな。家財を召し上げるな。
金銭による年期奉公はよくない。貴賎の別をなくせ。利息の自由化を。物品の単位の統一を。
*
米人スネル、敗れた会津藩の住民を数十人つれ、カリフォルニアに移住させる。米の耕作も可能なり
(中外)。これが後世、コメの大量生産となり、日本をおびやかす。
*
スエズ運河、開通。北米大陸横断鉄道、完成(年表)。
日本からの留学生は、サンフランシスコに、すでに十人ちかくいた。
*
サンフランシスコの人、飛行機械を発明、博覧会に出す。10人は乗れる。いずれ日本でも、東京から長崎へ
日帰りで行けるだろう(もしほ草)。ライト兄弟が試作に着手するより、30年も早い。本当だったのか。
*
大学南校、東校の呼び方きまる。東大のはじまり。
*
光圀公に従一位が贈られる(太政官)。悪人退治の功でなく「大日本史」の作成に対し。
*
7月1日は日食のため、参内は差止め(太政官)。
*
大村益次郎、京都で暗殺される。
官軍の参謀として東海道を進んだ。その時、静岡地方の神官たち、途中で参加し、功を立てる。しかし、
恭順の徳川家は、家康ゆかりのその地に移され旧幕臣も集って住みはじめた。神官たち、帰りにくい。
益次郎は同情し、九段に作られた戦死者のための招魂社(のちの靖国神社)に職を与えた。
その徳をしのんで銅像が作られ、いまに残る。
彼は陸軍の基礎を作った人で、国民皆兵をとなえ、武士を軽んじたのが殺された一因。
*
英国より、第2王子、来日。その接待のため、タカ狩りの名手を集める。狐狩りの好きな国だから、喜び、
これで楽しむようになるだろう(明治新聞)。
*
横浜の宣教師が、病身の妻のために車つきの乗り物を作る。和泉要助ほか二人は、それを改良し、人力車の
営業をはじめる。やがて、英国、東南アジアへ輸出。機械の輸出は、車が最初だった。
*
日本人は、犯人も、不義の女も、すぐ刀で斬り殺す。ぶっそうな国だ(英文・兵庫新聞)。
*
この年、ランゲルハンス島、発見さる。発見者のドイツ医学生の名がつけられた。医学上の重要な出来事。
●明治三年(1870)
元・水戸藩士の兄弟、父が京都で殺されたので、犯人をさがし、高知藩士となっているのを知り、殺して
仇を討つ(大政官)。関係書類がそろっていれば、それで終り。外国人には、理解されまい。
*
外国行免許状(パスポート)発行条令きまる。祖国を忘れず、なにかを学んでくること。多くの友を作れ。
個人の争いは、国のためにならない(もしほ草)。
*
米仏両国より、北海道調査の願いが出る(外務省日誌)。金銀銅鉄の豊富な島と思われたらしい。
国内でも、旧幕臣、政府内に、大きな夢を抱いていた人が多い。
*
北ドイツ連邦ょり来信。桑の種子を買い入れたいのだが、質の悪いのが届いたり、包み方が悪かったりだ。
よい品の手配を(外務省日誌)。生糸の国産化をめざすのと、そうはさせないとの争いか。
*
多くの人が種痘をするよう、布告が出された(太政官)。
*
米沢藩の雲井龍雄は頭がよく、幕末維新に各地をした。東京で新政府の動きを見て、薩長閥打倒を計画。
反乱連判状に三千人の署名を集めた。秘密がもれ、逮捕の寸前に連判状を燃やした。この年末に処刑。
火に消えて助かった人もいた。しかし、本物の署名が何割なのかは、不明のまま。
*
プロシヤ(ドイツ)とフランスが交戦。わが国は中立を声明(太政官)。大げさだが、開港地の平穏のためか。
*
東京府、六つの寺のなかに、小学校を作った。在来の寺子屋の師の四百軒にも、私立小学校の資格をみとめ
た。
棒で尻をたたくこともあったが、師弟の情愛は深かった。
*
国旗、軍艦旗、正式制定(太政官)。
*
東京で外国人が遊歩できる範囲を示す。社寺庭園など、見物を望んだ場合、問題がなければ立入りを許し、
あれば断わること(太政官)。そんな英会話のできるのが、どれくらいいたのか。
*
平民に苗字を許可。一方、帯刀は禁止とする(太政官)。
*
工部省、新設。加工業、鉱山、製鉄、灯台、鉄道電信などを管理(太政官)。行革など、考えもしなかった
時代。
*
名古屋藩知事より、もはや無用のため、城のシヤチホコの金の部分をはがし、新政府へ提供の申し出あり
(太政官)。ほかにも、城をこわしましょうかなど、ゴマスリの申し出が多い。
一方、酔ったふりをし、大声をあげ、歌い、刀で町人をおどし、犬猫を殺す武士も多い(太政官)。
日本的性格か。気分はわかるが。
*
開港所で商品を取引きする時は、必ず書類を作ること。口約束はよくない(太政官)。
中国原産、日本で栽培のスモモが、移民によりカリフォルニアに植えられる。
品種改良され、やがてプラム(アンズ)の大産地となる。輸出産業へ成長してゆく。
*
坂本龍馬は海援隊という組織を作った。岩崎弥太郎はその留守居役となり、官軍の物資調達、船舶輸送を
一手に引き受け、利益と実績を築き、この年、九十九商会を創立。やがて三菱商会と改称、大財閥に成長
する。
*
寺院の規律が乱れているので、寺院寮という役所を作り、取り締る(太政官)。新政府が神社ばかりをひ
いきするので、僧侶たちは面白くなかったのだ。
*
このころより、牛鍋を食べさせる店が繁盛しはじめる。
仏教の力が弱まり、肉食が文明の象徴となったため。異人飴に牛肉を納入する横浜の中川屋が、東京・芝に
一般人用の店を出したのがはじまり。
*
しかし、調理法は西洋風でなく、イノシシ鍋と同じ。ミソ、ネギ、トウフなどを肉に加え、サンショ少々。
関西の「すき焼き」の名に統一されてゆく。セルフサービスでもあり、外国慣習の日本化の、最初にして
みごとな例といえよう。
H16.1.12UP
●明治四年(1871)
東京・京都・大阪間に郵便開始、切手発行。廃藩置県。新貨幣制、一両や一貫を一円と称す。
戸籍法の方針きまる。簡単な歴史の本、せめて一家に一冊。
*
飛騨の高山の農民・清七。独力にて人馬用の二里余(10キロ)の山道を作る。70歳ではじめ、82歳で完成。
賞せられ、米を賜わる(民部省日誌)。
*
漁業をしている青年、希望すれば水兵に採用する(太政官)。
*
人家のそばでは、軍隊はラッパを吹くのを控えること。人が驚く(兵部省達)。
*
仙台の北、一関ちかくの農民の、兄弟の少年。8年がかりで父の仇を討つ(太政官)。ああ孝子の苦節、
世人の模範なり、役所はなにをしていたのか(新聞雑誌)。
*
外国人の説。日本人は智巧だが、根気にとぼしい。肉食をしないためだろう。幼時から牛乳を飲めば、
心身が向上する(新聞雑誌)。
この年末より、天皇も肉、牛乳を召し上るようになる。また、羊毛のフランス式軍服を日常服とし、
革の靴をはく。
*
天ハ自ラ助クル者を助ク。
英人スマイルズ著"Self-Help"を中村敬宇が訳した『西国立志編』が発売された。
天皇は和漢の書に加え、この本を最初に、西洋の政治を学者の講義で学びはじめる。
(中村敬宇の当時の生写真あり、髭Gの先祖の住所録にも住所があるのだが)
*
ユリの根が、輸出されるようになる。横浜から、年に十万個も。花も匂いも美しく、香水の原料になると。
フランスで一鉢、80フラン(約16円)とか(新聞雑誌)。1円で米が一斗数升、約25リットルのころ。
*
旧大名の藩邸を処分したいが、新政府の信用がなく、千坪25円でも買手なし。青山邸はどうしようもなく、
墓地にした。現在の青山墓地。
*
盗みを4回やったら、金額をとわず、絞首刑(太政官)。さらし首、処刑死体、遺族より申し出があれば、下げ
渡す(太政官)。
*
大学生に漢文の読めぬ者がふえ、まず書き下し文で教える(新聞雑誌)。
*
士族の断髪、廃刀、服装は各人の自由とす(太政官)。平民の羽織、ハカマの着用、制限しない。
華族と平民の結婚も可(太政官)。
*
東京城にて正午、号砲一発(太政官)。
*
江戸時代は貧民の子も、20歳ぐらいまで働かなかった。最近は中流の子も、10歳ぐらいで仕事につく
(新聞雑誌)。
*
給料。上等通訳、30日50円、中等40円、下等25円(兵部省)。
*
国産ビールに臭気ありと。肥料に人糞を用いるためか(横浜毎日新聞)。
*
長寿への祝。88歳は三両、百歳は十両に改正(太政官)。
*
岡山の北の、津山の森のサル。一匹が地面で死んだふり。鳥が舞いおりクチバシで突つくと、ほかのサル
たちが木かげや枝から飛びかかり、川に入れて殺す。さすが、開化の世なり(新聞雑誌)。
食肉鳥タカヘの対抗か。
*
東京・長崎間に電信。そこから海底電線で上海、香港、ロンドンまで連絡している。
電信用の柱のため、横浜・小田原間の東海道の松並木の多くが切られた。
いずれは鉄道も通る。自然は失われる一方(新聞雑誌)。
*
川へ物を捨てるな。死体の浮いてるのを見たら、届けよ。ほうびを出す(新聞雑誌)。
世はまだ不安定。一部士族や僧の不満で、各地にごたごた発生。奈良の三重塔が10円で売られ、雪舟の絵も
ただ同様。とくに大名屋敷からの古美術が、安く売り出され、外国へ流出した。
*
旗本の娘お絹、両親に死なれ、芸者となり、金貸しの妾となる。時間をもてあまし、美男の役者、嵐璃鶴を
知り、深い仲となる。 乗り換えたいが、金貸しが許さない。そのあげく、毒殺。この年に発覚し、翌年に
処刑。よほどの美人だったらしく「夜嵐お絹」と話題になる。
*
地位を利用し、官員が人民より金銭を取ることを禁ずる(太政官)。
*
浅草の魚屋の六助。七日ぶっ通しで逆立ちをし、神へ祈願しようとした。大まじめだが、両手での逆立ち
は、長くつづかない。倒れる音を聞きつけ、近所の人がやめさせた(蒐集記録)。
*
年末、岩倉具視、木戸孝允、大久保利通、伊藤博文ら、欧米へ。のちに女子大を作る津田梅子たち、
少女五名、米国に留学のため、同じ船で出発。
*
米国の人口、3900万。統一ドイツ、4100万。英国、2600万。日本、3300万。
平成17年10月30日up
●明治五年(1872)
サンフランシスコ新聞の記事。日本のこの4年間の文明開化は、英国の400年に等しい。敬愛される
天皇は、洋風化の範を示し、士民も旧風を改めはじめた(毎週新聞)。
岩倉使節団のなかの、英語のうまい伊藤博文の働きかけによる、日本PRだろう。
*
遊郭・吉原の新規定。健康のため、一日一夜以上のいつづけはよくない。お客を、無理に引っぱり込
むな(日要新聞)。
*
獄中で死亡した男、親族に引渡した時に、生き返る。残りの刑期をどうする(日要)。
*
千葉の小湊海岸に、長さ五間半(10メートル)のイカが打ち上げられた(新聞雑誌)。
*
大阪の古道具店。外国人にヤカンの値を聞かれ「八百(文)だ」と答えたら、八百両を置いていっ
た。役所に申し出て、相手に伝えたら「不足なのか」と、さらに二百両をくれた(東京日日新聞)。
*
朝鮮国は国を鎖し、日本人の通訳だけに会話を許し、商人に話しかけて捕えられた女がいる。無礼だ。
外国人をきらい、牧師を殺害した。これでは国が衰える(東日)。
日本だって、数年前は同じだった。
*
2月、銀座、築地方面に火事。薩長出身の高官、大火をはじめて見て驚き、レンガ造りの商店街を計
画。銀座のはじまり。
*
断髪。男は未練がましく、長目にしたり、変形ものなどが多かった。そのうち、女子に断髪がふえ
はじめ、最初は手入れが簡単と支持された。しかし、流行となり、ハカマに下駄、腕も露出となる。
妙に色っぽく、禁止令が出る。モダン・ファッションの先駆といえよう。
*
米国への旅行者がふえたが、船室で大声で歌い、ベッドでタバコを吸う。上陸し、ホテルの女性をか
らかい、壁に落書きをする。新聞にのり、国の恥だ(新聞雑誌)。
*
浅草寺の山門を借りる契約をし、客をあげて、お茶を出し、望遠鏡を貸し、料金を取る商売をはじめ
た者あり(日要)。 大阪。米商人が伝書鳩を使って相場の変化を早く知り、利益をあげた(東日)。
*
春画の販売が禁止となる。名匠の浮世絵であろうが(新聞雑誌)。二束三文で外国へ。
*
横浜・品川間に鉄道開通。すぐに新橋までのび、祝典が行われた。
*
10人の行者、神のお告げと、太政官へ押しかけ、4人が射殺される。三味線、タイコで神がかって歌
う集団が、いくつか出現(新聞雑誌)。伊勢神宮移転のうわさで、反対集会。数十人が逮捕される
(名古屋新聞)。
*
7月末に大きな天変地異で、世界が泥沼になるとのうわさが広まる。山伏、占師など、開化で商売の
しづらくなる者たちの、策略か(日新真事誌)。それは彗星の落下との説も流れる(日要)。
なにも起らずにすむ。生きているうちに遊べで、結果としてもうけたのは、遊郭と料理屋(郵便報知)。
*
米国より牛7頭、神戸港へ。牧畜の指導者も来る・この分野が盛になれば、食用肉も自給可能にと(開
化新聞)。ありがたい好意。
*
本郷の加賀藩邸のあとが、囚入の作業場となる(日要)。のちに東大が移ってくる・
*
アイヌ入を東京見物に連れてきたが、驚かない。いわく「お役人がエゾに来た時、集って眺めたら・
いなか者とどなられた。ここでは、その何倍もの入が私を眺める。もっと、いなか者だ。なにが開化
だ」と(新聞雑誌)。
*
京都に図書館ができる。和漢、翻訳書、各地の新聞あり・有料(日要)。やがて、東京の湯島にも。
*
麹町に住む男。妻と口論し「出てゆけ」と叫ぶ。外出のために着がえ、化粧した妻を見て、美人だっ
たのに気づく。あわてて表と裏の門をしめた(日真)。
*
熊本に軍隊が駐在することになった。土地の士族たちは・平民の兵隊とばかにし、兵は国の配下とい
ばり、流血さわぎ(日真)。
*
両国の茶店で休んだ男。みごとな洋服、ボタン穴から銀のクサリ。かがんだために、その先がポケッ
トから出た懐中時計と思いきや、四角い穴あきの天保銭・見る者、笑いながらも名案と感心(新聞雑
*
ペットになり、ふやして売れば利殖にもなると、ウサギの取引きが流行。輸入もされ、黒いの、両耳
の黄色いのなど高値がつく。異常だと、政府は月に1円の高い税をかけた。床下にかくす者もいたが、
ほとんどのウサギは殺され、川に捨てられた。
*
伊豆のひとり暮しの老女。神棚に十円札を飾っている・海岸で包みを拾い、なかに数十枚あった。お
札と思い、一枚だけいただき、あとは海へ戻したとのこと(峡中新聞)。
観賞用植物のオモトが、京都で大流行。50円どころか五百円の高値がついた。
*
奈良の若草山を牛の牧場にする計画。外国人から反対意見が出た(新聞雑誌)。
*
天は人の上に人をつくらず。福沢諭吉の『学問のすすめ』出版。
よく売れ、複製が出た。福沢、外国の例をあげ、著作権と印税の確立を主張。
*
横浜で、各国人200人による射撃大会。鹿児島出身の村田経芳大尉が第一位となり、みな感嘆。
賞せられる(新聞雑誌)。
彼はそのあと海外へ留学し、銃の研究をし、小銃の国産化に成功する。この村田銃は世界から評価さ
れた。改良産業の先駆。
*
長州出身の陸軍大輔(陸軍大臣)山県有朋の昔の部下の野村三千三、ある日、役所へ来てあいさつ。
「山城屋和助と改名し、これからは商人。陸軍で使う品を扱わせて下さい」
それだけでも大もうけなのに、予算を寝かせておくより、活用して利益をと持ちかけ、フランスで生
糸相場をやる。しかし、普仏戦争で負け、大損。残金は酒と女で使いはたした。約70万円が消えた。
帰国し、割腹自殺。薩摩閥は立腹したが、山県は金をもらっていず、西郷隆盛の力で、なんとかおさ
まる。
*
太陽暦となる。12月3日をもって、明治6年1月1日とする。国家予算の1カ月分が節約できた。
*
天皇誕生日は9月22日を、11月3日に変更。各所で混乱はあったが、精神的な近代化への、ひとつの
きっかけとなった。
*
17.11.05 記
●明治六年(1873)
前年末に出た徴兵令で、大さわぎ。士農の差を廃し、青年は共同で国家を防衛といえば無難だったが、
解説の告諭に外国語の拙訳「血税」の語を使ったので、血を抜かれると思う者がほとんどだった。
それ以後は使われず、現在の辞書は「負担感の重い税金」が、先にのってるのもある。
*
新しい店が出来ると、見物人が集り、眺めつづけ。時間の空費は、文明ではないと考える
(大阪新聞)。
*
郵便料金、遠近に関係なく、全国均一。
*
越前のある住職の説。1年12ヵ月の太陽暦になったが、月の満ち欠けを無視して、1月はおかしい。
第1日から第365日まで呼ぶのが、合理的だ(新聞雑誌)。
*
仇討ち、禁止される。殺人者を罰するのは、政府の大権なり(郵便報知)。
*
石見の万平という男、近くの人妻と浮気。それぞれ、3年の刑。訴えた妻は、好ましからずと、7円
半の罰金(郵便報知)。
*
今度はカナリヤの売買が流行(新聞雑誌)。
*
天皇、断髪なさる。皇后も少し前に、オハグロをおやめになった。
*
町の看板に「洋風散髪」や「西洋牛肉」などある。日本人の頭髪、日本の牛の肉ではないか、浮かれるな
(大阪新聞)。
*
新橋で汽車に乗りおくれた子供。父親が晶川駅から電信で連絡してもらい、つぎの便で無事再会(東日)。
車内の男、窓から小便をして、罰金10円の判決(東日)。
*
皇居、失火により炎上。赤坂離宮が仮皇居となる。強風にて、太政官の建物も焼失。
*
駒込の目赤不動の境内に、兎塚を建立。ウサギ・ブームで始末された霊をなぐさめに、多くの人が集った
(郵便報知)。
*
米国政府は、幕末の長州藩との下関戦争で、2万ドルの償金を取った。その金を、日本からの留学生
のために使う計画をたてる。偉大な国なり(新聞雑誌)。
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夫は人力車、妻は針仕事で生活。ある日、妻が帰りに人力車に乗ったら、引く男が夫。代金は払った
という(新聞雑誌)。
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上野の東照宮の祭典に、一般人の参拝が許される。近くの家々は、葵の紋の提灯をかかげ、大変な
人出。徳川300年の恩をしのんだ(東日)。
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典侍・光子、皇子をご出産。死産にて、3日間の音曲停止(東日)。
静かなはずの町で、音楽をやる邸あり。多くの人数。稲荷の祭りとかで、奇妙な光景。キツネに化か
されたのか(東日)。
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葬儀用の人力車、19台が許可される。上等はミコシの飾りにて、鳥居、花立もつく。棒でかつぐよ
り便利(郵便報知)。
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銭湯へ犬を連れてきて入浴させるのが、禁止となる(東日)。
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娼妓解放令を出したものの、どんな仕事をさせたものかわからず、売春が野ばなしで、取り締りよう
がない。もとの遊郭主たち、場所を限って許可し、税金をかける案を申し出る(郵便報知)。
東京の知事、そのほうがましだと、吉原、晶川、新宿、板橋、千住を認可。
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米国が、八丈島を捕鯨船の基地として買いたいと。地図にのっている、固有の領土。日本人が開拓すべ
きだ(新聞雑誌)。
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この10月に政変。岩倉具視、大久保利通らと意見が合わず、西郷隆盛、江藤新平らが参議(閣僚)を辞任。
外国視察がえり、内政専念派の対立。それぞれ内部での対立。くわしくは歴史の本で。維新による徳川反対、
豊臣の名誉回復。そのムードで征韓論の言葉が生れ、論争のきっかけに使われた。
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明年以後、新年の和歌の会の勅題に、一般民衆の参加のお許しを望む(新聞雑誌)。
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●明治七年(1874)
天皇のお通りの時、平伏しなくてよい。車や馬を下り、帽子をとり、道ばたに直立し頭を下げればいい
(東日)。
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新橋・京橋間に、線路が作られ、何人も乗れる馬車が走る。鉄道馬車。見る者、進歩を実感する(日
新真事誌)。その左右の両側には、歩行者用の部分を作る。歩道のはじめ。
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国産の石鹸、セメント、製造(新聞雑誌)。
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銀座のレンガ建物を払い下げたが、売上が少なく、分割払いが延期となる(日真)。
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女子が通学にハカマをはくのを、非とする論が出た。それへの反論も出た。昔の宮中でも着用された
し、すその乱れもかくせる(郵便報知)。男物の点が、気になるらしい。
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郵便を運ぶ者、短銃を携帯すること。現金があると思って襲う者を、防ぐため(日真)。
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秋田の士族の子、軽業を修業し、小虎の芸名を名乗るイギリス人に認められ、渡英。
二年の契約が終ると・欧州の各都市を巡業。適応性あり、礼儀ただしく、大人気。
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ドイッ美人と結婚、月に千円の収入。やがてアメリカに渡れば、年に十万円は得られるだろうと
(東日)・すぐれた人は、いつの世にもいる。
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新潟で・農作業にやとわれて働く者たち、密議して給料の値上げを要求。だめなら働かないと
(新潟新聞)。
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日本橋の芸者たち、値上げを要求し、3日前より、そろって休業(郵便報知)。
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政府高官を辞した江藤新平、板垣退助、後藤象二郎ら・民選による議院を作るべきだと、公然と主張。
税を払う者には、発言権があるはずと。
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佐賀で・不平の人たち征韓論を叫び、あばれる。江藤新平の帰国で、士族たちも勢いづく(東日)。
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江藤は維新に功があり、文部大輔となり、司法の独立を主張し、司法卿となり、ヨーロッパを視察。
頭脳・才能、決断にすぐれていたが、短気な性格。
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三井組・レンガ三階建ての珪を完成。のちの一二菱を作る岩崎、湯島の料一口覆買収。
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天竜川のそばに住む人、私費で橋をかけるのが許される。しばらくの期間、渡り賃を取れる(書)。
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徳川時代、多くの川に橋が禁止されていたが、各所で工事がはじまる。
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山梨の県庁内昊皇の写真をかかげたところ、賽銭をあげて拝礼する者おおし。万歳を叫ぶ人も(新
聞雑誌)。どうも官製のニュースくさし
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凧をあげて、電線に糸をからませた者がいた。10日の刑だが、五歳の子なので無罪(新聞雑誌)。
7歳まで刑はなし。
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一銭銅貨が発行される。新しいために、金色に輝いて、10円金貨とまぎらわしい。夜の料亭でばらま
き、芸者たちをさわがせる者が出た(東日)。
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駿河へ引退させられた十五代将軍・徳川慶喜。陣頭に立って、伊豆の山でユリの根を掘り、輸出。
かなり利益をあげた(東日)。
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佐賀の江藤新平、さわぎを静めに来たのに、火に油となる。反乱とされ、官軍につかまり処刑される。
すべて、大久保利通の策。
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天皇、23歳。新しい侍女と深い仲となり、皇后ご立腹。岩倉具視、その和解のために苦心。
なんとかおさまり、酒宴となる。その帰途、岩倉は食違坂で暴徒に襲われ、あやうく命を失うところ
だった。
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清水次郎長、山岡鉄舟のすすめで、囚人を使い、富士山麓を農地にする。
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開港した新潟へ、西洋からチャリネ曲馬団が来た。大けがをしたコックのイタリア青年、先へ同行でき
ず、置きざりとなる。
せわをする人があり、レストランを開業。評判となり、その名のホテルは今もある。
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佐賀の乱で敗れた賊兵の7人、長崎より米船に乗り、渡米しようとしたが、横浜へ寄港の時に逮捕された
(東日)。
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浅草・伊勢屋弥兵衛、浜町の美人芸者と結婚。新郎新婦とも洋装、馬車へ乗る。ワインをグラスにつ
いで、三三九度(東日)。
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函館の米国領事ホース、息子をこの地の医学校へ入れる。初の外人学生(郵便報知)。
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本郷の小物屋で働く女、夜に屋外の便所へ行き、ぞっとした感じで、髪の毛が逆立ち、気を失う。悲
鳴で集った人が見ると、髪が切られていた(東日)。この怪異は、少し前にも起っている。
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新橋駅から人力車に乗った外国人、車夫に小便をかける。文句を言い、なぐろうとしたら、逆にかみ
つかれた(東日)。
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京都の人の、君側の好の四人を斬れとの、激しい建白書が記事になる(新聞雑誌)。ただし、人名部
分は、すべて○○になっている。
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伊賀のある村の、放火犯の女。車裂きで処刑。いいのかと聞く者あり。その役人答えて言う。斬罪に
と判決。車による斤(斧で割る)だから、そうしたと(新聞雑誌)。
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台湾へ出兵。その地へ漂着した沖縄の人が住民に殺されたので、大久保利通は征韓論の勢いをそらそ
うと、兵を派遣。償金を取って一段落。失業士族、少しうるおう。
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仲介した駐清イギリス公使ウェードは「日本は台湾より朝鮮へ進出を。援助もする」とそそのかす。
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各地の開港で、長崎はすっかりさびれていたが、台湾の件でやや景気回復(東日)。
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川柳 (郵便報知)
勧学 読み書きをせよとの布告読めぬ文字巡査 針ほどの事にも棒はたちどまり
三尺棒は巡査の持ち物。
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本州・北海道間に海底通信(新聞雑誌)。
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ある会合で、英国人が関取に「アナタ、タクサン、ビッグ。ワタシ、スモール」と、たどたどしく話し
かけた。関取「ワタシモ、スモー」と、相手になるぞと着物をぬぎかけ、英語のわかる人が仲に入った
(東日)。
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金星が太陽面を通過。英米仏などから、観測隊が来日。なんの役に立つのかとの疑問に、解説の記事
がのった(東日)。
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函館のドイツ領事ハーバーを殺した犯人、斬刑(郵便報知)。のちに空中窒素固定法でノーベル賞を
受けたハーバー博士は、その甥。
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東京に立教大学、創設。
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銀座通りに、多くのガス灯がともる
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