
落葉低木/花期:4〜5月(特徴)
「山椒は小粒でぴりりと辛い」。
しかし、サンショウの芳香成分と辛味成分は果皮の部分に含まれていて、果実の実(種子)の部分には含まれていない。
朝鮮半島の人たちがキムチを漬けるときは、以前はサンショウの実を使っていた。
キムチにトウガラシを入れるようになるのは18世紀になってからである。
(効能)
サンショウおよびその近縁植物は、世界各地で鎮痛剤として使われてきた。また体を温め、胃、脳、腎臓の働きを強める。駆風剤、回中駆除剤としても利用される。
蒲焼きには粉サンショウが付きものだが、これは脱臭、解毒、食欲増進のためである。
(利用)
サンショウの幹は強くて折れにくく、香りも良いので、日本ではスリコギにする。
(特徴)
姿はサンショウに似ているが、葉をもむと臭みがあり、サンショウのようなさわやかな香りはない。
枝のとげは互生(サンショウは対生)。本種は開花期も遅い。
名前の由来は、サンショウに似るが役に立たないことによる。
(特徴)
カレーの名の由来となった植物で南インドやスリランカではほとんどすべての料理に用いる。
彼の地のカレーの特異な味は、このカレーの葉に負うところが大。日本にはドライが輸入されているが、これにはほとんど香りがない。
(効能)
サンショウとは逆に体を冷やす作用がある。
(利用)
樹皮、根の煎液や粉は外用剤として、傷、炎症、痒み止め、おでき、咬傷の毒消しなどに使用される。

できることなら、実をそのまま乾燥させたものを手に入れていただきたい。これを直前に軽く煎って、乳鉢で粉にしたものを振りかける。その手間、わずかに1分そこそこ。煎ると香りも強くなる。
もし、生のサンショウの実が入手できるようであれば、佃煮にするか、軽くゆで、アクを取ってから塩漬けにする。
口直しによいし、白粥に入れれば目の覚めるような魅力を発揮する。
かつて忍者は、サンショウの実を1日塩漬けにし、また1日天日で干したものを眼精疲労の薬とした。
若芽なら、季節の彩りと香りを添えるために、汁に浮かべたりもする。
葉は「楽しくなる草(植物)」と書くように、心を楽しくさせることも重要だ。
スパイス料理は薬食同源。楽しくなって健康になるお料理なのだ。
とすれば、われわれの身近にあって、シビレさせてくれるサンショウは、もっともっと見なおしてほしい健康食品である。ハイになって健康にもなればそれに超したことはないし、それこそがアロマテラピーが拠って立つ原理なのである。