
その他の梯子車
油圧式30m梯子車

東京消防庁福生消防署配備 シャーシ:メルセデス・ベンツ 梯子:4連30m 製作:1965年 カール・メッツ(ドイツ)
日本初の輸入油圧式梯子車です。メッツ製のはしご車をウエスタン自動車(現在のヤナセ機械事業部)が輸入した車両です。自治体消防50周年を記念して見事にレストアされました。キャブの内装は木でできています。当時の国産梯子車と比べて、縮梯用の引き込みワイヤがある為、水平にも伸梯できる、梯子の掛け金が無い、梯子操作用の油圧が10kgf/cm2と高圧(国産は70〜80kgf/cm2程度)であり、油圧機器が軽量化され、車両全体の軽量化につながる、2軸車である(当時国産車は前2軸の3軸車が主流)などの国産車に無い特徴がありました。
梯子付消防ポンプ自動車(35m)

神奈川県相模原市消防本部相模原消防署配備 シャーシ:三菱T911N エンジン:8DC2型水冷V8気筒 13273cc 205PS/2200rpm 73kgm/1200rpm ポンプ:A-2級(ME-5) 梯子:4連35m 製作:1973年 森田ポンプ
K201と同時期に製作された梯子車です。後部座席はキャブ後部が大きく開いており、そこから乗降します。エンジンはK201と同型ですが最高時速が90km/hとこちらの方が20km/hほど高くなっています。当時、35mから40m級の三菱製梯子車はK201を採用しており、貴重な車両です。梯子の作動音がウーンという唸るような音で、私のとても好きな車両でしたが、1992年に更新により廃車になりました。
梯子付消防ポンプ自動車(24m)


新潟県新津市消防本部消防署配備 シャーシ:イスズTD70E ポンプ:A-2級(ME-5) 梯子:4連24m 製作:1971年 森田ポンプ
最初、これを見た時には歓声をあげてしまいました。梯子操作台、ワイヤ巻取りドラムなどは時代を感じさせます。当時、いすゞでは同じエンジンを積んだキャブオーバー型のTD70Eとボンネット型のTD70が存在していましたが、TD70E型の方が人気があったようです。この車両は、1999年度に更新されました。
梯子付消防ポンプ自動車(18m)


山梨県大月市消防本部大月市消防署配備 シャーシ:日野KB313 エンジン:EB300 155PS/2200rpm 梯子:3連18.2m(NL-18H) ポンプ:A-2級(R3F) 製作:1974年12月 日本機械工業
珍しいシングルキャブの梯子車です。キャブも標準型より少し大きいものを使用しているようです。後部には梯上放水用の長尺ホースをリールで巻いています(18m級だからなせる技?)
梯子つき消防ポンプ自動車(15m)



宮城県大崎地域広域行政組合消防本部鳴子消防署配備 シャーシ:三菱FM104J 梯子:3連15m(MOL-3) ポンプ:A-2級(ME−5) 製作:1976年 森田ポンプ
6t級シャーシで製作された梯子車です。実物は写真以上に全長が短く見え、丸っこいキャブと相まってかわいらしく感じられます。現在では一回り小さな4t級シャーシでの製作も可能で梯子も軽量、自動化されています。この車両は2001年に更新されました。
梯子つき消防ポンプ自動車(30m)


群馬県前橋広域消防本部中央消防署配備 シャーシ:日野KS341改 ポンプ:A-2級(ME-5) 梯子:5連32.1m 作業半径13.6m(MOL-5) 製作:1980年10月 森田ポンプ
日本で唯一の4軸32m梯子車です。庁舎の車庫が低い為、シングルキャブにし(後部座席は前アウトリガ上にある)、梯体をキャブ上に載らないようにし、サスペンションも若干抜いて車高を下げ、ぎりぎり車庫に入るようになっています。梯子車を買ったが車庫に入らないと言う話は各地で聞きますが、大抵床を掘り、天井の梁を削っていれる事が多く、この様な車を車庫に合せるケースは初めて見ました。キャブの加工(後部を少し削って、梯子がうまく収まるようにしている)やアウトリガなどは製作当時の苦労がうかがえます。残念ながら、2000年3月の新庁舎完成と同時に40m梯子車に更新されました。


和歌山県有田市消防本部有田消防署化学基地出張所配備 シャーシ:いすゞSPG580 エンジン:E120F 水冷直6ディーゼル(12,023cc・191kW) ポンプ:A-2級(ME-7A) 梯子:4連30m(MOL-4) 製作:1978年 森田ポンプ
A-1級ポンプを装備した大型高所放水車仕様の梯子車です。梯子の先端に電動式モニターノズルを装備し、3,000型泡放射砲を取り付けており、普通の梯子車とは違った雰囲気があります。
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