K201、K252梯子車

この車両は当時としても斬新なデザインで、20年以上経っていますが、全然古臭さを感じません。私の子供の頃、絵本に出てくる梯子車といえばこれでした。東京、横浜、川崎、大阪などの大都市を中心に配備されていましたが、20年を越え、車両更新の時期にきているため、今ではほとんど見かけなくなりました。 消えつつあるK201,K252を全国をまわって取材しています。 

K201

1970年台に三菱自動車工業がクレーン車用として開発したシャーシで、森田ポンプがこのシャーシを使用した35M、40Mの梯子車を発売しました。他のシャーシと比べ最大地上高が低くできる事から、車庫の屋根が低い消防署に人気がありました。

 

千葉県市川市消防局北消防署大野分遣所配備 梯子:6連40m ポンプ:A-2級(ME-5D) 形式:ML-40 製作:1974年1月

昭和49年製作の車両で、最近まで予備車でしたが、この分遣所開設に伴い、オーバーホールして第1線復帰しました。おそらく日本で1番奇麗なK201だと思います。4人乗りですが、2人はポンプ後ろのむき出しの椅子に乗ります。

福島県郡山地方広域消防組合郡山消防署配備 梯子:6連40m ポンプ:A-2級(ME-5) 形式:ML-40 製作:1972年12月

横浜、大阪に次いで全国で3台目に配備されたK201です。現存するK201で最古の物です。キャブ上部に金網が張っており、正面にもデカデカと消防本部名が書かれており、力強い感じがします。この梯子を操作するには、油圧バルブを開けながらレバーを操作しなければならず、しなやかな操作をするにはかなりの経験が必要です。最新型の梯子車のようにジャイロ型傾斜矯正装置は付いていないので、アウトリガーの敷板と、梯子を歪ませて傾斜を矯正します。2000年中に更新が予定されています。

石川県金沢市消防本部広坂消防署配備 梯子:6連41m(MOL-6) ポンプ:A-2級(ME-5D) 形式:ML-40 製作:1973年9月

金沢市消防本部で使われていた車両です。1992年に50m梯子車が導入されたのに伴い廃車されましたが、石川県内のある個人が買い取り、保存されています。エンジンもかかり、走行や伸梯もできるようです。(1999年末現在)


K252

K252はK201のマイナーチェンジ版で、K201が20t吊り用シャーシだったのに対し、25t吊り用に増トンされたシャーシです。キャブ、ポンプ操作部、後部隊員席の位置などに変更が加えられました。

 

山形県米沢市消防本部米沢消防署 梯子:5連35.4m(MOL35) ポンプ:A-2級(ME-5) 形式:ML-35 製作:1979年9月 

Rescue119 Home page ©Takeshi Hosoda


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