
MGC 1st.BERETTA ( early 1960's )

MGC 初代ベレッタ 後部拡大写真
現代のモデルガンとはまったく異なる構造。ファイヤリングピンなどの部分が、フレームからもスライドからも独立した別部品である。ここでは撮影のためフレームに乗せてあるが、この後端のパーツは本来ならスライド内にネジ止めされている。
フレームにある二つの角穴で、小さい方はシアーの一部。銃身を被っている部分の丸い大きな穴は、もとのヒューブレーになかったような気がする。コマンダーの発禁処置以降、安全対策を強化した加工なのかも知れない。
MGC BERETTA .380 CARTRIDGES

レンズの関係でカートリッジにテーパーがかかっているように見える。しかし、実際はごく普通のストレートタイプ。先代コマンダーの場合ここに貫通した穴があり、後部に付けたコブラキャップのガスはそのまま銃身内を通過した。このイタリア製コブラキャップというものは、当時の紙火薬よりだいぶパワーがあったと記憶している。カートリッジの穴は初期型が4mm。次が2mm。そしてついにこのベレッタ用では貫通しなくなってしまう。

現代のモデルガンとはまったく異なる構造のスライド後部。
エジェクションポートから見える部分、つまり銃身後端を包む部分はフレームの一部になる。このページ最上部の写真にある独立したファイアリング・ブロックは、こうしてスライドに固定されている。本来ならこの中に撃針などが組み込まれていたのだが、コマンダーの発禁後はそこを金属で埋めたようだ。ブロックはリアサイト前部のネジ1本でとめられているだけだから、あまり勢いよくスライドを戻すと、リコイルスプリングのちからにかなわなかっただろうと思う。 (手前が大きく写り、先に行くほど細く感じられるが、これはレンズの性質。)
MGC 1st. BERETTA

フレームとほぼ同一幅のスライドは、こうして外部レールとそのガイドに誘導される。板バネのテンションだけを利用したエキストラクターは幅が広い。銃身はこのスライド上部まで延びたフレームに2本のネジで固定され、絞め込んだ後はネジの頭を削り取られている。簡単に銃身を替えられないようにした安全対策のひとつである。金色の部分は補修跡。