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No.1 The Doors
No.2 Dexys Midnight Runners
No.3 Ramones
No.4 Fishmans
No.5 Green on Red
No.6 RC Succession
No.7 Todd Rundgren
No.8 Liars
No.9 Ian Dury

Ian Dury 
& The Blockheads

 イアン・デューリーの良さって今の子達には伝わるのかな?パンクの時期にあってパンクではないし、パブロックにしてはドクター・フィールグッドのような分かり易い切れ味も無い。が!歌はヘタウマなダミ声だがそれがサウンドに乗ると妙な安心感がある。ちょっとファンキーなこのゆるさが当時はある意味過激であり刺激的であったんだよね。パンクの中のパブロック、パンクの中のレゲエ、当時のイギリスではどのバンドもそれなりに過激で鋭かったんだ。(エゲレスでは、パンクの中のじゃがたらみたいな存在か?)
 デューリーのロックは今思えばクラッシュのコンバット・ロックに近い気もするが、・・・って事はクラッシュよりも5年は先を行ってた事になる。すげー!そんなデューリーも数年前に癌で他界。いつか見たかったんだけど残念!それにしても”Hit Me With Your Rhythm Stick”は何度聞いてもかっこ良すぎだ!
 若人諸君、君達はこの良さは分からなくて良いです!
が、どーしてもっつーんならベストからでも良いので聞いてみて。 2006/5/25

Liars

 NYの若手アート・ロック集団。私が最近のバンドの中で一番期待しているバンドです。1stはディスコパンク風だったが、2ndではロウで実験的なジャーマンな感じの面白いバンドに変貌していた。最新アルバム”Drum’s not Dead”は原始的でロウな感じが増してCANやポップグループの領域に近付いてる。決してメジャーにはなれないであろう集団だとは思うが、新たな刺激と毒をばら撒いてくれそうな予感がする。と言ってもこれまで出たアルバムは大して話題になってないので多分日本じゃこの程度かな。それを予見するように、数年前のヤー・ヤー・ヤーズとカップリングでの初来日時、2ndからの曲ばっかりやって客はどん引きだったらしい。と言う微笑ましい噂。う〜見たかった!ま、俺にとってはその方が面白い存在で良いけどね。とにかく大注目なのだ!(俺だけ?) 2006/3/20

Todd Rundgren

 トッド・ラングレン。この人は一体どのように表現したら良いのだろう?ポップ職人でありながら実験精神旺盛、インパクトがありそうでそうでもない。素晴らしい曲は多いが隠し味バリバリ。サザンロック〜シティ・ポップスなノリに近い気もするが、実はビートルズに憧れていたりもする。マニアックに好きな人はムッチャ好きだけど、そうじゃない人には名前は聞いた事あるけどなんとな〜く聞いてなかった地味な人。で、俺はといえば後者だった。昔、NAZZというバンドをやってた顔の異常に細長―い人位の認識しかなかった。でもこのポップになったニール・ヤングみたいな曲調が最近どーも心地良いのだ。木漏れ日の中を歩いている感じ。テンポも丁度その位。いつ最初に聞いたのかは覚えていないが、最近妙に気持ち良い普通―のポップソング。平和だな〜。でも、ニューヨーク・ドールズをプロデュースしていたり新生カーズに参加なんて記事を読むと多分頭の中は普通じゃない究極の職人なんだろう。そんな雰囲気を感じた人がトッド地獄にはまって行ったのかな。隠れすぎた名曲群を再発見!当分楽しめそうだ。 2006/2/3

RC Succession

 今、私の部屋ではRCサクセションの”シングルマン”がヘビーローテーション中だ。
 80年前後RCはNWとニューミュージックを繋いでいたバンドで、歌番組に出てたそのバンドのおかしな歌“ステップ”は一発で私をノックアウトした。その後発表されたライブ・アルバム”ラプソディー”ではますます過激度を増していた。で、その盛り上がりを期に再発されたアルバムが”シングルマン”なのである。これは’76年に発売されたソウルとフォークとロックが上手くブレンドされたアルバムだが、当時阿呆なことばかり繰り返していた私の心にズシッと響いてしまったのである。なんつーか、覚め切れない悲しい夢の続きを現実でも見ている様なアルバムなのである。しかし、厄介なのはそれらのヘンテコな歌が初めて聞いた時から私の手を握ったまま放してくれないのである。色んな空想を巡らせて勝手に落ち込んだり一人で浮かれていたあの頃に引き戻してしまうのである。まるで、「君はあの頃と何も変わっちゃいないよ。」と言わんばかりだ。今だにこのアルバムを聞くと私はドキドキしてしまう。少しは純粋な部分が残っているという事だろう。良かった良かった、という事でまた最初から。
 2005/12/26

Green on Red

 80年代中期に流行ったペイズリー・アンダーグラウンド(以下PU)なバンド、グリーン・オン・レッド(以下GOR)。恰好良いバンド名だ。PUには他にもレイン・パレード、スリー・オクロック、広くはREMやバングルズ等がいて、好きなバンドは多い。当時はガレージ・サイケっぽくはあるがなんとなく地味な雰囲気のバンドが多かった為のめり込みはしなかったが、引っかかるバンドが多かった。で、GOR。このアメリカン・ロックにサイケ風味をかけたような(簡単に言えばベルベット・チルドレンてとこ)このバンドは今の私には妙にマッチしている。意味も無くうるさいバンドよりは噛めば噛むほどに味が出てくるバンドだ。初期の方がガレージ・サイケな感じが強いので好みだ。ちょっとダークでまったりベルベットな感じのGOR。就寝時のBGMにはとても良い感じだ。 2005/12/22

Fishmans

 私はフィッシュマンズをVo.が死んでから聞いた。その時は既に死んでいるのは知っていた。フィッシュマンズが活動中、彼が死ぬ事をどれだけの人が知っていたのだろう?
 私が良く聞くのはベスト”アロハ・ポリドール”で、その一曲目のイン・ザ・フライトでは「10年経ってもやっぱり何も出来ないだろう」って歌ってる。フィッシュマンズの歌は後ろ向きではないが、マイナーコードの曲が多いせいか明るく響いては来ない。私が今彼の死と勝手に繋ぎ合わせそう感じてしまうのか、それとも彼がその時死に直面して自然と悲壮感がにじみ出ているのか・・・。あまりにリアルすぎて悲しくもなるが、でもこれが本当の歌なんだと思う。
 ダビーでダウナーなポップ・ミュージック、フィッシュマンズ。彼らも昔はラママでライブをやっていた。もしその時知り合っていたらどんな事を話ただろう?いや、お互い見向きもしなかったかもな。 2005/09/09

Recommend//CD:「Aloha Polydor」 「8月の現状」

Ramones

 パンク・ロックを発明したラモーンズ。基本的にはワンパターンの初期パンクだが、サーフ・ミュージックやモータウン等の影響が見え隠れしていて、そこが他のパンクバンドと違うところだろう。といっても、多分当時は好きな曲を下手な奴らが演奏したらこうなった、ってとこだったんだろうけど。
 私がラモーンズを初めて見たのはNHKのアイドル中心の歌番組で、その中にあって小汚いバンドがプラカードを持って下手なロックをやってた。なんとも異様な光景であった。それから数年後、友人から借りた“エンド・オブ・ザ・センチュリー”、こいつにKOされてしまった。オープニングのラジオのチューニング音〜“ロックンロール・レディオ”で既に興奮、矢継ぎ早にキャッチーでポップなパンク、ラモーンズ節全開!プロデュースは、60‘sモータウンのプロデューサーのフィル・スペクター。鉄壁のアルバム。悪いはずが無いのである。
 ジョーイもディーディーも既に他界している。でも、この声、サウンド、曲は永遠に不滅なのです! 2005/08/25

Recommend//CD:「End of The Century」「Rocket to Russia」

Dexys Midnight      Runners

 デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ(以下DMR)で有名な曲は“カモン・アイリーン”、この曲が入っているアルバムも好きだが、私が最もDMRらしさを感じるのは1st“若き魂の反逆児を求めて”だ。
 パンク〜NWの移行期にあって、パンクバンド“キルジョイズ”のメンバー(後のDMR)が新天地を求めたのはソウルだった。イギリス人風の家出少年が彷徨っているような緑のジャケットが妙に引っかかり手に入れたこのアルバムは、ハードな物に馴染んでいた当時の私の耳にも新鮮でアグレッシブにさえ聞こえた。労働者階級の怒りを内包したような曲“ジーノ”は今でも全く色褪せてはいない。親父のソウルではなく若いチンピラがプレイするパンクなソウル、まさしくアルバム・タイトルそのものだ。なんつーか、さらっと粋に恰好良い。CDにはボーナスで2曲ビデオ・トラックが付いています。 2005/07/07

Recommend//CD:「Serching for the young soul rebels」(邦題:若き魂の反逆児を求めて)

The Doors

 私が一番好きなバンドをこのコーナーの最初に。
 ザ・ドアーズ、よくよく見ればおかしな名のこのバンド。初めて聞いたのは中学の頃で、ラジオのエアチェックだった。曲は“タッチミー”や“ハートに火をつけて”。しかし、ガツンと衝撃を受けたのは映画“地獄の黙示録”を見た時だった。ベトナム戦争とアメリカの狂気を描いたこの映画のテーマとして使われていた”ジ・エンド”は、恐ろしいまでに美しく田舎の少年が感じた事の無い狂気と死を表現していた。
 それから数年、そんな事は忘れどっぷりパンクにはまっていた訳だが、パンクの波も一段落した時突如目覚めた感覚がサイケデリックでありドアーズだった。ドアーズはポップでストレンジ、かつ内面に大きな混沌を抱え死の香りが漂っていた。内面を表現しようとしていた当時の私の波長とピタリと合ってしまい、それから今でもはまり続けている。
 生と死がもっともっと身近になるであろう世界で、”Break On Through To The Other Side!” これが永遠のテーマ。 2005/07/01

Recommend//DVD:「Dance on Fire」、CD:「The Doors」、「LA Woman」