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雑感
前回感想のページであと2件かくつもりだった うちのひとつはコンサート雑感です。 今まで「Todd Rundgren Fan Webの掲示板」 で書き込んだことと重複もしますが、日本公演 の雑感を記してみたいと思います。 まずTRのコンディションとしては大阪が もっともよかったと思います。声が元気で のびやかによく出ていて、歌がすばらしか った。これほど調子がよいとは知らなかっ たので(今年の夏のもろもろのツアー参加 も見ていなかったですから)うれしい驚き でした。 96年のTotal Individualist Tour (インディヴィデュアリストのアルバム にともなう95年のバンド・ツアーに 続く、たったひとりでまわったソロの インディヴィデュアリスト・ツアー) 来日のときも、ハワイに越した効果か? という感じでひじょうにコンディション がよく、すばらしい歌を聞かせてくれた のですが、わたしは今回はさらにそれを 上回るものがあったと感じました。 さらにボーカルが強くなって、また ずっと歌ってきたさまざまな歌がまた 表現豊かになって、というような。 たとえば昨年4月下旬にわたしが見た ソロは、ごくふつうのソロ、という感じ でわりあいに可もなく不可もなく、とい う印象だったのですが、今回のソロは すごいよかったです。 おそらくは、6月からWalk Down Abbey RoadとHall & Oatesでずっとツアーに 出て、特にホール&オーツのツアーでは 歌に注力していたでしょうから、その 成果が出ていたのかもしれません。 スタインウェイ(Motion Blue YokohamaではYAMAHA)でさまざまな曲を 披露してくれたのがたいへんよかった です。It Wouldn't Have Made Any Difference,Compassion,Too Far Goneなどがよかった。 それからピアノでHello It's Me が聞けるとは驚きでした。ホール& オーツのオープニング・アクトでも このスロウでソウルフルなバージョン と似た感じのHello It's Meを歌って いましたが、その影響があったので しょうか。今回のHello It's Me ピアノ・バージョンはとても好き でした。 あとはもちろんピアノのバージョ ンのKindnessはびっくりでした。 近年のソロでは(昔のソロもまあ そうですが)TRは演目がだいたい フィックスしてしまっていて、演奏 する曲がだいたい決まってしまって いた。以前の曲をライブで掘り起こす というのはあまりなかったです。 今回は、たぶん何度も見に来る オーディエンスを考えてくれたの かもしれないです。なるべくバラエ ティに富んだセット・リストを 工夫しようと思ったのかもしれない。 それで、30年間もやったことも なかったHello It's Meのピアノ・ バージョンを練習してつくってきた のだと思います。Kindnessもそう いうことになるでしょう。 しかも、6月から9月あたままで ツアーに出ていて、ホール&オーツ とのツアーが終わったと思ったら そくこんどはジョージ・ハリスン トリビュート用のWhile My Guitar Gently Weepsのレコーディング。 そしてTRTVサブスクライバーは これを聞いたでしょうけれど、 レコーディングはラリーとプレ ーリーなので、そのほかのオー ヴァーダブの作業があり、そして ミックスして音声ファイルに変換 して、日本に来る直前にTRTVに アップロードしてきたわけです。 ウィープスのレコーディング中の あいまなどにスタジオでピアノを 練習したのか・・・なにしろおよそ 余裕なく働きづめの中、日本ツアー でやるセットを考えてきたのでは ないかと思うんです。 つまり、6月のTRTVチャット の段階ではトリオでの来日を考えて いたわけなので、トリオでのツアー なら演奏曲目がまるで違ってきます。 トリオでの来日を断念して、 とにかくジェシ・グレスとの ショーということになり、そう なると昨年秋のエイト・ナイト・ スイングのようなものに自動的に なるのでしょうが、そこはひとつ もう少し手を加えて・・・という 気持ちがあったんではないかと思 います。 おかげですごい貴重版の Hello It's MeやKindnessを聞く ことができてよかったです。特に Kindnessは実は楽曲がとてもいい のだけれど ピアノとヴォーカルだけの今回 のライブ・バージョンでは曲の よさがきわだったとわたし自身は 感じました。ピアノの弾き語り だと歌じたいもこの歌詞がしみじみ 入ってきて、聞きながらTRは おばあちゃんの教えを、ファン に対してナイスにしてあげることで 実践してるよねー、なんて思いつつ ひたひた感じいっていました) TRとJesse、このコンビがまたよかった
昨年秋にアメリカ東部を8カ所 まわったジェシ・グレスとの短い ツアー(これはツアーじゃない、 ということを言っていたようですが) をまったく聞いていなかったわたし としては、どんな感じなんだろう? とひじょうに楽しみにしていたので す。ジェシとふたりだけで演奏する ツイストのセットなわけですから・・・。 ふたをあけてみると、これが 想像をこえてひじょうによかった のです。ともすればWith A Twist の5ピースのバンド(キーボード、 ベース、ドラムス、ギター&TRの ボーカル)と比較して、ギターの伴奏 だけだと音の豊かさではかなわない かも? と思いがちなのですが、 これが、ジェシーのデリケートな ギター・サウンドとTRのボーカル だけ、というコンビネーションで、 シンプルな豊かさを生み出していま した。 TRはジェシを信頼して演奏は まかせておけると思うので、ボーカル に深く没入できるようで、わたしは ツイストのライブは3回のショーを 見ただけなのですが、そのときより ボーカルはもっとよかったのです。 たぶんバンドのいろいろな演奏、 アンサンブルを気にしないで歌だけ 歌っていればよい、というのが気が 散らなくて、パフォーマンスに深く 入りこめるのかもしれません。 だから、Neo Jukeboxの mp3を使わずにジェシのギターのみ の伴奏でときどき演奏したWith A Twistの楽曲のときは、やはり ひじょうによかったです。これは 同じ感想を昨年の秋も、アメリカ のファンがメーリング・リストで 書いていたのを覚えています。 わたしはMatedやCan We、そして Love Is The Answerのmp3 なしのバージョンよかったです。 そうそう、ふたりだけで演奏する (トッドもタカミネを弾いて) Born To Synthesizeがまた なかなかよかったです。これは ふたりだけなのでバンドでないと やらないのかも、と思っていたので 出たときは、「やったー!」という 感じでした。
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ボサ・ノバ・ゾーンはわたしのフェヴァリット
Love Is The Answerもよかったし Dream Goes On Foreverも今回 めちゃめちゃよかったです。大阪 はFM802でスタジオ・ライブが あったのはすごくよかった。 わたしは首都圏なので、いま TRが出演できるようなそういう 番組が東京のFM局でむずかしい のがとても残念です。 WATのツアーでは、Dream Goes On Foreverのギターが始まると、 あ、ショーがもう終わりだ・・・ ということにはっと気がつき、 すごくさみしい気持ちになるけれども、 WATのショーはとても長く、充実し た時間だったので、うんうん、これで終わり だよね、すごくよかったよ・・・と なごりおしい気持ちでTRにサヨナラ をこころの中で言う、という気分の 曲だったのですが、今回のショーでも しばしばDream Goes On Forever で終わりだったりしていたので、 「ああ、また終わりなんだ・・・」 と感傷的な気持ちになっていたり しました。 なぜかWith A Twistのアルバムに 収録されなかったLucky Guy(以前 ジェシに聞いたところレコーディングで やったけれども収録されなかった、 なぜかはわからない、と話して いらした。やはりアウトテイクの コモンマンはその後TRTVで発表され て、TRTVCDにも収録されましたし One Long Yearにも最終的に入った わけですが、それ以外はもうない、 とTRはおっしゃっていて・・・ レコーディングを残さなかったのかも しれないです)もこのツイストなバー ジョンはライブでしか聞けませんし (すごくいいのに。でも今回歌を聞いて いて、もしかするとこのバージョン、 TRはじぶんのボーカルはいまひとつ 気に入り度が足りなく−−よくできた! という感じがしなかったのかもしれ ない? と聞いていてふと思いました。 ライブではすごくいい雰囲気なの で、ライブではOK、と思うのかも) あとはInfluenzaがこのツイストの バージョン、特にライブがひじょうに わたしは好きです。Fidelityもこの ライブのバージョンがいいなあ・・・。 I Want YouはTRの曲ではない せいもあるのか、Live in Chicago にあるようなあの頃のほうが好みです。 そろそろああいう歌い方もなつかしくて また聞けたら・・・と思ってしまうけれ ど、もうあれは出ないかな。 そのほか
通常のソロ・ショーは、ここ何年かの 定型としてはフォーミー(グリーンの P-Projectのギター)とアクースティック・ ギター(黒のタカミネをずいぶん使ってい ましたよね)と、というパターンが多かっ たように思うので、このフォーミー持って 来ない(アクースティック・ショーという 制約で持参しなかった/できなかった、の でしょうか) というのは、たいへん珍しく感じました。 JesseのいないときはTRは「怖い」 ピアノを弾く以外はTakamine1本でやら なければならない。 (バーバパパはのぞいて。 それにしてもバーバパパを使ってずいぶん 遊んだと思います。小道具というには 大きな活躍でした。これでクロスロ ードは弾くわ、ウィンドミルのポーズは キメるわ、そのほかいろいろ遊んでいて おかしかった) タカミネ1本しかないことで、ふだん だったら絶対フォーミーを弾くBlack&White、 アクースティック・ギター・バージョンを 聞くことができました。おもしろかったです。 Love In Actionもね。 あとは、Born To SynthesizeはJesseが いないともうやらないかもと思っていた ので、横浜でも出たときは、ソロのしかも アクースティック・ギターのバージョンが 聞けるなんて、やはりうれしかったです。 全曲名前はあげませんでしたけど、 わたしはコモンマンやクリシェや タイユーダウンやWheelが大好きです。 じぶんが好きなTRのアルバムは Something/Anything? Todd Rundgren's Utopia,Hermit,Faithful,Healing,BTTB, AWATS,Todd,Another Live,Initiation, A Cappella,No World Order, The Individualist,Nearly Human などなど(順番はてきとう)なので、いろいろな 曲が好きなんで、ライブで聞けるというのは いちばんの喜びです。 とくにわたしの世代のファンは、79年 でライブが打ち止めでしたから、その後 80年代終わりにTRがソロ来日をはた すまでライブはおあずけでしたので 飢餓感が強いかもしれません。 (中でもアカペラのライブを見られなかった のはすごく悲しい。4人ユートピアの定番的な ショーだって日本では79年を最後に見られ なかったわけで--ReduxはReduxで悪くなかっ たけれど、やはり昔のユートピアとはべつもの だったと思うし・・・) こうして書いてくると自分でも思うの ですが、TRの曲が好きでTRのライブが 好きで、つくづくただそれだけなんですよね。 昨年のアビー来日に続き、1年もたたない うちに今回の公演を見ることができて よかったです。今回はショーがたくさんあって ので、しばらく禁断症状が出ないですむかな? という感じです。 (updated 10/11,2002)
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