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ナッズ「トッド・シングス」について(その2)
このアルバム、名義はナッズですが、
内容的にはトッドのアーカイブものの一種、
のように考えてよいかと思います。
(もちろん、日本クラウンから出ていた
アーカイブ・シリーズではないのですが、
古くおくら入りとなっていて、リリース
されることじたいがもう貴重、という共
通点があります)
なので、トッド・ラングレンは好き
でも、ナッズのもの、しかも古い
未発表音源などにはふつうはあまり
興味のないかたでも、もしTRの曲は
全部聞きたい、と思っているようなかたには
おすすめできるレア音源となっています。
わたし自身がそうなのですが、
トッド・ラングレンの音楽が好きで、
やはりナッズも聞いてみたいと思い、70年代
おわりころか、80年代初めごろか、ナッズの
LPも買い、いちおう聞いてみたのですが、
当時聞いたときにはいくつかの曲をのぞくと
ほとんどおもしろく感じなかったのです。
(「オープン・マイ・アイズ」は例外的に
すごく好きだった。「ハロー・イッツ・ミー」
(ナッズの)ですら、TRバージョンで親しんだので、
初めてナッズのほうを聞いたときは意外で、これは
今でもTRバージョンのほうがぜんぜん好きです)
ナッズのサウンドも(当時)古くさく聞こえて、
わたしにとっては愛聴盤にはなりません
でした。
「トッド・シングス」を聞くと、やはり
TRがボーカルをとらないと自分はナッズに
興味がもてなかったのだな、とよくわかります。
(4 menユートピアもTR以外の曲、ボーカル
などにあまり興味がもてなかったのです)
やっぱりトッド・ラングレンは楽曲だけ
じゃなく、本人のボーカルあって曲も魅力が
十分に発揮できるものも多いと思います。
(特にTRのシンガーソング・ライター系の歌
は)
「ラント」や「バラッド--」が好きな
トッド・ファンのかたにはこのアルバムは
かなりおすすめです。
(特に「テイク・ザ・ハンド」などは
TRのボーカルですごくかわいい歌になる)
このナッズはサウンド的にはもちろん
60年代していて古いけれど、TRの楽曲の
よさやボーカルの才能が伝わってきます。
TRのやさしいボーカル・スタイルが
好きなかたにとっては、そのルーツの部分
を聞くことのできる貴重なレコーディング
でしょう。
もちろんパワーポップなナッズ・サウンド
そのものが好きなリスナーにはTRのリード・
ボーカルだったらこうだったんだ、という
ことが解き明かされる録音ですね。
トラック9、10にはTodd's Lament
part one,part twoという未発表曲が
おさめられていますが、パート1は
ギターで、パート2はピアノをじゃっかん
ハミングしながら弾いています。
(これがYou Are My Windowの初期バージョン
というはなしも)
こんなふうにギターやピアノを弾き
ながら曲を作っていったのでしょうか。
こういう制作シーンの録音は正規に
リリースされるのはとても珍しいのでは
ないかと思います。
ナッズのアルバムはやはりトッド・
ラングレンのソロやユートピアとは
違うのだけれども、TRの書いた曲は
やはりTRだし、時代が違っても
4人ユートピアっぽさを感じる部分
があります。余裕のあるむきは、ナッズ
のアルバムも温故知新してもらうと
いろいろ発見があって楽しいかもしれ
ません。
(2002年2月22日)
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収録曲目
01. It's Not That Easy (Todd Rundgren's vocal version)
02. Take The Hand (Todd Rundgren's vocal version)
03. How Can You Call That Beautiful -take one-
(Todd Rundgren's vocal version)
04. How Can You Call That Beautiful -take two-
(Todd Rundgren's vocal version)
05. Forget All About It (Todd Rundgren's vocal version)
06. Only One Winner (Todd Rundgren's vocal version)
07. Letters Don't Count (Todd Rundgren's vocal version)
08. Resolution (Todd Rundgren's vocal version)
09. Todd's Lament -part one- (unreleased demo)
10. Todd's Lament -part two- (unreleased demo)
BONUS TRACKS
11. See What You Can Be (audition tape demo)
12. Magic Me (audition tape demo)
13. Nazz Are Blue (live version)
14. How Can You Call That Beautiful
(Thom Mooney's vocal version)
15. It Must Be Everywhere (single long version)
Air Mail Recordings:
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