パワー・トリオ・ツアー 付記その2
新曲の"Yer Fast"は日本盤を聞いて
まずいちばんライブで聞きたかった
曲のひとつだったので、ひじょうに
楽しみにしていました。ライブが合う
のではないかと思っていて、やはり
ライブもよかった。ギターのパートは
異なっていました。
また、カズのベースのせいで
しょうが、もっとファンキーな
感じの曲になっていました。
もう1曲もっとも聞きたかった
新曲は「バッファロー・グラス」
でした。ネイティブ・アメリカン
のチャンティングのときに使われ
るような感じのリズムの部分が、
トレイのドラムスで、とても効果
的。
ことしは「サーフ・トークス」
と「ヒット・ミー・ライク・ア・
トレイン」は、わたしの場合1回
しか聞けませんでした。
(オープニング・アクトが入らない
会場で、トッドのトリオだけの
出演のときは長時間かかる長い
ほうのセット・リストになるよう
だった。これら2曲は、その長い
セット・リストにふくまれている
ため。わたしは、長いセット・
リストの日には1回しかあたらな
かったので。「ミスティファイド−
ブローク・ダウン・アンド・バス
テッド−ミスティファイド」のメ
ドレーも長いほうのセット・リスト
なので一回しか聞けず、です。)
昨年「ハーフ・ツイステッド」
のツアーでやったのとはどちらも
感じが違っていて、もっとヘビー
で、いいです。「ヒット・ミー・
ライク・ア・トレイン」は去年は
ロック・セット(ハーフ・ツイス
テッド・ツアーは、前半がロック・
ショーで、後半がウィズ・ア・ツ
イストのショーだった)の中に含ま
れていたときよりソウルフルに
歌っていたように感じました。
感動的です。
「ゼア・ゴーズ・マイ・インスピ
レーション」はヤマハの柿色の
ギターで、トッドがパーシー(パ
ーシモンからついた呼び名)と
言っているギターで弾いていました。
ユートピアは80年代は来日を
はたせず、わたしは当時の典型的な
ユートピアのほんとうのライブ(ビ
デオで見られる「アン・イブニング−」
とか、「ロイヤル・オーク」とか
の)は体験していないので、
このトリオでの感じはもしかし
たら、ちょっとそのころのユート
ピアっぽいのかな? と想像しま
した。いわゆる「バンド」っぽく
て、とても雰囲気がいいです。
(トッドのソロ・バージョンと
はだいぶ感じが違うと思う)
もともと好きな曲のひとつで
すが、これはバンドのバージョン
もとてもいいなとすっかり気に入
りました。
同様に、ライブで聞いてすごく
気に入ったのが「オープン・マイ・
アイズ」でした。いや、この曲じ
たいは好きですが、わたしはあまり
ナッズ・ファンではなくって、
というのもトッドのいろいろな
面のなかで、じぶんがいちばん
縁遠いのがザ・フーっぽいところ
で、どうもナッズの曲に興味を
おぼえないなー、という感じだ
ったのです。でも「オープン・
マイ・アイズ」のトリオ・ライブ
はもうばつぐんです。今回の
ライブでは、こんなにかわいい
曲だったのか! とあらためて
思い知らされました。すごい
楽しさがある。
トッドはこのツアーでギター
はたぶんパーシー、ジョン・レ
ノンのリッケンバッカー(これで
コモン・マンをやる。この「コモン・
マン」がまたバンドバンドした感じ
ですごくよかった)、愛用の
P−プロジェクトのフォーミー
(シーフォーム・グリーンという
色の名前からきている呼び名)、
そしてHelixのグレイ地に赤い
色が入っているギター(これで
「ハマー・イン・マイ・ハート」
「シークレット・ソサエティ」も
これで弾いていたけど途中で弦が
切れてしまった。)があった。
あと、アクースティック・ギター
は黒いタカミネ、それからバリトン
・ウクレレのユージーン、それと
わたしはステージでは見なかったけど
その他の会場で使っている場合
があったブレーズの黒っぽい
木目のギターを持ってきている
ようで、ギターのテックも
ついていました。
ツアー初期のころはそれぞれの
ギターの呼び名をオーディエンス
に教える、というのがあったよう
ですが、わたしが見たときはその
説明がほとんどなくて、(飽きた
のでしょうか、あるいはもうみん
なツアー・リビューを読んで知っ
てるから新味に欠けると思ったの
か。オーディエンスからもやれ
「パーシー!」とか「フォーミー!」
とか掛け声がかかっていたりし
たので、もう浸透したと思ったの
か)かろうじて、ウクレレの
ユージーンというのだけ言ってい
たように記憶しています。
(「バング・オン・ザ・ウクレレ・
デイリー」を弾くときは必ず例の
口上が入り、その日によって
じゃっかん変わるのですが、基本的
に「わたしはハワイに住んでいて、
ハワイの唄をおぼえなくてはいけ
なくて、これはハワイのウォー・
チャントで・・・」というところ
はだいたい同じでした。)
このツアー、なんとか日本公演
が可能になるとよいと願っていま
す。わたしが言っておきたいのは、
トッドはライブ力(りょく)の
ミュージシャンだと思うという
ことです。もちろん、レコーディ
ング作品はよいのですが、もし
トッド・ラングレンの曲・声が
とても好きになったら、やはり
ライブに接してもらいたいと思います。
(といっても、来日公演が実現
しない限り、一般的には機会がな
いでしょうが・・・もし、実現
したら、万障くりあわせてぜひ
でかけてみてください。次がある
かどうかわからないので)
今回わたしが見たときは、
声がもうちょっとつぶしぎみで、
ちゃんと出ているのですが、
わりと力いっぱい歌ってくれて
たりして、「ボーカルの調子が
最高」という回ではなかったの
ですが、のどよりも、ギターの
ほうがだんぜんよく歌う、とい
うツアーだったのでしょう。
さいごになってしまいましたが
「ISP」もライブで聞くとただ
のノヴェルティ・ソングじゃない
っていう感じでとてもいいです。
ギターがたぶんいいのかな・・・。
これでだいたいツアーのようす
については書き終えました。あと
衣裳のこととか書いていないので
また次回に付け足します。
(アップデート2000年6月28日)
(結局衣裳の話は付け加えられませんでした)
パワー・トリオ・ツアーのようす:
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