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 ●お祭り騒ぎのあと・・・

卒展が終わった後、YVにひっついてニューキャッスルへちょっと滞在。YVの奥さんがニューキャッスルにある大学で職を得て、先に行ってるのだ。ロンドンとちがって物価が安く、3ベッドのフラットを借りたという。家賃を払わなくてもいいというので、もし良いプリント工房が見つかれば、残りのビザがある間、滞在させてもらって制作をしよーかなとか考えてみたので下見もかねている。

ニューキャッスルについた翌朝、最終成績が発表されたはずなので、成績お問い合わせオンラインなる電話番号にイブからかける。

キッチンに戻ってきたYVは満面笑み。「ファースト?」「おう!ファースト!」「すっごーーーい!さすがーー!おめでとーー」「おまえ、次かけんかい!」 「えーーん。こわいよーー。」

ちなみにこのファーストとかゆってるのはいただける学位(HonourDegree)のグレードである。
マーク(得点)が40点以下だと落第。40〜49点(3rd:サード)、50〜59点(2.2:トゥー・トゥー)、60〜69点(2.1:トゥー・ワン)、70点〜(1st:ファースト)となる。正式にいうと First class honours。
3年生での作品に対するアセスメント評価が一番大きい要素を占めるが、その他レクチャーや2年生時の成績も考慮に入る。外部からのアセスメントがはいるので、イギリス中どこにいっても「ファースト」は「ファースト」である。年によって一人もファーストをとる人がいなかったりもする。だいたい1〜2人。

緊張して電話をかける。
「えー、FineArtのTrinaですが・・・」「はいはい、調べるからちょっと待ってね」 ばくばくばくばく・・・・
「・・・もしもし? おめでとうございますぅ!ファーストですよ。」「あああーーーー、あ、あ、ありがとうございますぅ!」

お昼にYVの奥さんのYEさんの職場、大学の食堂でランチ。YEさんに報告する。わーいわーい。
夜、BYから電話。3DではYVを入れてファーストが5人もでた模様。今年の3D、超優秀。2Dはファーストはわしとアメリカ人の女の子の2人だったそうだ。

ロンドンに戻った後、大学にいってこの目で掲示板を見る。1・2年生は学籍番号に及第・落第かの既述だけだが、3年生はフル・ネームで成績表示。
すごーい。すごーい。本当だった。と満足してプリント・ルームへ。

師匠がいた。「おぅ!誇りに思うぞ! 版画はファーストはなかなか取れないんだ。エクスターナルのやつはとくにファーストを版画の生徒にはあげるのをいやがるからなー。」 

そうなの? やっぱ、ペインティングがアートの世界では王道だからか、保守的なところもずいぶんあるのね。


ヘッド教授がやってきた。「Trina、おめでとう。あたなCanonburyArtPrizeでもFirst Prizeをとることが決まったわよ」「あーーー、? そうなんですか・・・」

実はこれをゆわれた時はほんっとになんのことゆわれてんだがわけわかめで、別段うれしくもなさそーなわしに彼女は「?」って表情で去っていった。CanonburyArtPrizeとは、なんだかうちの大学出身者がCanonburyArtShopというAngelで画材屋をしており、そこがスポンサーとなって大学の卒展での優秀作品に毎年、賞をくれるのだ。FistPrizeが150ポンドその画材屋で画材を買える・・・Joint-SecondPrize(受賞者は2人)は50ポンド画材を買える。。。 (R●Aなんかだと、賞金額がひとけた多い・・・うちの大学貧乏) SecondPrizeをとったうちのひとりはBYだった。わーいわーい、一緒に画材屋いくのお誘いしよ。


こんなにいーことばっかでいーのか? 日本の家族に電話報告する。
わし「あのねー、ファーストとったの。」
はは「ふぁーすと? なんねそれ? わからんからねえちゃんに代わるわ。ねえちゃんに説明してぇ。」
わし「・・・・・・」
あね「もしもーし、なんやねん?」
わし「ファーストってのをとってん。いちばん!学科でとっぷ!ファースト・プライズってのも、もろてん!」
あね「証明できるもんあんのんか?あんたのゆーことは信用できん!」
わし「・・・・・・・・・・・・。(めげずに)ほんまやんかー。すごいことやねんでー。よろこんでーな!」
あね「トップって何人中のトップなん?」
わし「・・・・・・・・・・・・・・。30人くらい。」
あね「たいしたことないやん。」
わし「・・・・・・・・・・。そうかな。そうかも。」

びえーーーん、普通家族が一番喜んでくれるもんじゃないの?


遠すぎる・・・・・日本よぉぉ。

はぁ、まぁ帰ったら借金生活が待っている。身辺整理をはじめねば。

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