
| ●Artist in Residency? Part2 |
| やはりメインはクリスマスだろう。日本のエセクリスマスではなく、一般市民が日常生活的に送る本物が見れるのだ。こんな機会は二度とないだろう。。 神父さんがいうには、アドバント(Advant:クリスマスの4週間前)くらいから忙しくなってくるけど、それまでは特に何にも無いし、何してもいいよ、って。だけどAdvant過ぎたあたりからクリスマスに向けての準備やらを手伝う形でリサーチを進めてくれるとうれしいとの事。 とりあえず、ミサにでてみる。英語の発音は実際は「ミサ」ではなく、「マス:mass」である。平日朝10時からのに出てみたら出席者はおじいちゃんとおばあちゃんばっかりだった。ミサはとてもよかったけど、最後の「みなさんにも幸あれ」って感じで、出席者どうし、握手しあったり、ハグ(軽く抱き合う)しあったりするのは、どうも苦手・・・ 英国国教会は地域を区切って信者が極端に遠い教会に通わなくてもいいように、教会を配置してある。そして、例えば○○市内にある教会が横でつながってまたひとつのより大きいコミュニティをつくる。カール神父がわざわざ同地区の兄弟?教会2つほどインタビューのアポをとってくれた。複数の教会からいろんな話を聞いたほうがいいのでは?というありがたい配慮だ。 ひとつの教会では赤ちゃんの先礼式の日だった。なんの関係もない東洋人がそんな式に出席していいのかとおどおどしたが、みんな全然気にもしてない様子だった。 (腹の中はわからんが・・・) もうひとつの教会はかなりでかく、古く、神父さんが教会の歴史から語ってくれた。第二次世界大戦の話でその教会がだいぶ被害にあったという話にわしがすごい複雑な顔(だって、日本は敵国だもんねぇ…)してたら、察したらしく「日本からは直接被害はあってないよ」とか言いなおしていた。話はそれるが、こういう時って慎重に応対しないと、自分ではその気はなくても、相手にとってわしは「日本の代表」で「わしの印象」イコール「日本人の印象」となることがある。わしが悪印象をもってしまった「ギリシャ人」(←フラットシェアでえらい目にあった)とかのように… で、アドバントまではミサにくる人にアンケートをとったりとかインタビューしたりとかで時間をつぶした。教会の管理人のじぃさまに神父さんの大事な衣装?の写真とかもとらせてもらった。行事それぞれにもちろん意味があり、それごとに着るものの色に大切な意味がある。この色への意味のとらえ方がとても興味深い。宗教から来る色のイメージは日常生活の中での色の意味にも深く関っている。 いよいよクリスマス1ヶ月前に入り、何をするのかと思えば、「ファイブ・クラブ」というのを手伝ってくれとのこと。何をするのかといえば、クリスマスの日、子供達が賛美歌を歌って劇をするのだ。劇や賛美歌はもちろん、神父さんが指導するが、わしは当日、教会の外に飾る「のぼり」や招待状「カード」そして、教会でかならず見る、人形で馬小屋でキリスト生誕の場面を再現した「クリブ:Crib」の背景画とかを子供達と創る。(上は10才くらいまで。ちょーかわいい。) 教会につれて来られるおこちゃまはやはりみんな行儀がよい。招待状カードはわしがいもスタンプ(さつまいもはすげー高いのでじゃがいもやにんじんでつくった星やらベルのスタンプをみんなでペタペタカードに押し、楽しんでくれた。クリブの背景はベツレヘムの風景を描くのだが、木とかを下書きなくへろっと描いたら、「ゴッホのようだぁ!」とものすごい感心してくれた。子供はかわいいぃぃ。星を一筆書きで描いて見せた時もえらく感激された。神父さんがわしが大学でアートを勉強していると紹介してくれたので、学校で描いた絵を持ってきて見せてくれる子供とかもいた。 クリスマス当日、大学の友人を誘ってミサ出席と子供達の聖劇を見に行く。地区合同ミサはインタビューにいった一番大きいところで行われた。子供達はとてもとてもかわいかった。ミサはとてもおごそかだった。友人の一人は劇そっちのけで、無料のシャンパンとミントパイを食べるのに必死だった… 年明けに「Artist in Residency」ゼミで、スライド・プレゼンテーションをした。みんな、どんなに苦労したかの苦労話をえんえんとゆうだけで、結果がない。そういうわしも結果としての作品はまだ出来あがってなかった。だけど、レクチャー・チューターのジョン曰く、「結果も大切だけど、過程と経験がより大切」との言葉にちょっと救われた。 わしにとって、大学のレクチャーもしくはプロジェクトというより、なんだかほとんど異文化交流体験という感じであった。 それはそれでよしとしよう。(勝手に納得) |