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 ●小包配達

わしはBA3年生の時、1度どーしても作品に必要なものを日本の家族に購入をたのみ、航空便で送ってもらったことがあった。もちろん、小包配達は何時にくるかわからない。今日当りるかも、来てくれないと日程的に制作に間に合わない、って日に、帰宅したら案の定、不在届けがはいっていた。

電話で問い合わせできる時間はとっくに過ぎている。
が、その前に、なんて書いてあるのかさっぱりわからない。「不在だったので、集配所に持って帰った」にもチェックがない。イギリス人の悪筆にはかなり慣れてきてはいたが、これはどんなに額に汗を流してみても読めーーーーーーーーーーーーーん!!

集配所に明日取りにいったとしても半日つぶれる。その週は1分も時間を無駄にできないほど、しないといけないことが詰まっていた。えーーーん、、とにかく解読しなくては・・・
クラスメイトのYVに電話して、Faxで送る。

「読めた?」「全然、わからん。他のフラットメイトにも聞いてけど、誰も読めない。これは文字か? Trina,ごめんなぁ。」


えーーーん、わしの小包は今どこに? もう、寝るしかない。


次の朝、問い合わせの番号に電話する。

わし 「読めません!」 
RoyalMail 「えー、住所は?」 
わし 「○○ XXX・・・」 
Royal Mail 「(コンピューターをたたく音・・・) あー、おたくは庭はあります?」
わし 「はぁ?ありますけど・・・」
RM 「庭にいくのにフェンスかなにか垣根かドアかなんかあります? “フェンスの向こう”(Over the fence)って書いたみたいですねぇ」
わし 「・・・・・・・・ 
あーーーーーー、(すっごい思い当たるふしあり。心臓がバクバクする。)・・・・・わかったと思います。ありがとう。」

そのとき住んでた家は向かって左隣に家が続いてはあるが、右隣に家はない。右には垣根がずっーと続いていて、その向こうは他の家の庭だ。その垣根とうちの壁との間に人ひとりがやっととおれるくらいの道があり、わしが住んでる家の裏庭につうじている。もちろん勝手に裏庭にいけないよう、途中に木のドアがある。(ほとんど使ってないので内側から鍵がかかったまんま) 

受話器を下ろすと、庭からその表にでるための横道をのぞいてみた。


ああああーーー、やっぱりぃぃ・・・・


小包がドアのこっちがわにちんまり落ちていた。 配達人は、そのドア(高さ2Mくらい)の向こうから放り投げて落としたのだ。

絶句。 昨日の夜、雨ふらなくてよかった・・・・ 割れ物はたのんでなくてよかった・・・


ちなみにこー書いてあった。“Over the fence”


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