無党派層とは無知の無だった?(その絶望)


 「日本を覆うシステム」に見たように、多くの人々が投票行動をコントロールされています。

その中で、「オラが村の先生システム」に取り込まれていない人々を、どのようにコントロールするか。


 宗教団体に取り込む。
公明党の中身である創価学会は、虐げられた者、病む者、貧しき者達に手を差しのべ、団結する事で大きくなってきました。ところが変節し、全く逆に人々を虐げる権力の側に回りました。与党になる前から、自民党の政策に協力する事により、その利権のおこぼれをもらう、そういう団体になってしましました。
多くの宗教団体が、神仏にすがる人々を取り込み、或いはその付き合いで票をコントロールし、利権に奉仕しています。

 企業内組合に取り込む。
労働者の権利を、団結し戦い勝ち取る本来の組合ではなく、企業側に不利な条件を出さないように、企業の為に労働者をコントロールする、異を唱える人間を孤立させる為にある企業内組合に取り込み、そして、ニセの野党に投票させる。

 ニセの野党に取り込む。
かつての社会党とは何だったかというと、本当の野党が出来る事を防ぐ、防波堤の役割をしていました。つまりその支持者と同じ、企業内組合の役割です。(現在で言えば民主党でしょう。)
社会党の中には、まともな市民運動のグループも含まれていましたが、政局を見る力が足りず、閣外協力ではなく、利権に目がくらんだ労働貴族に押され、反小沢で自民と組んでしまい、結局、自衛隊合憲と言い、護憲を捨てる事になってしまいました。
大きな護憲政党を潰すという戦略に見事にはまり、現在のような状況を生みだしています。
こうした、利権の防波堤に、政権批判する人々を取り込みます。


このようなシステムに取り込まれていない人々から、批判的精神で物事をしっかり見極め、自分の考えをしっかり持ち、候補者を選んで投票する人を除いた部分が、いわゆる無党派層です。

今までは、「日本を覆うシステム」で見たように、マスコミを通して、政治を左右のイデオロギー対決に矮小化させ、自分達の生活と関係ない物だという考えを広め、政治離れ・政治不信を広め、取り込まれた人々が行う投票行動、つまり組織票が有効に働くように、選挙を棄権する方向へと人々を誘導してきました。


そして今回、マスコミは「どうしても避けて通れない〜」で見たように、小泉の政治経歴などは一切報道せず、プライベートを変人などと報道し、いかにも従来の政治家と違うようなイメージを煽り、小泉旋風を巻き起こしました。

そうして参院選が終了しました。 結果は、希望と絶望の両方があります。


 希望は、90%近い小泉の支持率が、ストレートに選挙に結びつかなかった事。

つまり、前回より投票率が下がっている事です。これは、とても重要です。
この棄権した人々は、どのような人々でしょう。
・小泉は支持するが、自民は支持しない、他の事は解らないので、どう投票して良いか迷って棄権した。
・選挙制度(非拘束名簿方式という、人気者の個人票を、政党が流用することが出来る選挙制度)が解り難くて、面倒になった。

このような人もいるかもしれませんが、ほとんどは、上記で見たように、政治を自分の事と考えない、今までも棄権してきた人々でしょう。

選挙結果としては、どうしようもないですが、有権者全体としては、メディアで煽っても、ファシズム的状況になっていないと、考えられるかもしれないからです。

小泉の登場で多くの人が政治に興味を持ったと言われているけれども、やはり胡散臭さを感じているという、深く考えないけれど、正常な感覚を持っているのではないか、と思えるからです。

ほんとうに、希望的観測ですが。


 絶望は、改憲勢力である自民・自由・(一部に含む)民主が勝った事。

今回の選挙で明らかなのは、社民・共産が票を減らし、自民を中心とする改憲勢力へ流れた事です。
ここから明らかな事は、本当に絶望的です。

これらの投票行動をした人々こそ、危険な無党派層です。拮抗している天秤の上で、最後に片方に乗ってバランスを崩してしまう存在です。
今までは批判票として、社民・共産に投票していたけれど、メディアに煽られ、容易に騙されていると考えられるからです。

自分では、社会や国の事を考え、義務を果たし投票に行っていると考えているけれども、実はその考えは非常に浅はかで、或いは、自分の意見と思っているけれども、メディアで宣伝された意見である、とこのようにメディアにコントロールされている層だと考えられるからです。

将来を想像してみると、絶望的です。

上記の取り込まれている人々の組織票+このコントロールされている無党派層、これに「危惧される事」で見たように、小泉に続き、メディアに巻き起こされる石原ブームの新たな層を加えると、改憲を堂々と公約に掲げる者達が、憲法改正に必要な衆議院2/3以上を、容易に獲得出来るのではないかと考えられるからです。


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