01/07/27
多くの日本人は、自分達の先生(自分の選挙区の国会議員)が、自分達を潤してくれると信じさせられています。
ところが、現実にはどうでしょう。
地方が中央から、(オラが村の)先生の力に頼って、金を誘導してこなければならない、つまり公共事業・補助金に頼らなければならない。
この先生達は、その状況を根本的に改革しようとは絶対にしません。
地方が自立的になってしまえば、自分達が選挙で再選されないからです。
喩えて言うなれば、時代劇に出てくる大店の若旦那ならぬ馬鹿旦那の猿芝居でしょう。
ゴロツキを雇って女を襲わせ、自分が助けに入り、カッコイイところを見せて、女をモノにしようという、自作自演の猿芝居。
女が困っていなければ、馬鹿旦那は困る訳です。
時代劇の主人公や供の者が、助けに入ってもらっては困るのです。
恩が売れなくなってしまう。
同時に、「直接的、現場からの改革は無理」で書いた日本人の特性を利用し、世間を選挙区に限定してしまう事で、日本全体や世界の事などについて思考停止させる事に成功し、国際的にどのような失言をした議員も、汚職をした議員も再選されるのです。
派閥は良くないなどと言いながら、それらの議員を国会に送り出すのです。
地元選挙区という世間では、地元を潤してくれる先生様だからです。
そして、このシステムが通用しにくい都市部では、議員定数を少なく配分し、まともな議員が国会に出て来ないようにしているのです。
これが、1票の格差の正体です。
一票の格差は2倍を超えてはならないのに、平然と6倍を超え、訴えられても、官僚に人事を握られ団結権も奪われている裁判官達は、合憲の判決を出すのです。
一部、弁護士出身のまともな裁判官が、意見を付記する程度です。
このシステムにより、多くの地方では、地元の経済が人質に取られているようなもので、たとえ国政の改革を望んでいても、
旧来の利権構造に力を持ち、利益誘導に長けた、腐敗した議員達に投票するのです。
どれだけ汚職が繰り返されようと、どれだけ政治が腐敗しようと、どれだけ経済政策を誤り国民を不況に落とし入れようと、どれだけ増税されようと、どれだけ嘘をつかれようと、同じ議員、あるいは地盤を引き継いだ議員が当選するのです。
この、オラが村の先生達こそが、自立を阻んでいる事に気がつき、三割自治などといわれ、中央参りをしないで済むような改革をしてくれる議員、利権構造の原因である、官僚の情報隠匿、中央への権力集中を改革してくれる議員に投票しない限り、この、先生頼みの地方経済から脱却する事は出来ないと同時に、政治改革、本当の構造改革、不況の脱出は出来ないでしょう。
01/07/27