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徹夜して情景に浸った事
徹夜して情景に浸った事

テスト勉強で徹夜した訳ですよ。で、心に残った事を何点か述べたいと思います。
3時くらいまでは、比較的真面目に勉強しました。

で、時刻は3時。自分で作ったインスタントラーメンを食いました。
水の量失敗しました。味、薄過ぎです、ハイ。皆様は気をつけてください。

4時。郵便配達の人のバイクの音がして、ポストに何か入れられる音。
ご苦労様。毎日ありがとう。

5時。朝シャワー。窓全開で入ると、朝の冷たい風が入ってきて、気分は露天風呂。

6時。朝の散歩。
家から出てみて、冬の早朝六時がとても暗い事に驚きましたね。
太陽はまだ昇ってなくて(たぶん)、光は外灯等だけ。ホント、暗いんですよ。
冷たい朝の風(僕の大好きな風なんです)に浸りながら道の真ん中に立って目を瞑ってみると(危ねぇよ)、
最初はとても静かだと思ったんですけど、実は色んな音が聞こえてくるんです。
車の走る音。(バイクはうるさいです)
電車の音。(早朝からの出勤、ご苦労様です)
動物の声。(まだ鳥の声はしません。犬とかの鳴き声が大半)
小川の流れる音。(残念ながらドブ川)
風の音。(これはイイね)
遠くから聞こえてくる、何処かの学校のチャイムの音。(これには感動した)

6時20分。学校へレッツラゴー。
実は、テスト範囲の教科書を学校に置いてきてしまってたので、朝早く行ってやるしかなかったんです。
普段は、ウォークマンとか聞きながら登校するんですけど、今日はやめときました。
未だあたりは暗く、趣があったので、入ってくる感覚全てを楽しみたかったんです。
だから、音も楽しむためにウォークマンにはお留守番してもらう事に。

家を出て自転車を駆って道路に走り出ると、
休暇中の父が、いつの間に起きたのか、車庫の前で煙草吸ってました。
機嫌が良かったので手を上げて挨拶してやると、無視されました。
まあ、そんな日もあるという事で。

赤信号待ちになると、辺りはまだ暗いので、赤信号の光が僕の全身とかを赤く染めてるんですね。
些細な事ですが、感動しましたね。

で、登校中。
まず感動したのが、こんな朝早くから道や店の前などの掃除をしている人々。
たいていは高齢の方。
すがすがしいです。

もともと自転車をこぐのが速い僕ですが、この日は何故かとてつもないスピードが出ました。
しかもこの日は風が強く、僕は後押しされるようにグングン進んだわけです。
少しずつ太陽が昇り始め、辺りが薄青い色で染まっていきます。
僕はこの、少し薄青くなった世界が大好きです。
この世界は、夕方と夜の間と、早朝に見る事が出来ます。
最高です。
鳥のさえずりも聞こえ始め、車の量も少し増えてきました。

次は少し不思議な話。
僕は、ブランコと滑り台しかない、小さな公園の前を通り抜けました。
そして見ました。
小さな子供が、滑り台で遊んでたんです。
こんな朝早くに……元気だなぁ、と思って振り向くと、何と、消えてたんです。
もちろんこれは、活発な子供の事ですから、
僕が見てない間に走り去ったとか、
滑り台の陰に隠れて見えなかったとか、
それだけの事なんだろうと思います。
でも……背筋が凍りつきましたね。
かなりスピードが出ている自転車を止めるのはめんどくさかったので、確認はしませんでした。
好奇心に効率性が勝ったわけで。

で、学校に着きますわな。
この土日、誰も掃除していなかったのだろうし、ここんところ風も強いので、
枯葉や落ち葉がたくさん、学校内に散らばってました。
自転車置き場に向かう途中の道にもたくさん落ちていて、
自転車で通ると枯葉が踏まれて音を立てるんです。
自転車を止めて、まだ一つも自転車が他に無い事に妙な優越感を覚えながら(キモイ、中庭を歩きました。
自然の多い学校なんで、木がたくさんあるんです。
風に揺られて、木の上の葉が、心地良い音を立てるんです。
凄く美しいオーケストラですよ!

事務室に着いて、鍵を借りてノートに名前を書き込んでいると、僕より早く来た人が5人もいました。
結構ショック。
一番早い人は、6時過ぎに来てました。
狂ってますね。かなり。

大きな敗北感を胸に、暗い校舎内を歩きました。
先程の子供の件があったので、少し暗いだけで、かなり怯えてしまいました。
だって、長い廊下の向こうに、人が立っているような気がしたりして……。
電気のついた階段を昇り(自分の足音が響くんですよ。カツーンカツーン、て)、
誰もいない教室の鍵を開けて、電気をつけて、
窓に近づいて何も考えずに全開!
強い風が教室内に吹き込んできて、プリント類が全部吹っ飛びました。
後で拾えばいいや、と思って(無責任)窓から身を乗り出しました。
窓から見える景色は、まさに、いとをかし!
窓から見える裏庭(先生達の駐車場)には木が多く、音を立てて枯葉が散っていきます。
(実は僕の掃除場所なので、この日はかなりしんどかったです)
備え付けられたベンチにはもちろん誰も座っておらず、枯葉がたまにその上に乗っかります。
鳥が何羽か、空を滑空していきます。滑らかに空を羽ばたいてるんです。
遠くに見える山々は、建ち並ぶ建物とどこかマッチしてて、かなり綺麗でした。
空を見上げると、強い風のせいか、雲が流れるように飛んでいきます。
さっきまで見えてた雲が、気付けば向こうの山々の辺りに達していて、新しい雲が僕の頭上に流れてくる。
時間の流れって感じでした。
時が経つのは早いんだよなぁ、とか考えてたら、
だから勉強しなきゃ! と思い立ち(僕の進歩と言うべきかなぁ)、
窓を開け放ったまま、プリント類を拾って重しを乗せ、自分の机に座って教科書を開きました。

7時半頃になると、教室が開く音や階段を昇る音が聞こえ出し、
窓の外からも、元気の良いオハヨウという声が聞こえてきました。
最初の僕の級友が登校してきたのは、7時40分頃でした。

これでこの日の話はお終い。
え、テストはどうだったかって?
そんな事聞きなさんな。惨敗ですよ。
では……またの機会に会いましょう^^