
私の健康法
![]()
●始めに
私は学生時代、柔道をやっていました。それ故に体力には自信があり、社会に出てからも率先して重いものを運んだりしていました。しかし、10年ほど何も運動をせずに放置していたところ、ある時、突然にギックリ腰になりました。それでも大したことはないと思い、何の治療もせずにしていたら、なんと3度もギックリ腰を再発。骨接ぎ、形成外科、整体等に診てもらいましたが、慢性の「椎間板変形症」と診断されました。医者は「もう完治はしないから腰に負担のかかるスポーツはしないように」と宣告を受けました。しかも健康診断で今度は肝炎の疑いがあると言われ、私の嫌いな病院へ行くと、「肝臓の細胞が破壊されていますね」とアッサリ。と言いながらも治療はせず経過観察となる。しかし、毎年の健康診断ごとに肝臓のGPT、GOTの値が増加。状況は悪化の一途をたどり遂に脂肪肝となりました。しかも激しいスポーツを控えてきたため体重も増加。成人病の予備軍とも言える状態になってしまいました。
結論を言えば、自分の健康管理が至らなかったからに違いないのですが、このままにして置くわけにもいかず、食事療法からストレッチ、太極拳、健康グッズなど様々な方法を試しました。これから自分が試みたプロセスをみなさんに少しづつ、ご紹介していきたいと思います。● 腰痛編 ●
●外科療法
ギックリ腰は、3回も再発しましたCTスキャンよりも詳しく調べることができるMRIという磁気共鳴診断装置でも検査しましたが、結局、病院では重りによる牽引と特注のコルセットを作り、腰を動かないようにしているだけでなかなか完治はしませんでした。接骨院では電気による温熱治療とよく分からない塗り薬でマッサージをしてくれましたが、背中と腰にオモリが付いているような感じは残ったままでした。
●食事療法
医者の話だと、白米と肉に偏った食事が腰痛になりやすい体質をつくるということです。私はお米が特に好きだったので米に玄米や麦を20〜30%混ぜて食べるようにしました。また、おかずも野菜と魚を中心としたものに変えました。栄養士はいきなり食事を減らすよりも栄養のバランスを取るようにいいます。特にビタミンやミネラルが不足するため、野菜や海草類を食べることが良いそうです。医者は体重を10キロ程落とすことを目標にして下さいと言われました。
●ストレッチ
ストレッチとは柔軟体操のことです。カイロプラクターに聞くと私の身体は60代のレベルだそうです。以前、形成外科のストレッチルームで柔軟をしたとき一緒に来ていた老人よりも自分の方が硬かったのを指摘されました。10年以上ほとんど運動をしていない状況でしたので、筋力や関節が相当、硬化していました。カイロプラクティックの先生からストレッチの方法を聞き、毎晩、寝る前に身体を柔らかくした上で床に入りました。
●健康器具
最も、腰痛がひどいときは足が互い違いに踏み出せず、片足を引きずって歩かなければならない程の状況でした。
風呂から上がって鏡の前に立つと、足は左右平行なのに、上半身は左にねじれているのがハッキリと分かるほどだったからです。痛みが引いてからも1時間も同じ姿勢でいると吐き気や頭痛がしてくるほどでした。普通に歩いていても、時折、背中に30センチほど電気が走るような痛みが出るようになりました。そんな時、会社の慰安旅行で行った旅館の大浴場の脱衣ルームで俗に言う「肩もみ器」に何気なく座ってみると、非常に気持ちが良いことに気が付いたのです。まだ20代後半の安サラリーマンでしたが、20万円もするその健康器具を20回払いのローンで買ったのです。自分でも疑心暗鬼の部分は、正直あったのですが、毎晩、風呂上がりにその器具に¥でマッサージをするのが楽しみになりました。これを使って2,3ヶ月した頃、ある晩マッサージ中に背中でコキッという音がしたのです。「しまった。!」と一瞬思いました。背骨をまた痛めたと感じたからです。しかし、特に痛みを感じなかったのです。それから不思議なことに激しい痛みを感じなくなったのです。おそらくズレていた背骨が本来の位置に入ったのだと思いました。「まだまだ自分は普通の仕事ができる。」と私はうれしくなりました。
●太極拳
外科医から、「ゴルフ、テニス、スキー等の、腰にショックを与えるスポーツはしないように。」と言われ、激しい運動を控えたために太り始めてしまいました。腰痛がある程度軽くなってからは腰に負担がからず運動ができるものを探したところ、動作がゆっくりな太極拳が良いのではないかと思い、たまた地元の中学校で太極拳の講習会をやっているのを知って週1回、約3ヶ月間通いました。
● 肝臓編 ●
●総合病院にて
健康診断で肝炎の疑いがあると言われ、病院嫌いな私もさすがに危ない予感がし、病院へ行きました。大きな総合病院で血液検査をしたところ、ウィルス性の肝炎と診断。肝臓の状態を知るGPT、GOTの値が許容範囲を超えていると言われました。医師は「肝臓の細胞が破壊されていますね」と言うものの、特に投薬や食事療法の指示はなく、「2,3ヶ月後にもう一度検査をしてみましょう。」と言うだけだったのです。朝9時頃に受付を済ませ診察を受けたのは11時過ぎ、診察時間は10分程でした。しかし、毎年の健康診断で肝臓のGPT、GOTの値は増加してもその度に医者の診断は経過観察でした。肝炎と診断されてから5年後、遂に脂肪肝の宣告を受けたのです。
この段階で、私もこのまま医者の言われるまま経過観察を続けているわけにはいかないと考えました。書店で医学書のコーナーを探し、「家庭の医学」や「これで肝炎が治る」といった本を買い求め自力での治療を始めたのです。単に肝臓といってもその症状は様々で、病名だけでも肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝臓ガンと分類され、肝炎だけでもウィルス性肝炎とアルコール性肝炎、薬物性肝炎、慢性肝炎などがあります。肝臓疾患は別名「沈黙の臓器」と呼ばれ、かなり悪い状態でも、身体にハッキリとした症状が出にくいことです。一般によく出る症状は手掌江班(しゅしょうこうはん)と黄疸です。手掌江班とは手のひらに赤い斑点がでること、黄疸は皮膚の色がどす黒い黄色を帯びることです。これらの他に身体のだるさや疲れやすさを感じるそうです。このことは医師からではなく自分で調べて初めて解ったことです。
●食事療法
肝臓は毒素を分解する臓器のため、基本的にアルコールは禁止です。また動物性タンパクを控え、油を使わない料理を心がける必要があります。私は仕事がら平日は外食に頼らなくてはならなかったため、週末だけ自炊で野菜中心の食事をとるようにしました。内容は魚と野菜の水煮です。特にシイタケと白菜と魚のアラを一緒に煮たものをよく食べました。ご飯はもちろん胚芽米です。またワカメやひじきと言った海草類を取ることが良いそうです。私は海藻サラダをよく食べています。
●日常生活
肝臓には、規則正しい食生活が最も大切だそうです。暴飲暴食不摂生な生活を続けていることが、一番、肝臓に負担をかけることになるのです。朝食を食べたり食べなかったり、夜遅くまで起きていたりすることが良くないわけです。また食後、1時間程は運動を控えます。しかし、適度な運動が内蔵を活性化することにつながり、また善玉のコレステロールを増やすことにもなります。私はスポーツジムに通う時間がなかったため、交通機関のエレベータは使わず全て階段を利用し日常の中で身体を動かすようにしました。また時間に余裕がある時は、電車の1区から2区は歩くことにしています。
● 番外編 ●
●「危ないところでした」
今年の2月23日、新聞に「通風薬で6人死亡」の記事が出ていました。通風治療薬の投与患者の8人に急激な肝機能低下が起こり劇症肝炎で6人が死亡したとして、厚生省が製造元の薬品会社10社に注意喚起し、投与開始前に肝機能検査をおこない、肝機能障害のないことを確認するようにし、肝障害の患者には使用禁止としたというものです。
実はあの通風治療薬「ベンズブロマロン」(商品名ユリノーム)を私も1ヶ月程服用していました。肝臓検査の時に尿酸値が高いため医師から利尿剤を飲むようにと言われたからです。当然、私は医師に肝臓への影響はないかを事前に聞きましたが、医師は大丈夫ですと答えました。正直言って、ひょっとしたらあの記事死亡者に自分も入っていたかも知れないと思うとぞっとするものがあります。
何故、慢性肝炎の私が通風治療薬「ベンズブロマロン」の副作用の影響を受けなかったのか。それは薬を医師が指定した量の1/3しか飲まなかったからだと思います。私はもともと医者嫌いで薬嫌いで注射嫌いのため基本的に薬の服用に抵抗があります。しかも副作用のない薬はあり得ないわけです。そこで、実際には朝、昼、晩3回の服用を1日1回にしました。それと他の薬との併用を避けました。個々の薬の臨床実験は当然、おこなわれていますが他の薬との併用による臨床実験は現実的に不可能です。そのため薬の作用による予期せぬ症状が発生する可能性があるためです。
私達は医療に対しては無知であり、無力な立場にあります。しかし自分の身を最後に守るのは自分自身でしかありません。厚生省の安全対策課では今回のことに「早い段階で受信していれば、結果は変わったかも知れない。」と述べています。薬の服用に対しては身体の倦怠感や食欲不振、不快感などの症状を感じた場合には直ぐに服用を中止し結果を医師に報告して症状を改善するなどの対応が必要だと私は考えます。