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Last update 2002/03/04



ECサイトがアフィリエイト・プログラムを導入する際、初期プランニングと事前準備が大切になってきます。何を成果とするのか、どういう位置付けにするのか、また誰に参加を呼びかけるのか・・・。結構やらないといけないことはたくさんあります。ここでは、そんな導入時のタスクをまとめてみます。

作成途中です。少々お待ちください。


 INDEX [2]


 具体的なプログラム計画をたてよう

よく、「アフィリエイトやりたいんだけど、どこ使えばいいかな?」と聞かれます。もちろん「どこ」というのは、アフィリエイト仲介サービスのことです。ValueCommerceやA8.net、LinkShare、TrafficGateなどです。

(ちなみに、バリュコマなどとつい略して言ってしまうのですが、ふと相手のメモを見たら「バリコバ」と書いてあったことがあり、何でも短縮化してはいけないと反省しました)

多くの企業が仲介サービス(あるいはアフィリエイト・ネットワークともいう)を利用しますが、ひとつにはシステム開発がいらずコミッション支払いなど運用も楽な「ASPサービス」として、もうひとつは既に多くのアフィリエイトサイトが参加している「ネットワーク」としてのふたつの側面があるでしょう。単独で実施するか、ネットワークを利用するかは、次の段落に残しますが、「ASPサービス」として考えた際には、先にどんな内容のプログラムにするのか大枠を決め、そのためにはどのような機能装備がマストなのか、整理しておく必要があります。

【具体的なプログラム計画】

  • プログラムの内容
    • 目標の設定
    • 成果を何にするか?
    • コミッションをいくらにするか?

  • アフィリエイト・プログラム導入
    • ネットワーク?単独?
    • ネットワークの場合、どこを使う?

  • アフィリエイト獲得方法
    • 提携したいアフィリエイトはどんなサイト?
    • アフィリエイトサイトにとっての参加メリットは?
    • アフィリエイト候補リストづくり
    • アフィリエイト勧誘
    • 自社サイトでのアフィリエイト募集

  • アフィリエイト活性化戦略
    • 各種イベント・キャンペーンの実施
    • アフィリエイトへの情報発信&コミュニケーション
    • コミッション段階制の導入

  • 運営体制
    • 通常業務(提携承認、問合せ対応、リンク原稿の差替え等)
    • 情報発信(メールニュース発行、アフィリエイト向けWEB更新等)
    • 不定期業務(イベント・キャンペーンの実施等)
    • レポートのチェックなど
ちょっとまとめきれていないですね。だらだらとしてしまいました。もっとシンプルに考えると、【プログラム内容(条件)】【アフィリエイト】【システム】の3つに検討項目はわけられるかもしれません。

ひとつひとつ見ていくと、大変なことになるので、いくつかピックアップして書きたいと思います。



 成果対象とコミッションの設定

まず成果対象とコミッション、アフィリエイト・プログラムを導入している企業の事例を見てみましょう。

Amazon.co.jp(書籍) 売上金額(適格収益) 3%、5% 10,000円から支払い
(ギフト券の場合は1500円)
e87(フラワーギフト) 売上金額 3% 3000円から支払い
JCB(クレジットカード) 新規入会 3000円 3000円から支払い


アフィリエイトの成果種類は前のページでも書きましたが、クリック数、各種会員登録やキャンペーン応募、資料請求、売上などになります。

システムにもよりますが、どれか一つだけを選ばなくてはいけないということはないので、「クリック1回につき10円、会員登録に至った場合にはさらに300円」など、コミッション条件を二重に設定することもできます。成果の設定は、マーチャントがアフィリエイトに対して「何を求めているのか」のメッセージです。成約することを求めつつ、「ユーザをサイトに誘引してきてくれることも期待する」場合には、クリック数連動のコミッションも設定し、単に会員登録だけがコミッション対象になる場合では積極的になれないサイト運営者にも広く参加してもらうことができます。

また、プログラム導入初期には、いくつかの成果対象を設定し、アフィリエイトサイトに「試してもらう」ことも意味があるかもしれません。それは同時に、マーチャントにとっても「どのくらいのコミッション設定が妥当なのか、ということを知る」ための材料になります。

ただし、クリック保証の場合、単価設定によりますが、成果(登録・購入等)に対するコストが、不確定になる危険性があります。例えば、下記は新規WEB会員の募集をしている場合を仮定してみました。

  • 1クリック10円
  • 1登録あたり200円

サイト インプレッション クリック数 クリック率 登録数 登録率 クリック報酬 登録報酬
サイトA 10,000 20 0.20% 3 15.00% 200 600
サイトB 50,000 300 0.60% 34 11.33% 3,000 6,800
サイトC 100,000 500 0.50% 45 9.00% 5,000 9,000
合計 160,000 820 0.51% 82 10.00% \8.200 \16,400
(計)\24,600

結局、新規登録者82人に対して、コストは24,600円。つまり一人獲得にかかったコストは、300円となります。もちろん、もともとの許容コストが300円/件なら問題ありません。ただし、クリック数を成果対象にする場合には、これまでに展開した広告等からクリック率やコンバージョン率の目安をだし、コストが膨らみすぎないように計算してください。


§コミッション段階制

コミッションを全アフィリエイトに対して一律にする必要もありません。例えばリアルな世界での代理店制度なら、一定期間の売上総額に応じて、代理店コミッションをひきあげていったり、キャッシュバックなどを行います。

アフィリエイト・プログラムでも、一般のアフィリエイトに対して提示するコミッションを「ベースライン」とし、例えば一定期間の成果に応じて、ランク付けし、コミッション率を上乗せすることで、より積極的にアフィリエイトしてもらったり、競合他社のリンクを張ることを防いだりします。この段階制は、クローズドで行われている場合も多いかとは思いますが、全アフィリエイトに対して、ランク付けの基準やそれによって引き上げられるコミッション率を明らかにすることで、インセンティブ・プランとしてアフィリエイト活性化に使うこともできます。


§最低支払金額

いくらから、コミッションを支払うか、というものです。特に個人のアフィリエイトにとっては、コミッション率より重要な要素であることもあります。なにせ、いくら頑張っても、この金額に達しない限りは、収入は0円なのですから。(通常、最低支払い金額に達しない場合は、翌期に繰越されます)

例えば、オンライン書店で比較してみましょう。Amazon.co.jpのプログラム運営規約には、こう書かれています。

該当する暦年四半期中に乙にお支払いする紹介料の額が、ギフト券による支払いとして1,500円以下、あるいは郵便為替による支払いとして10,000円以下の場合には、支払額がこれらの総額に達するか、または本規約が早期に終了する時点までその支払いを保留します。


コミッションで1万円超というのは、結構大きな金額です。「送料無料」など適正収益算出があるので、こう単純ではないですが、仮にすべての成果がコミッション5%に該当しているとみても、約20万円分の書籍が販売されなくてはいけません。
ただ、ギフト券なら1,500円超で支払いになるということで、いっきにハードルは下がります。

また、アフィリエイト100%モデルの日販IPSが運営する「boople.com」では、最低支払金額が3500円です。また、bk1の「bk1ブリーダー・プログラム」は、コミッション3%相当額を、bk1ポイントという自社ポイントで支払います。これは書籍等の購入時に割引に利用できるので、1冊成果があがっただけでも、そのコミッションを無駄にせずに使うことができます。(ここで本を買わない人では意味がないのですが。)


本当は、商材別のコミッション目安までまとめようと思ったのですが、疲れてしまったので、続きはまたにします。





アフィリエイト・プログラムに関する情報がございましたら、ぜひお寄せください。

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