デング熱 (Dengue Fever)
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日本では馴染みのない名前の感染症であるが、アジアや太平洋諸島など熱帯・亜熱帯地域に広く分布するウィルスによって引き起こされる感染症です。マラリアと異なり、デング熱を媒介する蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ)は空き缶などに溜まった水や竹の切り株に溜まった水でも発生するために、都会で流行することも多くなっています。 また、予防接種も、マラリアに対するクロロキンなどの予防薬もないので蚊に刺されないようにすることが唯一の予防法となります。 |
| 感染経路 | デング熱ウィルスを保有している蚊に吸血されることにより感染する。 | |
| 症状 |
3〜15日、通常5〜6日の潜伏期(蚊に刺されてからウィルスが体内で増えるまでの期間)を経て、突然に発熱する。熱は38℃〜40℃程度で5〜7日間持続し、激しい頭痛、関節痛、発疹を伴う。この発疹は風疹と同じように小さい紅斑で、痒みや痛みはない。また、軽い皮下出血が足腿部や手のひらに発熱期の最後や解熱後に現れる。 |
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| 予防法 | 蚊に刺されるのを防ぐ | 防虫スプレーや防虫クリームの使用。露出しない服装を心がける(薄手のものはだめ)。 |
| 発生地域 |
アジアでは、 中国(南部)、台湾、シンガポール、フィリピン、インドネシア、ベトナム、マレーシア、カンボジア、タイ、ラオス、ミャンマー、インド、バングラデシュ、スリランカ、パキスタン北部 |
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デング出血熱
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一般に流行するデング熱の中でも全身の出血症状(眼、口の中、泌尿器、性器などからの出血や皮下出血)を呈する重症の病気に発展する。その原因は特殊な型のデング熱ウィルスによるものなのか、個人差(遺伝的な感受性の有無)によるものなのか、詳細については明らかになっていない。 主な症状は、一般のデング熱と同じであるが、下記の様に異なる点がある。
@ 大人よりも小児に多発する傾向がある。 A 皮下、鼻腔、歯肉などから出血が見られる。 B 死亡率が10%と高く、治療が遅れれば、40〜50%が死亡するといわれている。 C アジア地域に多発し、次いで中南米地域に見られ、その他の地域での発生は稀である。 |
★蚊の出所★
熱帯〜亜熱帯地方の生活では避けて通れない蚊との戦いで勝利するためには、蚊の性質・行動・出所を知ることが大切です。
| ハマダラカ | ヤブカ | イエカ | |
| 媒介する病気 | マラリア | デング熱、黄熱 | 日本脳炎 |
| 人を刺す時間 | 夜間(夕方から夜明け) | 日中(夜明けから日没) | 夜間(夕方から夜明け) |
| 日中屋内での隠れ場 |
壁表面、天井裏、ベッドの下、家具の陰 |
衣服にとまる |
掛けてある衣類など、ぶら下がっているもの |
| 発生場所 |
きれいな水の中 (小川、水田、プール、用水路、井戸) |
小さな水溜り (空缶、空ビン、植木鉢、花瓶) |
汚い水 (下水、どぶ、排水溝) |