プ−ケットの休日

沙羅夫婦のプーケット日記です。

バカバカしさに笑ってやって下さい。



<その1. バイクに乗ろう!>

私の夫がプーケットに行って必ずすることがあります。それは、

「バイクに乗ること」

です。大きい声じゃ言えませんが、

「無免許」

です。そしてそれは、いつしか私達が、毎年、毎回プーケットに行くたびのかかせない行事となってしまったのです、、。

私の夫はバイクがだーいすき!、と、言っても、安全運転で、たいしてパワーのでないホンダドリームで、「歩ッ、ポッ、ポッ、、。」と、走るのが好きなのです。それでも、バイクを手にすると、水を得た魚のようにイキイキとしてしまいます。

プーケットのホテルに着くのが、朝だろうが、夜だろうが、ホテルに着いて彼が最初にやることと言えば、他でもない、

「バイクの確保」

であります。だいたい、いつもハイシーズンに行くので、「バイクの確保」は彼にとって命がけらしいのです。プーケットのレンタルバイクはたぶん、スズキのジープよりも人気が高いでしょう。ここで、バイクに乗っている人たちは、白人男とタイ女のカップルか、白人男とタイ男のゲイのカップルと、だいたい相場は決まっています。その人たちは、ホンダのドリームをバカにするかのように、ひとまわりか、ふたまわり大きいバイクに乗って、「ブロロロロローン」と、地響きのような音をたてて、我々を抜かしてゆくのです。そして、後ろに乗っているタイ女のフレアーのミニスカートが、足の付け根ギリギリの線でハタハタはためいてゆくのです。

昨年の旧正休みもプーケットでした。

そして彼は、バイクの確保にホテルを飛び出してゆくと、1時間程して帰ってきました。すっかり夜の帳がおりていました。

「3件目にしてやっと確保できたよ。危なかったア、もうちょっとで、白人男にラストワンをとられるところだったよ。タッチの差で、ゲットしたゼイ。」

彼は満足そうにそう言った後、「んじゃ、出かけますか?」

完全に水を得た魚になっていました。

プーケットはホンコン同様、「眠らない街」であります。夜のパトンあたりの賑やかな場所もいいけれど、私らお薦めのバイクコースは、健全なる昼間、カタ、カロンビーチから、ビューポイントを通って、プーケットヨットクラブまで行くコースです。

何がいいって、車があまり通っていなくて、風が涼しく、3つのビーチを横目でみながら、ビューポイントを過ぎると、林に入り、体いっぱい森林浴をして、「キ.モ.チ.イ.イー!」と叫ぶことです。 そして、ヨットクラブで、一服なり、ランチを取るなり、オープンエアーのレストランで、食後ボーッとするのです。

ここのビーチの風景もまたよろし。

しかし、昨年から、いや一昨年から、ここ無免許天国のプーケットにも、特に町中では、ヘルメット着用が厳しくなりまして、超潔癖性の夫を悩ましているのであります。

彼は、超潔癖性なので、本気でヘルメット持参を考えました。

「あほらし、海外旅行行くのになんで、あんなかさばるもの持っていかなければならないのよ?それでなくてもあなたの許しがたい潔癖性のせいで、よけいなものたくさんバックに詰め込んで、ただでさえ重いと言うのに、、、ぜーったい!やめてちょうだいよ!」

そんなわけで彼は、大きめのハンカチをまず頭にのっけて、それからレンタルヘルメットをかぶっていますが、それでも、頭のムレタ臭いが許せない、と完全にかぶらず、半分ぐらい浮かしてかぶるから、顎ひもは届かず、(届いたところで、するような男ではない)途中何度もメットを道に落とし、後ろに座っている私が何度もそれを拾いに行かされたのであります。

安全のためにヘルメットをかぶるはずなのに、それを道に落として拾いに行かされる私はとてもデンジャラス。それでも止めない、私達って、そう、ワ.タ.シ.自身もバイクが好きなんですね、きっと、、。



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