[PR]今日のニュースは
「Infoseek モバイル」


シーハーの世界

<その1.コンタクトレンズを買いに>

「シーハ」と言っても、爪楊枝で「シーハ」するのではなく、「トライ」してみることを、「シーハ」と言う。「見てごらん」は「タイハー」である。

私のコンタクトレンズのお話である。

ホンコンやんに連れられて、その人の知っている眼鏡屋に、今流行りの使い捨てコンタクトレンズを買いに行った時のこと。そう、ここはメガネ屋で、コンタクトを買うのです。そこはごくふつうのメガネ屋さん、メガネがショウウインドウにズラーと並んでいて、隅っこの方にキヤノンの検眼機が置いてあった。

が、しかしそのメガネ屋のおじさんは、原始的な方法、つまり片目をそのへんにあった紙で塞いで、

「どうだ、見えるか?」

と聞くのである。左右同じようにして、

「どうだ?」

と聞くので、わたしは、

「見えるよ。」と答える。

が、しかし心のなかは不安でいっぱい。『大丈夫だろうか?こんなところで、コンタクト買って、、。友だちの手前、買わなきゃ悪い気もするけど、今しているメガネと同じ度数のコンタクトをくれようとしている、この、ものぐさとしか思えない、このおやじの店で買ってもよいのだろうか?』

そして、友だちがこのものぐさおやじに何かゴショゴショ耳打ちすると、おやじサンは、

「シーハー。」

と言って、「Chiba Vision」の2週間使い捨てコンタクトをくれた。その場で、「シーハー」してみると、度数があわないのか変な感じだ。左右違う度数なのに同じものをくれるのもおかしい。

「度数があわないよ。」

私はおやじに文句を言うと、

「あんたのは、『散光』(乱視のことか?)が入っているので、散光用の使い捨てコンタクトはないのでこれを『ムサイチン』(タダのことを、『ムサイチン』と言う。)であげるから、『シーハー』してみなさい。」と言うのだった。

タダ?ならいいかな?いや、よくなーい!!

私は運転する身なのだ、こんなあわないコンタクトをして、事故でもあったら取り返しのつかないことになってしまうではないか!

ホンコンのEYE DOCTOR事情はあまり優秀ではない。日本の、その手の職業についている友だちが言っていたことがあるけど、どうやら本当のようだ。こんなんで、ビジネスが成り立っているなんて、ちょっと、ゾッとしませんか?恐いですよ。たまたまこの、ものぐさおやじの店がそうだったのかもしれませんけど、、。

悪いけど、こんな店ではコンタクト買えませんよ。だってそうじゃないの、、。といきがる私だったが、「ムサイチン」の言葉にはどうしても勝てず、度数のあわないコンタクトを、自ら、「シーハー」と言って、貰ってきてしまったのだった。

しかし、やはり、いくら「ムサイチン」でも、こればかりはね、はめていると拷問にちかく、1回きりで、使用時間も1時間が限界でした。

ホンコンでも、タダ程恐いものはないと言うお話でした。




ホームに戻る:
更新のページに戻る:
シーハーの世界 その2.に進む: