PC-9821V166/V200パーフェクトマニュアル
CPU編
| ■AMD K6/K6-2を搭載する |
V166/V200/V233(PCIチップセットが430VXの機種)の特権として、
AMD K6-2が簡単に載せられる点があります。
他の機種では電圧変換/クロック変換ソケットの他に
メルコから発売されていた
MTSA-M1Tをはじめとする特殊な下駄(※下の予備知識参照)が必要でしたが、
V166/V200/V233ではこのような特殊な下駄が必要有りません。
ただし、CPUの動作電圧を安定供給させる電圧変換機能と、
動作クロックを決定する倍率設定機能を持った下駄が必要になります。
PL-Pro/MMX PlusやPL-K6-IIIなど、電圧変換と倍率変換機能が
使える下駄ならばたいていのものは使えますが、の PL-PRO/MMX Ver4.0 がありますが、
流星モデルでは特にCPUソケットの周りのコンデンサーに干渉してしまってしっかりと取り付けることが
出来ない下駄(PL-Pro/MMX Ver4.0など)があるので注意しましょう。
《予備知識》
魔法機能とは・・・
一部機種を除いた大多数のPC-98で、AMD K6シリーズやCyrix MII等のintel社製以外のCPUを使えるようにする為の 特殊機能の俗称です。もう少し突っ込んだ話になると、以下のようになります。 (参考文献:Oh!PC 1999年6月号)
魔法機能其の壱 「A20マスク機能」
マシン起動時に現れるベンダーによるCPUの仕様差を、PC-9821のBIOSで使う前提で埋めてくれる機能です。
A20マスクとは、リアルモード実行時、Pentiumに8086と同じ動作を行わせるのが主たる目的だった機能で、Pentium自体がこの機能を標準搭載しています。 8086はその仕様上、1Mバイトまでのメモリ空間しか持てず、より多くのメモリ空間を利用することの出来る今日のCPUとは動作/仕様共に異なっています。 そこでA20をマスクする事によって、外部へのメモリアクセスを強制的に1Mバイトまでに規制する事が可能になる。 結果として、Pentiumでも8086と同様に古いプログラムが正常に動作するようになります。
ところが、PC-9821のBIOSでA20マスクをそのまま働かせると、CyrixやAMDのCPUが動作せず、結果としてマシン自体が起動しなくなります。 この問題は、CyrixのCPUである「6x86」が登場した頃に明らかになりました。そこでメルコがその問題を解決すべく、6x86用下駄として 「MTSA-M1T」に「魔法機能」を付けて発売しました。
メルコの魔法下駄では、リセット後に一定時間A20マスクを無効化させておくことによって問題を回避しています。魔法機能其の弐 「PCIメモリアクセス機能」
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魔法機能其の参 「I/Oリカバリ機能」
高速なメモリと異なり、I/Oアクセスは低速な物も存在します。このため、 I/Oポートによってはアクセスしてから(あるいは結果待ち)に一定以上の時間が必要となります。 PC-98ではこの為に時間待ち専用ポートを装備しています。
高速なCPUに換装すると、起動時にBIOS設定画面(HELP + リセットor電源ON)に入れなくなるというトラブルが発生する事があります。 (元来、高速なCPUを使用することを前提にしていないBIOSなので仕方が無い事なのですが・・・。 恐らくキーボード待ちのチェックが正しく行われなくなるようです)
メルコ製下駄はリセット後の一定時間、特定のI/Oアクセスに一定のウエイトを掛けることによってこの問題に対応しています。
魔法機能其の四 「2次キャッシュ魔法」
K6-IIIなど、CPUに2次キャッシュがあると、マザーボードにあるキャッシュが 3次キャッシュとして使用されるのですが、CPUの2次キャッシュとマザーボードの3次キャッシュが 干渉(詳細求む!)して起動不能に陥ります。この問題を回避するために搭載されているのが 2次キャッシュ魔法(詳細求む!)です。
FAQ:「システムセットアップメニューが出ない!」
HELPキーを押しながら電源オンをすると、通常システムセットアップメニューが出ます。が、CPUをK6シリーズなどに換装すると、
この操作ではシステムセットアップメニューが出ないことがあります。
その場合、大抵はHELP+ENTER(RETURN)キーを押しながら電源オンで出てきますが、それでも出ない場合、
HELPと、ENTERと、テンキー周りの「-」「/」「*」「+」などの濃い色のキーを幾つか押しながら電源を入れると出て来るようになります。
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| ■AMD K6-IIIを搭載する |
《気になりますよね》
まずはいきなり結論から・・・
V166/V200/V233でAMDK6-IIIはきちんと動きます!
但し、K6-IIIはK6-2と比べ、幾つかの条件を満たさねばなりません。
《これだけは揃えて下さい》
必ず必要なモノ
1.AMD K6-III
2.メルコ製CPUアクセラレーターHK6-MDxxx-Nx or HK6-MSxxx-Nxシリーズ)の下駄部分 (I・O DATAも一部のものは可。ただし下駄単体での販売は一切していないようです)
3.電圧/倍率変換下駄(PL-PROシリーズ等) ※但し、HK6-MDxxx-Nxシリーズを改造する場合は必要ありません。対応電圧内の下駄ならこれは不要です)2.の補足
使える下駄は、HK6-MD-N下駄のうち最終型・・・XILINXのチップが使われている下駄です。(ただし一部マザーでは物理的に干渉するため余りお勧めしません)
HK6-MD(MS)-N2下駄
HK6-MD-N3下駄(N3&N4編を参照してください。)
HK6-MD(MS)-N4下駄(同上)
HK6-MS(MS)-NV4下駄(同上)
PK-K6HX400下駄
PK-K6H(X)400/98下駄の後期型・・・10連のディップスイッチの付いているものらしいです。になります。
コラム:「K6-IIIと魔法下駄(N2&N3&N4&NV4)」
メルコ製CPUアクセラレーター(HK6シリーズ)の下駄部分はK6-IIIの動作には必ず必要となります。
ですが、V166/V200/V233は魔法機能は必要ありません。
結論を言うと、HK6シリーズの電源供給部とキャッシュ周りの制御機能が必要なのです。
余談となりますが、L2キャッシュを搭載した他機種(Xa、Xv等)では、L2キャッシュを外せば問題なく起動します。
V166/V200/V233ではM/B直付けのL2キャッシュが安定動作を妨げる原因(HK6シリーズの下駄部分が必要になる原因)となっているようです。
コラム:「下駄重ねの相性」
下駄を重ねる場合、重ねる下駄との相性というものもあります。特にPL-K6-III(/98)下駄は成績が悪く、「重ねると起動しない」
と言った症状が多いです。また、下駄を重ねることにより、スピードダウン(クロックではなく、ベンチマーク数値の悪化等の症状として現れる)
などの症状が出ることも。
《自称改造マニア&出費が嵩むと困る人向け》
下駄の改造
下駄を改造してしまえば、電圧変換用の下駄は必要なくなります。つまり、余計な出費を省ける訳です。 スペース的にもお得な改造だと思います。
メルコ下駄改造の際は 下駄解析改造センター さんを参照してください。
《自称改造マニア&出費が嵩むと困る人向けPart2》
マザーボード改造によるL2カットマザーボードを改造してしまえば、「魔法」などの特殊な下駄がなくてもK6-III系CPUを載せることが出来ます。
当PMマザーボード編に詳しく記載されています。
《安定して使うために・・・》
その他の注意点K6-III特有の注意点として、CPUの冷却と電源容量の確保だけはしっかりと行って下さい。
オーバークロックに挑む場合、K6-IIIでは特にVRMに負荷がかかるため、VRM容量増強などの改造をした方がよいでしょう。
コラム:「CPU性能とクロック、どっちを取ればいいの?」
CPU性能が同じなら、当然クロックが高い方が性能は上ですが、たとえばK6-2/533MHzとK6-III/400MHz、
K6-2/400MHzとK6-III/333MHz、どっちを選んだ方がいいの?という問いには。
用途にもよるのですが、全般的な性能・体感は、CPU性能の方を重視してください。上の例では、いずれもK6-IIIの方が
はっきりと体感できるほど「速い」と感じられるでしょう。
2次キャッシュがCPUに載っていないK6-2などでは、マザーボードに載っている66MHzの2次キャッシュしか使えませんが、
K6-IIIではCPUと同じ速度の2次キャッシュになるので、このような差が出ます。
2次キャッシュは偉大だと言うことですね。
《L3はいらない!?》
L3をソフトウェアでカットするにはK6-IIIなど、CPUに2次キャッシュ(L2)があると、マザーボード上のL2はL3として使われます。
ただこのL3、CPU上のL2が速すぎるために、あってもあまり意味がないばかりか、処理の分、場面によっては 遅くなることもあります。
「起動できない対策」にはなりませんが、このジャマなL3をカットしてしまうソフトウェアを まりもさんが作成されました。
まりもさんのサイトのVXL2Coffと言うソフトウェアで実現できます。
ただしこのソフト、VXレジスタによるSDRAM TURBO MODEと同時に設定してあるため、オールDIMM化環境専用となっています。
| ■AMD K6シリーズの大まかな取り付け手順 |
以下はV166/V200/V233全ての機種に当てはまる方法です。比較的トラブルに遭遇することなく取り付けることが出来ます。 改造が初めてな方や、器用さに自信の無い方はこの方法で行った方が良いでしょう。
少しでも不安を感じたら、メーカー製のCPUアクセラレーターを使用することを強くおすすめします。1.体に溜まった静電気を放出するため、身近な金属物(ドアノブ等)に触れて下さい
静電気の電圧は数万Vと言われています。これだけの電圧がCPUや下駄に掛かると、CPUや下駄は一瞬にして破損します。 静電気は半導体の大敵です。くれぐれも注意をしてください。 (人間が静電気に感電しても「痛い」 としか感じないのは、静電気の電流が微弱なためです)
2.ルーフカバーを外し、CPUを外せる状態まで本体を分解する
まず、本体の電源を落とし、コンセントを抜きます。後面に接続されているケーブル類を外して下さい。 (作業が行いやすいように出来るだけ広い場所へ移動されることをお奨めします)
ルーフカバーを外すため、左右両脇と後面にあるネジを外します。 ルーフカバーを一旦奥へ押し出してから上に引き上げると、ルーフカバーが外れます。
V166/V200/V233のCPUはHDDの下に位置しています。交換作業の邪魔になるHDDを一時的に外してしまいましょう。 前後2ヶ所の取り付けネジを緩めてから取り付け金具ごと横にスライドします。 (この時取り付けネジを外してしまうと、取り付けに苦労するのでお奨めできません)
それから上に引き上げるとHDDが外せます。取り外したハードディスクの取り扱いにはくれぐれも注意して下さい。3.下駄の設定を行います
使用するCPUに対応した動作電圧と動作クロックを設定します。 倍率設定(動作クロック)の設定間違いをした場合は動作しないだけで済む場合もありますが、 電圧設定の設定間違いは即CPUの破壊につながります。設定は良く確認してください。
※初期不良の確認をするため、最初は規定クロックと規定電圧で動作させることを強くおすすめします。 また、ベースクロックを66MHz以外にしている場合は安全確保のためにベースクロックを66MHzに戻して下さい。4.CPUを下駄に装着します
CPUには必ず角が削られた箇所が存在します。同様に下駄にあるCPUの足の入る穴のパターンにも、 角が無い部分が存在します。その角の無い部分同士を合わせるようにして装着して下さい。 このとき、CPUのピンに触れないようにCPUの真横を持って装着するようにして下さい。
CPUが下駄にうまく収まったら、下駄やCPUの購入時に刺さっていた導電スポンジを下駄の下に敷き、 上からゆっくりと体重をかけるようにしてCPUを押し込んで行って下さい。
(CPUと下駄の隙間は少ない方が望ましいとされています。隙間が空きすぎているとCPUが動作しません。 但し、今後CPUを取り外す機会があるかもしれませんので、1mm程度の隙間を空けておくと良いでしょう)
くれぐれもピンを曲げたり折ったりしないように細心の注意を払って作業を行って下さい。 (下駄によっては先に冷却用のファンを取り付ける場合があります)5.本体に装着します
元から付いていたCPUを外します。CPUソケットの側面に付いているレバーを引き起こすと、 CPUが外れるようになっています。下駄を本体のCPUソケットに装着します。レバーを倒せば固定されるはずです。 くれぐれも装着時にピンを曲げないように注意して下さい。
その後、下駄へ電源を供給する為、電源ケーブルに接続して下さい。この時、 絶対にHDDとは並列に(HDDから分岐)繋がないで下さい。 下駄のレギュレーター部分の発するノイズによってHDDの性能が落ち込みます。 それと同時にCPUへの電源供給も安定しなくなり、動作不安定になる可能性があります。6.元通りに組み立てましょう
開けっ放しで使う人も居ないでしょうから、筐体のルーフカバーを閉めておきましょう。 異物が入り込んだりして思わぬトラブルの原因となります。メーカー製マシンは筐体内部の空気の流れなどを計算して設計されているため、 カバーを開けておいた方が冷却されるという考えは基本的に通用しません。むしろ閉めておいた方が良い場合もあります。 中の空気をかき混ぜるファンを付けるなどするとより効果的でしょう。
《あまのじゃく》
下駄を使わずにK6-2を搭載する方法(タワー型限定)下駄を使わずにK6-2を搭載する方法を紹介します。但し、この方法は非常に危険なので、 これから述べるメリットとデメリットを秤に掛けて、とことん悩んで下さい。
メリット
- 下駄を使わないので、CPUクーラーが簡単に付けられる
デメリット
- マシンを破壊するおそれがある
- メーカー(NEC)の保証が受けられなくなる
K6-2を載せるには、VRMを改造し、適切な電圧とクロックになるようにする必要があります。
ただ取り付けただけではK6シリーズの性能は最大限発揮できません。
以下の方法に従って、キャシュコントロールプログラムを導入して下さい。
《より快適に使う為に・・・》
キャッシュコントロールプログラムについて・・・AMD K6シリーズはライトアロケーション機能を有効にする事で最大限のパフォーマンスを得る事が出来ます。 V166/V200/V233はMSR(Model Specific Register)に対応していない為、これをソフトウェアのレベルで改善する事が必要になります。
1.K6.sysを使う
K6ライトアロケーション未対応BIOSの為の代表的なドライバの一つです。
堀口氏によるフリーウェアであり、
http://member.nifty.ne.jp/Horiguchi/tools/toolsmain.htm
でダウンロードできます。(99/2月初旬現在) その特徴としては、1.コンベンショナルメモリの消費が無い
2.新コアK6-2対応となっています。
肝心の組み込み方ですが、一般のデバイスドライバとして使用出来るため、config.sysにDEVICE=\(パス)\K6.SYS [option]
という形式で書き込みます。オプションは添付の K6.txt を参照にして下さい。 とりあえず試す場合は
DEVICE=\(パス)\K6.SYS /WA=xxx /W15E
でご使用下さい。「xxx」はメモリ容量です。(例:64MでWA=64) 注意すべき点は、config.sys内への書き込みです。登録場所は、HIMEM.SYS の後、 EMM386.EXE などの仮想メモリドライバーの先にしてください。 但し、結果論としてはベンチマークに差がさほど見られない上に体感上も変わりません。 また、付属の K6chk.sys を使うとフリーズする場合があるので気をつけたほうがいいでしょう。
2.K6msr.exeを使う
Softhouse333氏によるフリーウェアであり、K6.sysと基本開発コンセプトは同じ(だと思われます)。 K6.sysよりも効果は大きいようです。
これもK6.sysと同様、デバイスドライバなので、DEVICE=\(パス)\k6msr.exe [option]
の様に組み込んで下さい。これはコマンドとしても使用可能です。 これもK6.sysと共通する事ですが、どちらの使用方法も仮想86モードで動かない為に リアルモード下で実行する必要が有ります。 つまり、config.sysに書き込んで常用する場合は最初のドライバとして、 HIMEM.SYSよりも先に書き込んで下さい。
OPTIONは以下のようにして組み込みます。DEVICE=K6MSR.EXE -F -V -DPE -WC 2400 FC00 -WO BEST
↑これはほんの一例としてVoodoo Banshee(GA-VDB16/PCI)用の設定です。(ドライバ1.30以降は不要) 他にもありますが、リソースの設定も含まれるので各自の環境に合わせて下さい。K6msr.exeの利点は大きくあります。DOS、Windows 95/98で完動します。 そして何よりも、「PC-98での動作保証が取れている」という事です。 作者の方はPC-9821Xaでテストされたそうですが、V166/V200/V233の場合もOKです。 (ベンチマーク、起動時のメッセージ、体感上共に) オプションが豊富な事も嬉しい点です。 また、Voodoo Bansheeの性能が若干向上するようです。(HDBENCH上で矩形、円、TEXTが向上)
3.Write Allocate Monitor II を使う (オススメ!!)
唯一コマンドラインからの入力ソフトでは無いので、Windows NT/2000を使う人にとっては重宝するでしょう。
もちろんWindows 95/98/98SEでも使えます。
http://member.nifty.ne.jp/Horiguchi/tools/toolsmain.htm
からダウンロードが出来ます。
これはGUIでの操作が可能なので、直感的に操作/設定する事が出来ます。 また、K6-IIIの内部L2キャッシュの制御までもが可能です。
4.K6wawcを使う(オススメ!!)
まりもさん製作の、ライトアロケート・ライトコンバイン自動設定・ PCIレジスタ操作によるSIMMメモリアクセス高速化・と言う設定を一緒にできるソフトです。 (Win95/98専用)使い方はK6msr.exeとほぼ同様です。
現在このソフトウェアは公開されていないようです。
CPUを取り替えることによって、色々と面倒な事も起こってきます。
ですが、案ずることはありません。きちんとした対処をすれば問題は何も無いのですから。
《問題回避1》
CPU換装後に発生する問題K6シリーズを搭載することによってWindows 95が正常に起動しなくなることがありますが、起動ロゴのカットや、 パッチプログラムを適用することによって問題を回避できるようになります。 (後述参照)
CPUが変更されると、インストールや起動が出来なくなるソフトウェアが存在します。(バーチャロンが有名)
これはプログラムがCPUの返すCPU自身の名前や種類をチェックする為です。これを回避するには、 各ソフトウェアメーカーが公開している修正(パッチ)プログラムを入手して実行すればOKです。 詳しくは各ソフトウェアメーカーに問い合わせて下さい。CPUを換装することで、HELPを押しながら電源オンでの「システムセットアップメニュー」 が出なくなることがあります。
この場合、HELPの他にENTERキーを押しながら電源を入れると出てくるようになります。 それでもダメな場合、テンキー周りの濃い色のキー(−や/や*や+や=など)も一緒に押してあげると 出てくるようになります。ベースクロックアップなどをしていると それでも割り込みが間に合わない場合もあるようですが。まれにですが、標準のCPUだと起動するのに、CPUを換装すると起動しなくなる、 と言うことがあります。
CPUか下駄の不良を疑いたくなりますが、 標準のMMX-Pentiumにして、ESC+HELP+9を押しながら電源オンで直ることがあります。
原因は不明ですが、システム関係で何らかの不具合が顕在化しかかっている、と言う感じでしょうか。
CPUを換装したままだとこの操作をしても直らないことがありますので、 必ずデフォルトのCPUで行いましょう。
《問題回避2》
Windows 95を正常に起動させるには・・・K6シリーズを搭載することによってWindows 95が正常に起動しなくなることがありますが、 起動ロゴのカットやパッチプログラムを適用することによって問題を回避できるようになります。
1.起動ロゴをカットする
Windows 95を使用している場合、起動ロゴを表示していると起動が途中で止まってしまう事があります。 起動ロゴを表示しないことによってこの問題は回避できます。窓の手などのツールを使うか、MSDOS.SYSを直接書き換えてください。
MSDOS.SYSの書き換え方
MSDOS.SYSは隠しファイルなので、全てのファイルが見える状態にしておかないといけません。 どのウィンドウからでも良いので、ツールバーから 表示>フォルダオプション を選びます。 続いて 表示 タブに移り、ファイルの表示>全てのファイルを表示する を選んで下さい。これで隠しファイルも表示されるようになります。 続いて、MSDOS.SYSを書き換えます。失敗したときのことを考えて、あらかじめバックアップを取っておきましょう。
;xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxq
;xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxr
;xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxs
BootMulti=1
BootDelay=0
Logo=0
BootMenu=0
DblSpace=0
DrvSpace=0上の枠はMSDOS.SYSの終端付近の例です。赤く色の付いた部分が起動ロゴの表示/非表示を切り替えるところです。
表示はLogo=1、非表示はLogo=0にしてください。
2.アップデートモジュールを使用する
K6-III、又は350MHz以上のK6-2を搭載した場合、Windows95が正常に起動できなくなる問題が発生ます。 この問題を解決するPC-9800シリーズ用のアップデートモジュールがされました。 このモジュールを使用することによって問題を回避することが出来ます。
http://www.microsoft.com/japan/win95/modules/pc98.htm
からダウンロードできます。また、Microsoftからも正式な修正モジュールも出ています。
※Windows98ではこのモジュールは必要ありません。 絶対に実行する事の無いように気を付けて下さい。(起動不能に陥ります)
注1:)全ての作業は、体に溜まった静電気を逃がしてから行って下さい
注2:)過度のクロックアップはCPU破壊の原因となります
注3:)放熱対策はしっかりと施しましょう
注4:)下駄の供給電流をHDDから分岐させると、下駄のレギュレーター部のスイッチングノイズの影響によってHDDの速度が極端に落ち込む場合があります (また、HDDが作動すると下駄への供給電圧が下がり、CPUの動作までもが不安定になります)
注5:)システムセットアップメニューは HELP+Enter で入るようにして下さい
注6:)魔法機能付きの下駄はトラブルの原因になるので使用しないで下さい
注7:)K6-2の性能を最大限に発揮するのなら、キャッシュコントロールソフトを導入して下さい
コラム:「MTSA-M1T」
本来はCyrix社のPentium互換CPUである6x86MXを搭載する際に必ず必要となる少し(?)特殊な下駄。
6x86MXをクロック変換ソケットに差して電圧を調整しただけでは、画面がグチャグチャに描画されてしまって全く使いものになりません。
それを防ぐ役目をするのがMTAS-M1Tなのです。(CPU内部のキャッシュ制御方式の差を埋める役目があるらしいです)
また、AMD K6/K6-2の搭載にも必要となる事はパワーユーザーの間では周知の事実ですが、初めは単なる噂でしかありませんでした。
しかもこのMTSA-M1T、現在は生産中止となっており入手が非常に困難です。
コラム:「V166/V200/V233で使用可能な下駄」
PL-PRO/MMX以外にも「MULTIMEDIA CPU UPGRADE KIT(通称MCUK)」と呼ばれる下駄が存在します。
MCUKの最新版である「P55C-K6-R1」は、V166/V200/V233には不要な機能を付加した製品であるため、
V166/V200/V233に装着する際には価格面から見てもK6-2に正式対応した「P55C-K6-S1 2.2V版」 がベターでしょう。
このページで詳しく紹介しなかった理由としては、「使用しているユーザーが少ない」、
「専用CPUクーラーの入手に若干難有り」な2点からです。
コラム:「AMD K6シリーズのライトアロケート機能」
AMD K6シリーズにはライトアロケート機能と呼ばれる機能が搭載されています。
ライトアロケートとは1次キャッシュのライトミスが起こったときにキャッシュラインを埋める機能のことです。
これによってCPU本来の性能が発揮されるようになります。
また、ライトアロケートはパソコン本体のBIOSがライトアロケートをサポートしていないと機能させることが出来ません。
PC-98シリーズのBIOSはライトアロケート機能には非対応なので、これをソフトウェアで補ってやる必要があります。
そのため別途キャッシュコントロールプログラムが必要になります。
コラム:「新コア搭載AMD K6-2以降(K6-III,K6-2+,K6-IIIE+含む)の倍率設定」
98年11月以降に発売された新コア搭載K6-2(パッケージに「26351」以降の数字の表記のあるもの)
は、最大で6倍までの倍率設定が可能になっています。ですが、倍率設定が特殊で、2倍設定が6倍設定となっています。
これによって、6倍設定を持っていない下駄でも高クロックでの使用が可能になります。
V166/V200/V233はベースクロックが66MHzなので、最大で400MHzの動作が可能となっています。
これ以上を狙うには、ベースクロックをアップさせるかN3下駄等を使う必要があります。N3下駄等については
こちらをご覧下さい。
| ■メーカー製CPUアクセラレーターを使用する |
上記で紹介してきた方法は、「メーカー保証」という言葉とは全く無縁な方法ばかりです。 あくまでも「自己責任」 において実行して貰いたい方法でした。 しかし、メーカー製の「CPUアクセラレーター」を使ってパワーアップを図ってやると、 もれなくメーカー独自の「保証」 が付いてきます。 つまり、その製品を使用して何らかの不都合が発生した場合でもサポートが受けられるのです。 その分価格に跳ね返ってきますが、「価格より信頼」を大事にする人におすすめです。 キャッシュコントロールプログラムやCPUクーラー等の必要な物が1パッケージになっているので、 他にそろえる物が無いのも大きな魅力と言えるでしょう。最近ではV166/V200/V233対応のCPUアクセラレーターが発売されました。
V166/V200/V233での動作が保証されているサードパーティー製CPUアクセラレーター
| 搭載CPU | 株式会社メルコ | I/Oデータ機器 |
| AMD K6-2 300MHz AMD K6-2 333MHz AMD K6-2 380MHz AMD K6-2 400MHz AMD K6-III 400MHz AMD K6-III 450MHz |
HK6-MD300-N2 HK6-MD333-N2 HK6-MD366-N2 HK6-MD400-N2 HK6-MS400-N2 HK6-MS466-N4(V166S,V200Sのみ) |
- - - PK-K6H400/98 PK-K6HX400(PK-K6HX400/98は不可) - |
注1:)無用なトラブルを防ぐために、必ずV166/V200/V233対応の製品を購入して下さい
コラム:「CPUアクセラレーターとODPの違い」
巷ではCPUアクセラレーターの事を「**社のK6/K6-2搭載ODP」と言う人が居ますが、これは正確には間違いです。
ODPとは「Over Drive Processer」 の略語で米国intel社の登録商標です。
I/Oデータ機器やメルコの類似(?)製品をODPと呼ぶと、鋭いツッコミ(指摘)を食らうことがあるので気を付けましょう。
| ■お手軽クロックアップで一気にV200化!!(V166のみ) |
流星、青札を問わず、デスクトップ型のV166とV200は同じマザーボードを使用しています。 刺さっているCPUと倍率設定用ジャンパの位置が違うだけになっているので、倍率設定ジャンパをV200と同じにしてやる事によって V166がV200相当に生まれ変わります。幸いV166に搭載されているMMX Pentium166MHzはクロックアップ耐性が高いらしく、 いとも簡単に200MHzで動作してくれます。
倍率設定ジャンパはここにあります |
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写真の上が背面側で、下が正面側です。 この写真では撮影用にCPUやメモリなどは外してありますが、実際には外す必要はありません。 作業を行うには、まず本体のケースを開け、HDDを外す事から始めないといけません。(K6/K6-2の取り付け手順の項を参照) 流星、青札ともにジャンパの位置は同じです。 |
流星と青札共にジャンパの位置は同じですが、設定方法は異なります
| 流星モデル (写真の上がメモリ側、下がCPU側となっています) |
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青札モデル |
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注1:)CPUのクロックアップはCPUの寿命を著しく縮めてしまうので覚悟が必要
注2:)放熱対策を施すことを忘れないで下さい
注3:)2.5倍、3.0倍以外の倍率設定は、下駄が必要になります
コラム:「MMX-Pentium 233MHzでなくても233MHz動作するMMX Pentium」
MMX Pentiumは233MHz動作(3.5倍設定を持つ)をするロットがまれに存在しています。
これが出来るか出来ないかはCPUのロットナンバーで知ることが出来ます。
ロットナンバーはCPUの腹側(マザーボード側)に記されています。
また、3.5倍設定を行う場合は倍率設定が少し特殊で、1.5倍で3.5倍の代わりをさせています。
V166/V200/V233で1.5倍設定を行うには、別途倍率設定用の下駄が必要になります。
PC-9821V166/V200パーフェクトマニュアル - CPU編
執筆:しぶや@自宅 加筆:hige たーぼ 編集:しぶや@自宅 たーぼ
写真提供:Trout、おやじ!96M、KH (順不同、敬称略)
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