Lesson1では、何気にこういう式をつかっていましたよね。
電力(P)=電圧(V)×電流(I)
ところがこれは、乾電池とかの場合であって、
普段家庭や事業所で使っている電気(送電線で発電所から送られてくるもの)の
式ではありません。
普段使っている電気は、交流といいまして、
電圧・電流ともに、行ったりきたり、強さと向きが規則正しく変化しております。(注1)
そんでもってさらに、交流の場合、電圧の波と電流の波がずれていたりします。
このずれのことを位相差と言います。
なんのこっちゃ?ですかね。
しからば、人のサイトから図をもってきて説明してもらいます。
オシロスコープでみると、こういう正弦波になっているそうです。
(http://www.shodensya.com/knowledge_bank/04_denryoku.htmより)
Iが電流、Vが電圧です。この図の2つの波は どっちがどっちだかわかりません。
というか、どっちでもいいんです。場合によって、ずれは違いますから。
電流が最大のときに電圧が最大ではなく、
電圧が最大のときには電流が最大ではないということになります。
ですから、電力=電流×電圧 という簡単な式にならないのですね。(注2)
電圧でもって、この位相差を考慮した電力のことを実効電力といい、次の算式で表されます。
電力(P)=電圧(V)×電流(I)×力率
この力率が低い、つまり電圧と電流の位相差が大きいと、その分無効電力が増えます。
この無効電力を少なくする、つまり力率を改善する機器が、コンデンサーであり、
私が相談していたもう一人の電気技術者の方は、
節電になる装置といえば、コンデンサーだけだと言っておりました。