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省電王の仲間たちにおける定義


節電器(節電機)による節電という言葉

「この節電器を取り付けると、節電になりますよ」
こう聞かれたとき、皆様はどのように思われますでしょうか?

機能や利便性が全く変わらないが、電気使用量が認識できる程度に減る

こう思われるのではないでしょうか。

認識できる電気量というのも、あいまいではあるのですが、
100kWhのうち、1kWhが減っても、
計測誤差の範囲かもしれませんし、
ありがたみもなにもないでしょうから、
10%をボーダーラインとします。

従って、この「省電王の仲間たち」においては、

節電効果がある
      = 機能や利便性が全く変わらないが、
        電気使用量(電力量)が10%以上減ること
    といたします。

ただし例外として、
照明が暗くなる等の不都合を承知していた場合も節電効果がある  といたします。


節電器(節電機)の定義

上の定義から出発し

節電器(節電機)
    = 取り付けるだけで、機能や利便性が全く変わらないが、
       電気使用量が10%以上減る機器
                          といたします。

また、全く効果のないものは、

偽節電器(偽節電機)
    = 節電器(節電機)に見せかけながら、
      実際には、全く節電機能がない機器    とします。

過去の節電器詐欺事件のうちいくつかは、この偽節電器にあたるものかもしれません。
(e-CLEANは説明がとんでもっぽいので、偽節電器の可能性あり)

では、省電王のように電圧を下げるもの、
あるいは電圧を調整するもの等のように
全くのでたらめ、嘘機器ではなく、
理屈をこねくり回せば、
ごくごく例外的に
節電でないとは言えないという結果になるかもしれない、
というものを どう呼びましょうか。

ここでは、「似非」という言葉を使い、
似非節電器(似非節電機)と言い表すことにします。

似非節電器(似非節電機)
 = 節電器(節電機)を装いながら、
   実際には節電効果が
   極めて僅かであると考えられたり、
   節電根拠や説明、
   節電率等が不明確である機器。
   ただし、不都合
   ・節電効果がわずかである
   ・
電気機器の機能や利便性が劣る
   ということを明示しているものは除く
                       といたします。

私が判断できるのは、
電圧調整を節電器としている機器(単巻変圧器)のみ、
(エコマークを取り消された「省電力のための負荷安定装置」とほぼ同一) になります。

(その他についてはこちらを参照)

注: 電圧を下げても、節電にはなりません。
参考/電気の基礎知識
(単巻変圧器の)省エネ効果について

この「省電王の仲間たち」にて、似非節電器として分類されるものは、
電圧を下げる機器になりますが、
これらには、いくつかの種類があるようです。
(いずれもパンフやWebサイトの説明から分類)

省電王タイプ・・・電圧を一律に下げるもの。
          電圧の低い地域や低い時間帯では、電圧が下がりすぎ、
          電気機器に障害がでる怖れもある。

エコリスタタイプ・・・適正電圧に変更するもの
          電圧が下がりすぎる危険性はないが、
          電圧が低い地域や時間帯では
          電圧を下げると節電になるという論法から見ると
          反対に増電となる。

平成8年以前のエポック21のバックアップ付タイプ(年代は推測)
        ・・・供給電圧が高いときのみ、適正電圧に下げるもの
          電圧が下がりすぎる危険性はないが
          電圧が低い地域や時間帯で、適正な電圧を供給することもない。

 

これら似非節電器に分類した変圧器や電圧調整器でも、
別の方法によって節電効果が存在する可能性はあります。

しかしながら、複合的でわかりにくい説明になっています。
その場合、節電効果のない電圧調整による節電という説明は、
混乱を招くだけですので、いっさい排除し、
その他の部分の節電率や仕組みの説明を
わかりやすく するべきだと考えます。

このあいまいさ、わかりにくさは
2000年にこの種類の機器が、エコマークを取り消された原因にもなっております。

参考 / 「省電力のための負荷安定装置」のエコマーク取り消しについて

ただし、このような、変圧器や電圧調整器であっても
以下の説明を行っている場合は
きちんとした対応をしていると評価し、
似非節電器には分類いたしません。

 ● モーター(誘導負荷)使用の一般の電化製品には効果がない。
    むしろ、電流が多くなりすぎ、発火の危険性も増す。
 ● ヒーター等の熱源では、時間がかかり、結局同じ電気使用量になる。
 ● 白熱灯およびインバータなしの蛍光灯では暗くなる。
 ● ファン(扇風機やインバータなしのエアコン等)では、仕事量(風力)が落ちる。

そのほかの不都合については、こちらをご覧ください。
(単巻変圧器の)省エネ効果について

文責/あんね 2005-07-07

環境省推進の電圧調整装置(もしくは電圧調整器)

 環境省が、「省エネになる」「CO2の排出削減に役立つ」としている機器は、電圧調整装置や電圧調整器という言葉を使われておりますが、電気量が削減され省エネになるという目的から考えて全く似非節電器と同じと分類します。
 従って、このサイトでの似非節電器という言葉は、そのまま環境省推進の電圧調整装置(もしくは電圧調整器)と読み替えられて理解されても差し支えありません。
 ゆめゆめ、電圧調整装置は省エネになって、CO2削減効果がある、環境にやさしい機器と信じられませんように。

 尚、本来の電圧調整装置(電圧調整器)は怪しいものではありません。(こちら参照)
 電圧調整する機器に対し、「省エネ・環境にやさしい・二酸化炭素抑制」というものを期待するのが間違っているのです。

2006-09-11(2006-09-13推敲)


その他の節電器

その他のタイプの節電器に関しては、知識がありませんが
経験則から、下記のタイプは気をつけたほうがよいと思います。

1 取り付けるだけで節電
   (反射板のように原理が簡単にわかるものは別)

2 節電金額計算根拠が、あいまい

  全体の何パーセント削減と断言しているのは、
  誇大広告とみてほぼ間違いなし。

  また、使用中に「○○円節約」と表示されるものも、
  計算途中に「仮定・想定」が入っていることもあるので、
  盲目的に信用しない。

3 公共施設に入っていることをやたら売りにする。
  (悪質商法・悪徳商法の常套手段)

4 うまいこと、メリットしか言わない。

どれも、取り付け前に節電効果を自分の手で計算して、考察してください。
自分で考察できない人は、購入を止めましょう。

それでもどうしても購入したい人は、
販売店以外の専門家にも相談してください。

2004-04-04
2005-07-07最終加筆訂正


備考/200V→100Vの小型変圧器 ・・・詳細説明はこちら

電気料金が安くなるとする変圧器には、
小規模な店舗や工場に供給されている200Vの電圧(低圧電力)を
100Vに変圧するものがあります。

これらは、地球環境を守るための節電にはなりませんが
確かに電気料金は安くすることができます。

(200Vの電力の単価のほうが、100V電力より安いため)

ただし、電力会社との契約違反になるようですので、ご注意ください。

(アイディックの前身のトップもこれを売っていました。また、
 偽節電器の京奈和利販も取り扱っていたことがあるようです。 )

2005-07-07