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省電王進化論6

アイディック隆盛期2

STOP! CO2
この掛け声の下に
省電王なる変圧器を売っていた
アイディックだが、
果たして自社社屋や営業所に
省電王を取り付けていただろうか?

答えは当然、NO である。
ネットの掲示板上での話であるが、
「営業所に取り付けて効果を確認しようと
 提案したが即座に、
 下がるわけないだろと言われた」というものや
「営業マンが自宅に省電王を取り付けたいと
 言っても、取り付けない。
 効果がないのがわかって洗脳が解けるから」
  というものがあった。

アイディックは、

●社員に対する理不尽な詰め
 (社員研修や毎朝のコーラスライン)
●暴力的な指導
 (社長が社員を殴ったり蹴ったりしていたとか)
●絶え間なくかかってくる顧客からのクレーム

等のためだろう、
社員の定着率はかなり悪かったようで、
求人誌等で絶えず
従業員を募集する必要があった。

広告宣伝費が5千万円なのに対し、
従業員募集費は実にその4倍強の
2億1千万円にも達しているのである。


アイディック本社2階と7階
photo:拙電器
「アイディック戦士の休息の場所
(但し省電王は付いてない)」

拙電器談


KS60Aの中身
大きさは30センチ四方の正方形
奥行きが12センチ。

川上(@熊本)さん提供
写真は結線をはずしてあるため、
完全な状態ではない。

ところで、パンフレットに載っている省電王は、
VTシリーズ(タムラ製)であるが、
遅くとも1999年(平成11年)頃には、
100V用の省電王でも
別会社で製造したKSシリーズを
取り扱っていたのではないかと推測している。
(始めからという推測も成り立つ。)

確かなのは、2000年ごろには、
VTシリーズは稀となり、
KSシリーズが主となっているということである。

これはタムラに対し、
苦情が相次いだという話と
無縁ではないだろう。

もっとも、
タムラとの縁が切れたわけではない。
アイディックにとって、
タムラのネームバリューは必要不可欠であり、
取引は縮小されたものの結局、
倒産状態になった
2003年(平成15年)1月まで続いた。

ついでに言うと、アイディックは
東洋節電(悪質な節電器販売業者)の
節電器製造元、東洋変圧器とも
取引していたようである。(取引内容不明)


蓋内側の記載

参考 東洋変圧器製のマックスセイバー
東洋変圧器のサイトより)

 


クレベイン12000
(アイディックサイトより)

最盛期のこの頃も、
アイディックは無軌道としか思えないほど手当たり次第に異業種に手を出していく。

例えば、医療機器事業部にてクレベイン12000(高圧電位治療器)を発売。
白寿生科学研究所のヘルストロンのように体験会場型販売を行う。
電話営業のワントゥワンコミュニケーションズ(社長・佐々木康裕)としての独立、
   (↑はどうやら、半年程度でぽしゃってしまったらしい。。。おいおい^_^;;)
NTT代理店の申請、クロスネットとの提携、等。

 

主力商品である省電王では、
詐欺師は、売っている商品を良いものと
自ら勘違いをしたのだろうか?
JAESCO(ESCO推進協議会)に会員登録を申請する。

JAESCOの申請は通らなかったらしいが、
1999年(平成11年)初頭、
NAESCO(北アメリカESCO推進団体)に加盟、
ニューヨーク事務所を開設する。


ニューヨーク事務所
(アイディック社内報より)

 

同じ頃、
省エネネルギーサポート機器・システム(電力・電力量測定システム部門)での
シェアが三菱電機に次いで、業界第2位となる。
(矢野経済研究所調べ・ただしアイディックの商品を広告通りに考えてもこの分類には疑問が残る

船原自身も、ベンチャーの成功者として
数々の雑誌等からも取材を受け、持て囃されていた。

だが詐欺帝国の崩壊は、水面下でじわじわ始まっていた。

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