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今夜の番組チェック

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2004/0416 桜島と私
足が痛いので本日も家に引きこもり、相変わらず野菜炒めばかり食べている。
思えば本番中に大きな怪我をしたのは初めてだ。
何とか無事に舞台に上がれたのでよかったです。
病院で「舞台には上がれませんね、無理です」と言われた時には目の前が真っ暗になった。と同時に医者に殺意さえ覚えた。簡単に無理とかゆーな!まあ、怪我する私がいけないのだけど、それにしても、もう少し一緒に頑張ってくれてもよかんべ?その後わらをも掴む思いで行った接骨院でテーピングをしてもらい、で、何とかなったのです。当たり前の事をいうと何が欠けても舞台は成立しないのだ。声も身体も頭も血圧も。しっかり考えきちんと訓練しなければいけない。
ペンギン楽しかったな。いろいろ鍛えてもらった気がした。
突然だが、人は何に励まされるかわからない。
本番中、とても疲れていた。毎日コンビニのお弁当でそれも飽きたがかといってお店で
美味しいものを食べようという気にもなれず、言葉にならない重いもの(ま、肩凝りとかなんだけど)を抱えていつものように下北沢のスリーエフで買い物をしていた。コンビニでは当然のごとく有線が流れていてそんな私の耳に飛び込んで来たのは長渕剛の歌だった。歌詞は何だかよく分からないが長渕剛だなということははっきりわかる。私は昨年の紅白で物議を醸した長渕の特別待遇についてぼんやり思い出した瞬間、びっくりするような歌詞が聞こえて来た。「さっくっらじまーい!」たぶんサビである。メロディーから言って、そして本人の力み具合から言って一番盛り上がっているところの歌詞が「さっくっらじまーい!」。多分桜島のことだと思うが、「さっくっらじまーい!」としか聞こえない。皆も長渕が歌っている姿を想像してみよう。そして物まねしてみればわかるはずだ、桜島がさっくっらじまーい!に変換されると言うことを。それに何だか突拍子もない歌詞だ。突然すぎる。他の部分の詩がよく聞き取れずやっぱり何度聞いても私の耳には「さっくっらじまーい!」という部分しか分からない。でもそんなことはハッキリ言ってどうでもいい。私は何故かものすごく元気になっていた。笑っていた。ハッピーだったしルンルンだった。出会うべくして出会ったとは言いがたい出会いによってもたらされた幸福。まさか長渕剛に励まされるとは夢にも思わなかったな。何て歌なんだろ、あれ。「しあわせになろうよ」とかより100倍元気が出るよ。これ書いた後公式ホームページ見たら「桜島野外コンサート」の告知があった。なななんと7万人動員予定!・・・・恐るべし。
そして明日からまた次の舞台の稽古が始まる。
今日読んだものは倉持裕「ワンマン・ショー」、宮沢さんの「トーキョー/不在/ハムレット」原作第一稿、手塚治虫「人間ども集まれ!」、そして何故かガラスの仮面。真澄さんの幼少時代のエピソード部分は何度読んでも面白いのだった。
ガラスの仮面、俺節、ギラギラ!
ずっとこの位置から動けない生活後ろのポスターはピナ・バウシュダヨ
2004/0415 休日
11時頃起床。朝の7時に寝たのに何だか目が冴えて眠れない。TVブロスなどを読む。
久し振りの休日。
火野正平が出演している2時間ドラマなどを無駄に見る。
ご飯を炊いて野菜炒めを作り、納豆を食べた。最高だった。
実は足を捻挫しているので安静にしようと思っている。
鷺沢萌の訃報に驚いている。漠然としたショックを受ける。あまり本は読んでいないけど。
それから、「横山光輝火事にて重体」にもショック。頑張ってほしい。
2004/0414 楽日
今日は楽日で、雨。天気には恵まれたこの一週間だったが最後は雨だった。傘も指さずに下北沢。
楽日ということで倉持さんの戯曲「ワンマン・ショー」を購入した。白水社から発売中ですよ。
さて、楽日も満員。連日満員御礼!よかったよかった。何とか無事に舞台は幕を閉じた。ケラさん、犬山イヌコさんと久し振りにお話しした。高井浩子さん、永井秀樹さん、「亀虫」冨永昌敬監督(養命酒ありがとう!)、その他皆様本当にありがとうございました。
その後劇場をバラして、0時から打ち上げ。
朝の5時まで一度も席を立たなかった。
駅で一人また一人と別れていき、最後小林くんと矢野愛ちゃんと別れを惜しみ、新宿駅で一人になった瞬間に少し寂しくなったけど、また会えるからいいのだ。いつでも会えるといってなかなか会えないけど。
そんなことより今回本当にたくさんのお客様が来てくれた。
皆、本当にありがとうございました。
2004/0413 7日目
肌寒い朝、予定より早く起きて大事件の事態収拾に右往左往した後、3時半下北沢。ダメ出し後少し稽古。ストレッチしながら女優三人でかなりどうでもいい下らない話をする。思えば水谷さんとぼくもとと三人で話をする機会がなかったなとふと思う。
勝負の7日目。今日は満員で立ち見も出た。皆さんありがとうございました。八谷和彦さん、東京タンバリンメンズ田村拓也さん森啓一郎くん、ク・ナウカ本多麻紀ちゃん、そして会いたかったのにずーっと会えなかった文通友達、岸潤一郎!キチジュン!やっと会えましたね。お久しぶりで大層うれしゅうございました。その他皆様本当にありがとうございました。今日は無事舞台を終えることが出来た瞬間泣き出しそうになりました。よかった、無事終わって。さて明日は楽日です。わー!(と叫びたい気分)。叫ぶといえば、高校生の頃私とク・ナウカ本多(同級生)はよく白いTシャツにジーンズだったから「うぉー」と叫んでいました。わかる?わかる?同世代の人ならわかるよね?あの頃人気だったY田A 作さんがよく叫んでいたので真似していたというだけの話。そんなことはどうだっていいんだ。明日は楽日。こうやってあっという間に一つのものが終わっていく。後ろには決して戻ることができないのだ。
2004/0412 やっとこ6日目
月曜日。劇場入り時間が少し遅くなって家事雑事を少々。4時スズナリ入り。玉置さんの一日遅れの誕生日をお祝いして、本番へ。中山祐一朗くん、「トミー」富岡くん、桜井圭介さん、舌間女史、まりちゃん、そして「本の差し入れがいいって(HPに書いてあったから)」と「プロ野球名鑑」を差し入れてくれた鈴木将一郎くん。ありがとうもちろんまだ読んでません。皆さん本当にありがとうございました。少し飲んで家に帰り、大事件発生。事の顛末はまた後日。
倉持さんに話したいことがたくさんある。芝居の事、今回の台本の事、稽古の事、マンガの事(倉持さんもマンガが大好き)、その他たくさんのことを話したいが稽古中はそれを押さえとにかく稽古のことだけ自分の役割や仕事のことを考えてやってきたつもり。本場中は楽屋も一緒だし飲みにも行ったしちょっと話したけど、マンガのことは。例えば「スラムダンク」は泣けるよね、とか。終わったらいろんな話ができるといいなと思った。それはそうと倉持さんには今回あの伝説のトンデモマンガ「夢魔子」(藤子・A・不二夫)を手渡した。先頃までそれを貸していた友人が「もし夢魔子を舞台化するなら倉持さんにやってほしい」と言っていて、激しく同意。もしペンギンで「夢魔子」が舞台化されるんであれば、私はいつ何時でも夢魔子役オーディションに出向く所存だ。例え何年先であろうと、夢魔子役ができるなんて女優冥利(またはマンガ好き冥利)に尽きる。麻薬のようなマンガ、夢魔子。というかAマンガ。
2004/0411 やったぜ5日目
日曜日。晴天とまでは行かないけどいい天気かな。今日ももちろんスマイルザスマッシャーというわけで11時に下北沢へ殴り込み。千代の富士は引退記者会見で涙を零しながら「たいりょくの、げんかい!」と言っていましたが、私も通勤の電車の中1時間半一度も座れず、僭越ながら千代の富士の気分を味わいました。いえ、別にまだまだ体力はあります。内臓のどこかに残してあります。今日も満員御礼。本当に嬉しい限りです。本日のお客様。南波典子さん、オールツーで一緒の持山優美、高山玲子。夫。「とっても面白かった!」と言ってくれた松浦和香子ちゃんに感謝。渕野修平くん。その他皆さんほんとにありがとうございました。終演後何人かと飲みに行くと今日11日は共演者・玉置孝匡さんの誕生日だったことが本人の口から発表された。本人がいうのだから間違いない、4月11日は玉置孝匡の誕生日です。実は去年の4月11日も私は玉置さんと飲んでいたのだが、その時も「今日誕生日なんですわ」自己申告していた。あれから1年、また玉置さんはまた自分で言うはめになったのだ、誰か覚えておいてやれよと言う気分でいっぱいだ。ケーキも何もないけどおめでとう。たいりょくのげんかいセピアだったから、ごめんね。
南波さんから差し入れを頂いた。西原理恵子「毎日かあさん」。やったー!マンガだ!(しかも新刊じゃないすか!)と心で踊る私。「ありがとう」と言葉にする何倍も嬉しくてその後はらららーと上機嫌になる。帰りの電車の中で読んだが、本当に面白かったし凄く泣きたくなった。ここ数日涙もろいよ、おいら。西原さんのマンガは「ちくろ幼稚園」と「まあじゃんほうろうき」ぐらいかな、読んでるのは。エッセイや群ようことの対談本「鳥頭対談」などは持っている。久しぶり。毒と詩の融合されたところが面白いし切なくなる。絵は相変わらずものすごいことになっているがそんなことはどうでもいいこと。巻末に御本人の写真が載っていて、相変わらず可愛い人だった。
本の帯に「家庭円満マンガを描いていたら連載中に離婚してしまいました(笑)」と書いてあり、そんなマンガを既婚者に贈る南波典子の毒気も見のがせない。ともあれ、本の差し入れはとても嬉しい気分になるので、だから私も友人には大好きな本を贈り続けていきたいと思った。南波さん、本当にありがとうございました。
ペンギンもあと3ステージを残すのみとなりました。とても面白いので見に来て下さいな。
2004/0410 よしきた4日目
今日は土曜日、昼も夜も公演がある日だった。天気がよくて気持ちがいい。大好物のモスシェイク(コーヒー味)を飲んで頑張った。満員のお客様に今日も感謝。今日のお客様。友だちのおいちゃん、BBSでお馴染みの鈴木龍一郎監督、ライターの木俣冬さん、姉夫婦、姿も見せずに消え去ったいがりくん、柳沢茂樹くん、となくりくん、イノセントさん、つめきりで共演した中澤くん、本間剛氏、なすびくん、その他皆様本当にありがとうございました。疲れもピークか、今身体の不可思議な感覚に眠れず日記を書いてみたところだ。
今日昼公演と夜公演の間に松さんのお子さん、カツキくん登場。かわいくて食べてしまいたいくらい。何故か涙腺が緩み、さすがに恥ずかしくてスズナリの階段から空を見上げた。圧倒的なかわいさだったから涙も出るわ。
2004/0409 やったよ3日目
多くの人に見てもらってとても嬉しいです。ダメ出しが胸に突き刺さりかつてない緊張の中3日目。佐伯新さん、つめきりで共演した足立道彦くん、「小番頭」斎藤拓くん、その他皆々様今日もありがとうございました。
2004/0408 何とか2日目
14時頃小屋入り。ダメ出し後けっこう稽古する。身体の痛みを解消するためいつもより長く柔軟体操をした。
役者って自分のダメなところを常に敏感に見つめていかないといけない職業なんだなと自覚する。で、その揺れた自分はひとまず置いておいて瞬発力が必要。そして2日目。昨日今日と平日なのにたくさんお客さんが入ってくれて嬉しかった。本日のお客様、大人計画の近藤公園くん、サケロックの星野源ちゃん(サケロックはペンギンの音楽を担当しているのでお客様というより一緒に舞台を作った仲間だね)、THE SHAMPOO HATの黒田大輔くん等々。黒田くんが「本当に面白かった、感激した」と言ってくれたことに感激した。こうやって励まされる。観に来てくれてありがとうございました。そして多くの人が見てくれるといいなと願う。明日も平常心で無我夢中。
最後になりましたがぼくもとさきこの紹介を。
ぼくもとさきこ。初めて会ったのは遊園地再生事業団のワークショップ。その後、何度も共演させて頂いています。私達は多分からみ合わないがもつれた2本の糸のようだと思う。三つ編みのようにうまいぐあいには絡んでない、もっとアバウトな絡み合いで早幾年か。私から見て、彼女は独立している。真直ぐな背骨できちんと立っている唯一無二の女。そんな彼女の姿をいつも観て来た。長い間ずっと観て来た。これからもどんな形であれ私は彼女を観続けていたいと思う。しかし今回出演させてもらって思うのは、舞台上では彼女といがみあいたい自分がいるということ。楽しいのだ、何故か。
2004/0407 とにかく初日
12時頃小屋入り。柔軟体操や様々な準備をしてゲネプロ(最終リハーサル)は意外と落ち着いた気持ちだったが、演出家からのダメ出し後あと1時間で本番というところで急激に緊張。そんなこんなでなだれ込んだ初日、わくわくしながら、焦りながら、無事に公演を終えることが出来ました。少しだけホッとした。本日のお客様、オールツーでお世話になっている足立智充、浅野晋康、いせゆみこ、その他ベターポーヅの山崎和如君、猫のホテルの菅原永二さん、みのすけさん、THE SHAMPOO HATの日比大介くん等々。観に来て下さった皆さんありがとうございます。やはり本日観劇してくれたうたうたいの松倉如子はやはりマスクをしていた。はるばる京都から観に来てくれてありがとう。そして松倉は京都に帰って行きました。
帰りの電車の中で、ぐったりして熟睡。
2004/0405 不死鳥よ波涛を超えて
今日は仕込み日。朝9時に下北沢へ。少し早く到着したので、立ち食い蕎麦屋で朝食。昨日「瞬発力が出る食べ物は?」という私のふとした質問に倉持氏は「そば」、小林高鹿氏は「うどん」と答えてくれた。晴れ渡る空、仕込み日和だ。今私に足りないもの、それは瞬発力というわけで券売機の前で迷った私は、やはり演出家の言葉を信じるべきだとそばを食べた。下北沢の箱根そばはおいしいです。ザ・スズナリを使うのは遊園地再生事業団トーキョー・ボディ」リーディング公演以来。懐かしい気持ちで畳の楽屋に入り作業等を進める。舞台は屈強な男達の手によってみるみる形になっていった。しかし今日はそれだけでは終わらない特別な日だったのだ。
岸田國士戯曲賞の授賞式が神楽坂で開かれる日であり、倉持さんはもちろんのこと私達出演者は仕込みを切り上げ、後はスタッフの皆さんにお願いし、正装して移動。ぼくもと・山本・玉置の3人は着物。3人並ぶとまるで正月のようだった。授賞式はたくさんの人が来ていた。知っている人知らない人、たくさん。選考委員の皆さんが並び演壇を挟んで先に出発した倉持さんが一人で斜め下を向いて座っていた。私はその姿を忘れないようにしようと思った。一人で書き上げた戯曲、一人の人間、何だかそこにいる倉持さんは、私の知っている倉持さんとは少し違っているように見えたし、または私が知っている稽古場で一人で思案している倉持さんの姿のたった一瞬を切り取ってそこに貼ったようにも思えた。とにかくこの姿を忘れないでいたいと思ったのだ。授賞式はとても素敵なものだった。皆が心から受賞を祝っていたように思えたからだ。司会をしていた白水社のWさんと終わった後に話をしていて、Wさんが「授賞式が終わった後に普通は皆帰るのに、今日は皆なかなか帰らなかったね」と言ったので、それはそういうことなんだろうとも思う。2次会にも顔を出したが、話をしていても明後日本番の芝居の事が頭から離れない。私はとにかく明日からまた頑張って、いい作品にすることだけを考えようと思った。少し疲労が溜まっているので一足先に店を出る。
授賞式の前、松竹生さんと少し話をしたのだが、松さんが授賞式に普段は台本を読む時にしか掛けない眼鏡を掛けて行ったのでそれは何故かと問うと「きちんと、見ようと思いまして」と答えてくれた。私はそんな言葉が言える人と芝居が出来て幸せだと思った。
そして明後日から始まります。スマイル・ザ・スマッシャー!皆さん観に来て下さい。
玉置孝匡さん。とても仲良くさせていただいています。一緒にくだらない話ししてると何か落ち着くんだよねー。かなりの頻度で「ボケ」てくるので「つっこみ」担当の私としては忙しい。これは嬉しい悲鳴なわけです。最近はよいボケだけ拾うようにしています。そして無類のTシャツコレクター、玉置孝匡。私が今一番注目しているTシャツ、バックプリントに明朝体ででっかく「不死鳥よ波涛を超えて」と書いてある。よくよく見るとその下には「KEN MATSUDAIRA」とプリントが!。(そんなTシャツ、どこで買うの?という感じの)無類のTシャツコレクター、玉置さんは田中健に似ています。そんな彼をよろしくお願いします。
2004/0404 夢
今日、演出家の倉持さんとぼくもとさきこが万引きしている夢を見た。
もうすぐペンギンプルペイルパイルズの本番なわけで、いつもだったらこの時期はセリフを全く覚えていないのに本番の幕が開く夢を見るのだが、今回はちと違った。万引きが一体何を暗示しているのか気になるところだ。確か一週間ぐらい前にも倉持さんの夢を見た。倉持さんは葉巻きを吸いながら、世界地図を見ていた。そして私に「この島を買うんだ」と自慢した。そんな夢だ。なんなんだかさっぱりわからん。
今日でスタジオともおさらば。明日はザ・スズナリに劇場入りして仕込んだ後なんと岸田戯曲賞受賞パーティという猛烈なスケジュールである。私達はジャージで参加するのか。軍手をしたままパーティに向かうのか。まだ明日の事はよく分からないが、頑張ってみよう。
山本大介さん。初めて観たのが遊園地再生事業団の「箱庭とピクニック計画」だった。とても素敵な役者さんだと思った。キュートな人だなと。出会ってもう長いのだが寡黙な彼の胸のうちは今もってよく分からない。あんまり何も考えてないのかもしれないし、すごく考えているのかもしれない。「おなかすいたな」とか「ねむいな」とかそういうことを全力で考えている人なのかもしれない。そういうところが素敵だね。あと最近私のことを「あんた」って呼ばなくなったから、すごくうれしい。
2004/0402 お誕生日おめでとう

稽古は大詰めです。
夜の休憩、一人で下北沢の蕎麦屋にふらっと入って夕食。特に美味しくもなかったが、あったかい食べ物が食べられて胃も満足。店は昔ながらの蕎麦屋で、天井に吊ってあるテレビは「巨人=阪神戦」。気がつけば私以外の客はビール飲んでもつ煮とか食べて野球に釘付け。「上原、何やってんだよ!」「川上っていくつになったんだよ」と皆わいわい言いながら食べてる。私だけ、普通の客だった。あと近所の野球好き。のどかですねえ。
稽古中家に置いて来た松倉如子。家で寝ているらしいので風邪が治っているといいがと思い帰宅したら、部屋に立ち篭める甘い匂い。テーブルには5枚のお皿、大小とりどりのホットケーキ、そして「いづみさん、27歳おめでとう!」と手紙がありました。何だか私はとても感動してしまい、どうしたらよいかわからなくなってしまった。ありがとう(誕生日1月だけど!)。ありがとう(28歳だけど)。ありがとう。
2004/0401 no2 川原泉
稽古の日々、読書もマンガも一切ストップしていたのは別にストイックとかそういう問題ではない。稽古中は情報の多さに自分の脳が耐え切れなくなりそうだと思っているから、読む行為(=詰め込む行為)を避けている。で、もし読むなら(っていうかもう我慢できなくなっておるのです。禁断症状なのです。)何も考えずに読めるマンガがいい。というわけで、昔読んだ川原泉の「メイプル戦記」を本棚から引っぱりだして読んだ。女の子チームが日本のプロ野球で優勝するというドカベンも真っ青の破天荒なストーリーだけど、よくよく読むと情報量の多いマンガだけど川原泉特有のスローなリズムとなまぬるーい世界に心癒される。風呂の中で読んだこととも相まって、いい気分ではないか。今私が欲しているものを明確に見極められたのだと勝利の気分。選択を間違い、土田世紀(例えばホストの物語「ギラギラ!」)や新井英樹(例えば「宮本から君へ」)を読んでいたらと思うと空恐ろしいです。外は雷鳴が鳴り響いている。
2004/0401 4月か・・
稽古場にスタッフさんがたくさん来てくれていて、緊張感で張り詰めている。とはいえ皆が仕事の為にiBookを持って来ているのが面白い。昨日は最高5台のiBook。かなりの密度だ。透明感のある白いボディを見ていると妙に欲しくなってくる。
今日から4月。とりあえず目標として稽古場に30分前に到着。幸先よいぞ!と思いきや稽古中突然お腹を壊す。稽古中の腹下しは地獄である。気絶するかと思う瞬間と腹痛の波が去り調子に乗ってへらへらしている瞬間を何度も行ったり来たり。憎らしかった。お腹なんかなければいいのに。私は腹を下す時、決まってさくらももこのマンガ「盲腸の朝」(ちびまるこちゃんの何刊目かに所収されているはず)を思い出す。あのマンガの中に出てくる腹痛描写を私は断然支持しているのだ。
宮沢さんの大学の生徒で、歌うたいの松倉如子(おまつ)が京都から上京。
私が稽古でぐったり疲れているため、いつものテンションで話が出来ないのが申し訳ないと思っていたら、松倉さんも風邪でぐったり。静かに再会を喜んだ。近くにいてくれるだけで嬉しい友人だ。今回は私の出演する舞台を見てくれるので、とても嬉しい。ライブ等情報がありましたらささやかですが告知させていただきたいと思います。
2004/0330 抜けている
今日からスタジオを借りての稽古。張り切っていつもより早く家を出るも、今日持って行く筈の小道具を家に忘れて取りに行きちょっと遅刻。早めに家を出て良かったね・・としか言い様のない話だ。電車の中で「携帯版駅すぱあと」とにらめっこ、「この検索結果より早く着いてくれJRよ」などと無理難題を思案し過ぎて疲れてしまった。無駄な思案だった。目的の駅に到着したのは、駅すぱあとの検索結果と寸分違わず、私の願いは叶えられない。そんなの当たり前なのに「もしかして2分くらい早く着くこともあるかもしれない」と都合のいい妄想をして疲れるのだからまったく非生産的な頭脳の使い方である。
家が千葉の船橋にある為、東京の稽古場までの道のりが長い。乗り継ぎ失敗して早めに出たつもりでもギリギリなんてことは間々あること。だったらと、更に早く出発する日は千葉の奥地で人身事故等(多いよね)などで大幅なダイヤの乱れに遭遇、結局ギリギリ。妙に辻褄があっているといえばあっている。明日はいつもよりもっと早く家を出発し、人身事故や忘れ物などには動じない所存で川を渡ろう。
稽古中、ふと床のカーペットを見ると赤く汚れていていた。「はてな?」と思って目をやると、自分のくるぶしから血が出ていて靴下が赤く染まっていた。気が動転し、皆が心配してくれているのに傷の原因そっちのけで皆に床を汚したことを謝る。そしてその後そんなことで気が動転した自分が恥ずかしくなる。ああいう時って傷は全く痛まないから、傷に気がついた時にはもういつ何処でぶつけたかなんて分からないんだよね。一体なんだったんだろう。絆創膏を貼った後、ふと、稽古場で皆はまったく怪我していないのに一人で血なんか流して「私は抜けてるんだな」と思った。明日はすべてにおいて抜けてない自分だといいな。ペンギン、本番までとうとうあと一週間と一日。きりの悪いカウントダウンが始まった。
水谷菜穂子さん。私は今だかつてこんなにスタイルのいい人と友だちになったことがない。ずば抜けて、いい。正直、すべてに見愡れる。いろんな意味で出会ったことのないタイプの人で、私はとても嬉しい。話を聞くと東京某所の「酸素バー」に行ったとのこと。私は今だかつて「酸素バー」に行ったことのある人に出会ったことがなかった。嬉しい出会いとはこのことだ。知らない世界に私、興味津々です!例えば私を「酸素バー」に連れてって!例えば私を「ふぐ料理屋」に連れてって!ひとりじゃ恐くていけないからさ。
2004/0327 世田谷の広さ
いろいろあるけど、何とか上野毛まで行きました。遠くて精神的めまいがしたけど、辿り着けばこっちのもんだよ、精神的に弱ったって、何とかなるさ。
そして稽古。
そして帰り道、くるりのアルバム「アンテナ」をやっと買った。
シングル曲の「ロックンロール」を聞きながらこれから稽古に行く日々。やった!私は説教臭くない音楽が好きだんだなと最近思う。それはどんなもの、マンガとか小説とかもそうなんだけど。私は特にくるりが大好きというわけではないが、このアルバムは何となく「買い」だなと思っていたのだったから、買えて良かった。私はCDはめったなことがないと買わない。価値観の問題だと思うが、アルバムに3000円払うことが馬鹿らしい気がしてしまう(そのくせマンガにはばんばん注ぎ込むのだから、やはり優先順位の問題)。「ロックンロール」と、松竹生さんに借りたカエターノ・ヴェローゾがあれば片道1時間以上の電車通勤時間も上質なものとなろう。
松竹生さん。遊園地再生事業団では何度も共演しました。「蜜の流れる地」「あの小説の中で集まろう」「スチャダラ2010」「alt.2」以来、今回は久しぶりの共演です。台本を読む目に最近眼鏡が装着され、渋みに磨きがかかっている。近くにいると安心する人だなと思うのだけど、これだけ共演しているのだからそれも納得。ふいに見せる愉快な一面は、あまりに一瞬で見のがしてしまうことも多いので、私はじっと松さんを見つめている。逃さぬように。
今日稽古場で納豆を食べたら皆に「くせえ」と怒られた。人の迷惑を考えてて行動しよう、そろそろ。
2004/0326 明日
小林君が書き込みをしてくれた。ありがとう。えっと、年をとってさらにカッコよくなったよと言いたかったのです。よろしくお願いします。
今日はもう書く気力がないので、明日書きます。
毎日BBSに書き込みがあると嬉しい。皆さんありがとうございます。
明日の稽古は上野毛近辺。さすがに行ったことがなく、今から不安。電車に乗っている時間のやけに長いこと。そしてそろそろマンガが読みたいのだが、最近何を買ったら何がおもしろいのか分からない。一体何が面白いのだ、現在のマンガ界は。
2004/0324 脈略のない男は素敵、小林高鹿です。
今日からペンギンプルペイルパイルズ「スマイル・ザ・スマッシャー」に参加する皆さんの紹介をしたいと勝手に思った。今日は小林高鹿くん。ペンギンの劇団員。同い年の28歳。初めて会ったのは確か20歳の時、ナイロン100℃の公演(二本立てでお互い違うお芝居に出演していた)の時。彼は当時びっくりするくらいかっこよかった。初対面の時、あれは確か森下スタジオで、言葉通り、私はびっくりしたのだ。「あ、この人かっこいいや」って思ったことをよく覚えている。で、今はどうかというと、多分かっこいい。何故多分なのかというと、容姿はそれはかっこいいのだが、彼自身には謎が多い。彼の話は、変だ。脈略がない。私はマンガ好きで、いろんな人によくマンガの話をする。小林くんはそんな私に合わせてか、以前吉田戦車の「伝染るんです」の話をしてくれた。「こんなコマがあってさ・・」と説明してくれた。うんうん、そうだよね、あったよねと私もノリノリで話は弾んだのだが、そんな話も忘れかけた何日か後に急に「また伝染るんですの話なんだけど・・」と話しはじめる、それも突然。え、また?またカワウソの話?彼は伝染るんですが大好きなのか、いや、彼はきっと伝染るんですしかマンガを知らない(憶測)。それかマンガ好きの私に気を使ってくれて「とにかくマンガの話をしなければ!」と焦ってくれていたのだとしたら、申し訳ないと思うと同時に彼がものすごく「かっこいい」男ではないかと思えるし、また、ただ単に脈略のない人だということであれば、彼の中で行われているであろう思考の飛躍に興味深々。今日も突然「マッケンローがね・・」と話し始めた。話の内容はどうでもよいというか興味もないので正直あんまり聞いてなかった。しかし今日も彼そのものは面白い。
これ読んで誰かペンギン見に来てくれたらいいですな。
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