◆完全再現・Meet the World◆
2002年6月30日
ミート・ザ・ワールドは惜しまれつつ、19年間の務めを終えました・・・。
ミート・ザ・ワールドをご存知無い方には、どんなメッセージが伝わるでしょうか?
そして、ミート・ザ・ワールドに思い出のある方には、あの頃の事がどのように
思い出されるでしょうか・・・?
どうぞ、ご自身でお確かめ下さい。
それでは、「完全再現ミート・ザ・ワールド」
最後までごゆっくりお楽しみ下さい・・・
管理人@LOVE*MEETより
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●第一シアター●
火山が噴火し溶岩が流れ、やがて日本列島が形成される
海岸にて少年(兄)、砂で作った日本地図を指し、少女(妹)に説明を始める・・・
少年「だからね、日本が今の形になるまで何千万年もかかっているんだよ。」
少女「へぇ〜、お兄ちゃんは何でも知っているのね。」
少年「習ったんだよ、学校で。」
少女「じゃあさ、そんな大昔、人間はどうしていたの?」
少年「え?あのね、えっと…」
少女「あっ!!」
少女、立ちあがり指差す
そこへ案内役の鶴登場
少女「鶴だ!」
少年「本当だ。」
少女「うわぁ〜、魔法みたい。何処から来たのかしら?」
鶴「あなたたちの想像の世界からよ。
それより、あなたたちは何処から来たのか知ってる?」
少女「もちろん、私たちのお家らからよ。」
鶴「うふふふ あなたたちは自分の国の始まりについて考えたことはある?」
少女「お兄ちゃんがいろいろ話してくれたわ!」
少年「いや、ぼくは・・・」
少女「でも、まだ分かんないことがあるの。そんな大昔、人はどうしていたの?」
鶴「そうねぇ・・・いらっしゃい!見せて上げましょう!」
縄文人が魚を捕っている
少女「あ!原始人!」
鶴「縄文時代の人たちよ。あなたたちの祖先なの。」
少年「日本が大陸から離れた頃の?」
鶴「いいえ、それからず〜っと後のことよ。」
少年「それでも、今から何千年も昔でしょ?」
鶴「シーッ!」
縄文人たち、鶴に気付き騒ぎ始める
慌てて飛び立つ鶴
鶴「その頃の人たちはもう共同生活をしてたのよ。
そして、もっと後の弥生時代になると、お米を作るようになっていたのよ。」
弥生人が田を耕している
少女「この鶴、どうしてこんなことが出来るの?」
鶴「驚かないで!今からもっと面白いものを見せてあげるわ。」
少女「魔法?」
鶴「いいえ、日本がどんな風に外国と出会ってきたかってことを。」
聖徳太子の肖像画
少年「聖徳太子だ!」
少女「聖徳太子だ!…でも、誰?」
鶴「日本の国として、正式に外交使節を中国に送った人よ。」
遣唐使船登場
少女「ほら!船よ。」
鶴「こんな風にして海を越えて中国に渡ったのよ。」
少女「あんなお船で?」
鶴「そうよ。いらっしゃい!」
遣唐使船を追い掛けるように飛び立つ鶴
【劇場回転】
歌:
青い海原 遥か船は旅立つ
見知らぬ世界へ 吹き荒れる波も恐れずに
手と手重ね 出会うのさ世界の人々と 愛を胸に
We meet the world with love
We meet the world with love
愛を胸に We meet the world with love
We meet the world with love
●第二シアター●
唐時代の中国
少年「うぁ〜、ここは何処?」
鶴「日本が使節を送った頃の中国。」
少女「へぇ〜、お父さんやお母さんが聞いたらなんて言うかしら?」
鶴「うふふ。驚いて口も利けないでしょうね。
だってここは今から1200年も前の唐の宮殿なんですもの。」
銅鑼の音
少女「あれ何?」
鶴「見ててごらんなさい。」
宮殿内部
皇帝が玉座に座り、通訳、家臣が仕える
遣唐使の3人が並び、手には品物を持っている
鶴「あの人、日本からの大使よ。」
遣唐使代表「私どもは、これより大海を渡り帰国の途につきます。」
皇帝「(中国語台詞)」
通訳「いかに海が荒れようとも、無事日本に戻られんことを祈ります。」
遣唐使代表「困難な航海ではありますが、その危険を冒しても尚、貴国で学んだ事は
持ち帰るに充分値します。これは私どものお別れの印です。」
皇帝「(中国語台詞)」
通訳「あなた方にも贈り物があります。」
少年「どんな贈り物?」
鶴「ほら、見てごらんなさい。
贈り物だけではなく、遣唐使たちはいろいろな物を持ち帰ったのよ。
その中にはインドやペルシャの物まであったの。」
遣唐使たちが持ち帰った様々な品物が写し出される
大仏像登場
少女「わぁ!大仏さま!」
少年「奈良の大仏だ!」
少女「ねぇ、この大仏さまも中国から来たの?」
鶴「いいえ、日本人が造ったものよ。
日本人は決して外国の文化をそのまま受け入れた訳ではなかったの。いいこと?」
伊呂波・・・と漢字が写し出される
鶴「日本人はただ影響を受けただけではないの。」
少年「でも、僕は・・・」
鶴「つまりね、日本人は外国から持ち帰った種を自分たちの土地に蒔いたのよ。」
漢字が徐々にひらがなに変化
少女「あ!ひらがな!」
少年「これは日本のものでしょ?」
鶴「そうよ。こんな風に日本人は、その後も外国と交流を続けながら長〜い時間をかけて
日本独特の文化を育てていったのよ。」
嵐の海、船が大きく揺れている映像
雷鳴が轟く
少女「こわぁ〜い」
鶴「大丈夫、怖くないのよ。ここは1543年、戦国時代の種子島。」
嵐で船が破損。遠くで船員たちが荷物を降ろしたり、船を直したりしている。
ポルトガル人、中国人通訳、武士が立っている。
武士は鉄砲を手にして、不思議そうに見ている。
中国人通訳「コノヒト、ポルトガルノショウニン。トテモ、トテモ、トオクカラキマシタ。」
武士「ポルト・・ガル? ん、見慣れぬ者どもじゃな。」
中国人通訳「ソウユウクニ、アルノデス。」
ポルトガル商人「(ポルトガル語台詞)」
中国人通訳「コノヒトタチ、フネノシュウリヲシタイ、イッテマス。」
ポルトガル商人「(ポルトガル語台詞)」
中国人通訳「コノヒト、アナタガタト、シタシクナリタイ、イッテイマス。」
突然、引き金を引いてしまった武士
一同、驚く
銃声に驚いて船員のひとりがマストから落ちる
鶴「ポルトガル人の渡来は日本にとっても大きな影響を与えたのよ。」
少女「鉄砲が入って来たから?」
鶴「そう!鉄砲の伝来が戦国時代を終わらせ、日本統一を助けたって言えるかも
知れないわねぇ。
でも同時に、このとき初めて日本は西洋に出会ったの。
だから国内が落ち着くと、人々は海外へ目を向け始めたわ。」
少年「日本人も遠い外国へ出掛けて行ったっていうこと?ヨーロッパへ行ったり?」
鶴「そうよ。アジアはもちろんのこと、遠くはメキシコやローマまでもね。」
外国人の入国風景を描いた絵
鶴「大きな変化は国内でも起っていたの。新しい化学知識やキリスト教などが、
外国人の手によって入って来たのよ。」
大きな門扉が現れ、徐々に閉まっていく
鶴「ところが江戸幕府はね、こういった新しいものが与える影響を恐れたのよ。」
少年「キリスト教のこと?」
鶴「そう。でも、他にもあるのよ。例えば貿易上の理由とかね。」
少年「それで鎖国をしたんだね。」
少女「外国人は入っちゃダメっていうことなの?」
鶴「日本人も出られなくなったの。」
扉、完全に閉まる
再び扉が少し開き、扉の向こう側に長崎・出島が見える
鶴「だけどホントはね、中国人とオランダ人との貿易は長崎で細々と続けられていたのよ。
この2つの国を通して、日本は西洋の化学を少〜しずつだけど学び続けていったのよ。」
少女「よかったわね!」
少年「扉はホントはちょっぴり開いていたんだね。」
【劇場回転】
歌:
ある日突然 国の扉が閉まる
永い年月を 訪れる国に背を向けて
そして開く鮮やかな花びら ひとつづつ 文化の華
私たちが 私たちが
育て上げた 文化の華 文化の華
●第三シアター●
アニメーションの野次さん、喜多さん登場
鶴「この江戸時代、200年間の鎖国の中で人々はこれまで築き上げてきた文化に
更に磨きをかけて・・・・あら〜?」
少女「あの人たち、だぁれ?」
少年「知らないよ。」
鶴「困ったわねぇ。」
少女「一体、何してるのかしら?」
鶴「気にしなくていいわ。すぐ行っちゃうからね。」
野次さん、喜多さんは部屋の襖を開けたり、閉めたり・・・
その襖絵には様々な浮世絵が描かれている
鶴「気にしない、気にしない。
それより、あの襖をよ〜く見てて!江戸時代に花開いた日本の独創的な文化よ。」
半鐘の音
煙に咽る野次さん、喜多さん
慌てて障子を開けると大量の煙
煙が晴れると大きな船が浮かんでいる
少年「黒船だ!」
鶴「そう!1853年アメリカ合衆国の軍艦が浦賀にやって来たの。
日本と世界とが再び出会う時が来たのよ!」
黒船の甲板
望遠鏡を覗くペリー提督、傍らに士官
士官「(英語の台詞)」
ペリー「(英語の台詞)」
少女「何て言ってるの?」
鶴「ペリー長官はね、“戦うために来たのではないから大砲なんか撃ってはいけない”って
言ってるわ。
それに、“友好を結び貿易することは、お互いにとって素晴らしい事だ ”って・・・。」
黒船を見つめる浦賀奉行と家臣
家臣「江戸には早馬を走らせましたが・・さて、いかがいたしましょう?お奉行」
奉行「その方、これよりあの船まで参り、慣例通り長崎に回航するよう申し伝えよ!」
家臣「あの・・・」
奉行「なんじゃ?」
家臣「もし、追い返されたら、いかがいたしましょう?」
奉行「その時はその時だ。拙者が相手になろう。」
家臣「あ、あのぅ・・・」
奉行「早く行け!!」
少年「それでどうなったの?」
鶴「時代の波には逆らえなかったのね。日本は世界に向けて再び大きく扉を開いたの。」
侍同志が戦うシルエット
鶴「日本が現代に向けて大きな変化を経験しようという時よ。」
少年「何の戦い?」
鶴「明治維新よ。」
少女「明治維新って、恐ろしいこと?」
西郷隆盛、板垣退助、勝海舟など明治維新のために活躍した人物の顔
鶴「価値のある事にはそれなりの危険もあるものなの。
でも、幸いな事にこの時代の日本には立派な指導者たちがたくさんいたのよ。」
坂本龍馬、伊藤博文、福沢諭吉登場
少女「ほら、刀持ってるわ!」
少年「当たり前だよ、侍だもん。」
鶴「ふふっ さ、ちょっと聞いてみましょうね。」
坂本龍馬「ともあれ、欧米諸国の植民地となることも無く、日本は独立を守った。
だが、わしにとって唯一残念な事は、生まれ変わった日本の姿を
この目で確かめる事が出来なかったことだ。」
伊藤博文「坂本さん、あなたの無念さは察するに余りあります。
しかし、あなたが青春を掛けて成し遂げた仕事は、
今日の日本の礎となっております。」
坂本龍馬「伊藤さん、わしは独立国家として万国に恥じない日本にしたかった。」
福沢諭吉「同感です。そのためには日本はまず文明国とならねばなりませんでした。」
伊藤博文「ですから福沢さん、そのために私は広く西洋を見聞し、近代文明の摂取に
力を尽くしたのです。」
福沢諭吉「しかし、その結果が“中央集権体制”であり、“富国強兵政策”でした。
文明とは何か?
それは、人々の衣食住を豊かにし、人間としての品位を高める事でありましょう。
つまり、人間の知徳の進歩が文明と私は考えます。」
少年「偉い人たちなんだね。」
鶴「そうよ!今の日本はこうした人たちの影響をたくさん受けているの。
この人たちはね、“海は世界と日本を結ぶ窓であり、通路でなければならない”と
願ったのよ。」
【劇場回転】
歌:
時の流れが きしむ扉を開けた
再び岸辺に 人々が船を繋ぐ・・・
明治の文化、人々の生活などが映し出され、
やがて戦争のシーンへ・・・
●第四シアター●
辺りは暗く、静まり返っている
最初の海岸に戻って来た二人
少女「暗〜い・・・」
鶴「ええ、そうね・・・でも、もう終わったのよ。」
少年「あっ!そこに居たの? ねぇ、質問していい?」
鶴「なぁに?」
少年「僕たち、今まで日本の過去を見てきたんだけど・・・」
鶴「それで?」
少年「これからはどうなるの?」
鶴「これから・・・これからは、あなたたちの時代よ!
あなたたち、あなたたちの家族、そして友達、み〜んなが一緒になって
未来を創って行くのよ!」
少女「どんなふうに?」
鶴「ほら!見てごらんなさい!」
マルチ画面になる
幼稚園や小学生、中学、高校の授業風景などが映し出される
鶴「勉強している人たち」
会社員、工場、研究所などで働く人の姿
鶴「働いている人たち」
新幹線や飛行機、日本での外国人、外国での日本人の姿など
鶴「人々の英知と努力、そして外国との数々の出会いを通して日本は大きく育ってきたわ。
そして未来は・・・」
鶴「そう!これからは世界中の人々とお互いの文化を理解し、分かち合い、
平和で心豊かな世界を築き上げる時よ!」
歌:
全ての人が 笑顔絶やすことない
平和な未来を 築くのさ世界の友達と
手と手重ね出会うのさ世界の人々と 愛を胸に
We Meet the World with Love
We Meet the World with Love
愛を胸に We Meet the World with Love
少年、少女、鶴を乗せた気球登場
頭上を飛び、ゲストに手を振っている
手と手重ね出会うのさ世界の人々と 愛を胸に
We Meet the World with Love
We Meet the World with Love
愛を胸に We Meet the World with Love
【完】