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Pietro Cavallini。イタリアの画家、モザイク職人。確かな身元と人格の知れる最初の中世の美術家。古代ローマのチェローニ家の血を引くという。ジョットの藝術の形成に大きな影響を及ぼしていた可能性がある。
現存作品や記録に記載されている作品は、全て大規模なフレスコとモザイクで、板絵や写本のような小さな媒材には手を付けなかった様である。生前は、画業のみでなく、その人格の神々しさも称えられていた。後年、宗教に専心し、「殆ど聖人のように見なされていた」らしい。ヴァザーリや18世紀の典籍は、彼の絵の霊性について伝えている。ギベルティに依れば、彼は最も巧みで、最も学識があり、最も気高い画家であったという。
それ以後は近代まで低い評価が続き、1900年のサンタ・チェチリア・イン・トラステーヴェレ聖堂の「最後の審判」のフレスコの発見によって、漸く覆された。カヴァリーニの名声の凋落には、熱狂的なトスカーナ美術の信奉者であったヴァザーリが一役買っているようである。彼は明らかな年代の黙殺を犯しながら、カヴァリーニをジョットの弟子とも見做した。カヴァリーニの再評価の遅れは、作品が次々と失われていったという事情もある。
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