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書誌記述
再度準備中


 ここでは、現代の日本の本の書誌記述について、日本目録規則(NCR)などを参考にしながら考えてみたい。

『日本目録規則 1987年版 改訂2版』
 日本図書館協会目録委員会編 日本図書館協会 2001年

『和書目録法入門』 図書館員選書・8 柴田正実編 日本図書館協会 1995年
 NCRの解説書。「1987年版 改訂版」(1994年4月)に対応。

国立国会図書館 「日本目録規則 1987年版 改訂版」和図書適用細則」(『国立国会図書館』)
 日本目録規則の一部を国会図書館用にやや書き換えたもの。

電子媒体(E-mail, Floppy disk, FTP)による入稿マニュアル」(『日本書籍出版協会』)
 日本書籍出版協会(書協)が運営する『Books』のためのマニュアル。
 『書協「Books」と出版者ホームページ』(本間広政 下川和男 日本エディタースクール出版部 2000年)の巻末にも収録。

NACSIS-CAT(目録システム)のページ
 「目録情報の基準 第4版」
 「NACSIS-CAT/ILL Q&A DB

目録メーリングリスト


情報源
 NCRでは、標題紙・標題紙裏を重視しているが、これは、西洋書誌学の方法である。和古書においては、『書誌学の回廊』によると、扉は、「偶然に場所が洋本のタイトルページを髣髴させるようなところに付いているので、知らない人はこれがタイトルページだと思ってしまい、信用すべからざるいい加減な題名を、堂々と一書の題名に採用してしまうという誤りを犯し易い」ということになる。現在の日本の本はほとんどが洋本であるから、和古書の書誌学がそのまま適用できるわけではないが、奥付など和古書の伝統を継いでいる部分もあり、標題紙重視には疑問が残る。
 一般の読者がまず目にするのはカバーであるが、87年版では、一部を除き、カバーは情報源としないことになっていた。改訂版では情報源にできることになったが、優先順位は低い。

NCRにあるように、
「原則として記述対象図書に表示されているままに記録する」(転記の原則)のが一般的であるが、若干の例外もある。

団体名の法人組織などを示す語
「株式会社」など。
【NCR】
出版者名の場合、省略。
著者名の場合、
「冒頭に表示されている」場合に省略。

発行年
 年号で表示されていても、西暦に直して記述するのが一般的。
【NCR】
本則では西暦。別法ではそのまま記録。

外国の文字(大文字・句読点の使用法)
 表示されているままでいいような気がするのだが、
NCRでは、「当該言語の慣行に従う」として、次の例が挙げられている。
 Ten years after / 片岡義男著
 (表示形のタイトル:Ten Years After)

文字の色
一般的には記録しないが、
伝染るんです』の初出一覧のように、初出時の色使いまで再現したものもある。

著者役割表示
「著」「編」「訳」など。
【NCR】著者名と一体のものとして記録。
【書協】著者名と別項目で記録。

発行所
NCRでは「出版者」。
奥付では、出版社名を「発行所」として、その代表者を「発行者」として表示するのが一般的である。

判型
本のサイズは、本文用紙の判型を表記するのが一般的である。ただし、NCRでは、外形の高さをセンチ単位の切り上げで表記することになっている。
同じ判型の表記でも、「148×105mm」、「A6判」、「文庫判」といった違う形がある。後者になるほど意味が広く、若干違うサイズを含むことがある。たとえば、「B6判」に四六判も含める形のリストも多い(『出版年鑑』など)。

定価
データベースの性格によって、
 初版定価
 所蔵本の定価
 現在の定価
などの場合がある。

雑誌

刊期
【NCR】刊行頻度
【新聞雑誌総カタログ】刊期

1.雑誌名の一部としての刊期
2.形式としての刊期
3.実際の刊期
の三つは、通常は一致するが、
雑誌名は『月刊○○』だが、実際は隔月刊の場合や、
「毎月1回1日発行」と表示してあっても実際は不定期刊の場合など、くいちがいがでることもある。