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肥後国分寺

現存寺と僧寺跡

2003年12月27日 訪問

 各国を訪れるには、それなりに予習をして見るべき処をしっかりと確認しなくてはならないが、ここばかりは最悪で仕事で多忙をきわめたために予習もせず、熊本に到着してから「どこを見る?」となってしまた。
 したがって、最低のレポートとなることをお許しいただきたい。


奥にある本堂の下に講堂の礎石があるのか…

 現存寺は出水町にあり、水前寺公園の西側に位置している。寺号を医王山国分寺と称し、宗旨は曹洞宗となっている。
 私が教科書としている「わが心の国分寺」によれば
「昭和13年に旧伽藍地内の講堂の礎石を利用して、新しく本堂が再建され(中略)礎石は七個で、そのうち二個は完形を保ち、いずれも移動されていない」とあった。
 であるとするならば、講堂礎石は画像奥の本堂の下にあるということになる。しかし、見ることができない。残念である。


この向きを掘って金堂跡が検出されれば
伽藍配置が明らかになるわけである

 さらに引用させていただくと「塔基壇の位置は、本堂の南面の僅かに残された空き地にあり(中略)。一辺長が12b(中略)周辺は回廊で囲まれている中略)。もし金堂跡が塔跡の東側にあって、これと並列」であれば下画像のような伽藍配置になる。


法隆寺式伽藍配置(相模国分寺の想像図)


現存寺の全景


塔の大きさでは比較的大きい方だ
肥後塔は 12×12 b
上野塔は 19×19 b


塔心礎石


とても小さな熊野神社

 現存寺から南東に100bほど歩くと、とても小さな熊野神社がある。そこに塔心礎石だけ、ただぽつんと置いてあった。残念ながらもとの位置から移動したものである。
 年の瀬の傾いた弱々しい日差しのためか、どう工夫しても明るい画像に仕上げることができず、まことに残念である。


参道の脇に どっかりと置いてある

← 小さな神楽舞台から撮らせてもらった