四国八十八カ所第五十九番札所となる現存寺は、金光山伊予国分寺と称し、真言律宗である。
前述の塔跡のすぐ西側の高台の上にあり、お札からもわかるが本尊は薬師如来である。
ここでも、お遍路さんに出逢わなかった。
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創建からのこと
沿革については「わが心の国分寺」からの参照にたよるしかないようである。
これによると「756(天平勝宝8)年の道場具の領下の詔に」その存在を示す記録があるので、その頃には完成していたという。「開基は行基菩薩と伝えられ、その後、弘法大師が留錫して五大尊明王大像を残した」と書かれてある。
平安期に入ってからは、藤原純友の乱、そして源平合戦の兵火、さらには長曽我部元親の侵攻と続き、再建してはその度ごとに戦乱に巻き込まれ焼失したようである。これでは跡地がズタズタになるのも理解できる。悲運な国分寺の一つだろう。
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