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│僕らが一生を通じてさがし求めるのものは、多分これなのだ、│
│ただこれだけなのだ。つまり生命の実感を味わうための身を │
│切るような悲しみ”     セリーヌ『夜の果ての旅』  │
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 【しゃべるならベトナム語】Vol.45 5/3/99 by べベット
    572人のしゃべったらベトナム人の方にお送りしています。

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システムの怖さ、集団の怖さ。
前者は原理主義的な行動を言ってて、後者はそれ以外の集団的な行
動を言ってるつもり。例えば、イデオロギー集団は前者、世論とか
は後者。警察国家は前者、ある宗教団体は前者、被害者の会は後者、
マスコミはおおむね後者。システムというのはシステムを守ろうと
いう仕組みを当然持っている。ある宗教団体がシステムの転覆を策
謀したとき、その宗教団体に反撃することはシステムの生存本能で
あって人道的な問題であるかのような建前ばかりに終始するのがお
かしい。ペルーの大使館占拠事件のときもそう。ゲリラは少年であ
ろうと、そして抵抗していてもしていなくても殺される。そういう
約束だからだ。

リトル・サイゴンのベトナム人社会にはアメリカ国家の前に、合衆
国政府の保証する個人主義的権利以前に亡命ベトナム人システムの
約束がある。いやそれはシステムになりきっているかどうかは分か
らない。でも現ベトナム政府というシステムに抵抗するのに集団の
感情だけでやっているとしても、それはもうシステムと呼べる水準
に達してるのではないか。
少し前、日本で学生運動がセクト化していったとき、いくつかのセ
クトでシステムの統率をはかるために粛正が機能した。はたから見
ると理念はどんどん埋没していってる。愚かさだけを浮き上がらせ
ている。亡命ベトナム人システムの前に合衆国政府保証の個人主義
が君臨していると信じた商店主は合衆国の限界を感じただろう。で
もそれは、アメリカは自由を希ってる国かもしれないけど、自由が
実現されている国ではないってだけのことだ。

システムというのはそれでも正面からぶつかろうとすると非常に強
固だ。正義を唱えているだけでは抵抗できないことも多い。でも一
方で、人々の欲望をうまくまとめ上げた勢力にはもろかったりする。
免疫や遺伝システムを知らないで対症的なやり方だけに頼っている
とぶつかってしまう問題が人間社会のシステムにもある。対症的に
直せない問題はほんとの病気でもそうだけど、やっぱり難しい。

Ngu+o+`i ta thu+o+`ng co^ ddo+n
    bo+?i vi` ngu+o+`i ta chi? lo xa^y tu+o+`ng
                  chu+' kho^ng lo xa^y nhu+~ng nhi.p ca^`u .

ngu+o+`i ta      人々
thu+o+`ng        よく、常々
co^ ddo+n      [孤単]孤独な
bo+?i vi`        〜なので、〜であるから
chi?             ただ〜だけ
lo               心配する、関心がある
xa^y             建築する、建設する
tu+o+`ng         壁、塀、城壁
chu+' kho^ng   (〜であって)〜ではない
nhu+~ng        (複数を示す接頭辞)
nhi.p            橋げた
ca^`u            橋

             ♀ ♀ ♀

それではまた。
He.n ga(.p la.i .

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