
アフリカニシキヘビは大蛇の中でも最も危険との評判が高い種類だ。2000年6月にもケニヤで人が呑み込まれた事件が起こっている。
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1961年、南アフリカの鉱夫がどういう訳か大きなニシキヘビを捕らえようとして巻き付かれ大地に投げ出された。彼は何とか脱出し、たいした傷も負っていないように見えたが、翌日に死んだ。脾臓と腎臓が破裂していたのだった。 1973年、モザンビークで若いポルトガル人兵士が、ある夜歩哨に立っていて行方不明となり、後に大きなニシキヘビの胃袋から発見された。 |
飼育下でも長さ5.1mのアフリカニシキヘビがヘビ使いを殺したことがある。男はこのヘビをよく自分に巻き付かせて見せていたものだった。彼の骨は84ヶ所に渡って骨折していたという! これはどうだか。ニシキヘビはそこまで締め付けはしないし、その必要もない。 |
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1932年、イギリスの陸軍大尉でナチュラリストだった C. R. S. Pitman はウガンダで40mもあったニシキヘビの話を聞いた。このヘビは大変な老齢で、原住民から崇められていたそうだが、彼らはある日、宗旨替えでもしたのか、このヘビを殺して食べてしまった! Pitman にその話をした男は歯のついた顎と2個の背骨を入手したという。原住民は大蛇を開けた土地で測定したが、その場所を見た彼は地面に残るヘビの痕は確かに40mあったと言った。 |
コンゴ(ザイール)がまだベルギー領だった1959年8月、陸軍のヘリコプターから木はまばらだが草の生い茂ったサバンナに、長い木の幹のようなものが動くのを目撃した。 ヘリコプターを下降させ、乗っていた4人の兵士はそれがとてつもなく大きなヘビであることに気がつき、その巨大なニシキヘビを約40m上空から撮影した。もしこの高さが正確なものであれば推定長さ12〜15m、胴の直径およそ45cmもあったことになるのだが(Wood, 1982)。 |

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1963年5月、ボツワナで生まれて間もない子供が大きなニシキヘビに殺された。このヘビは何年もの間、村の近所に住み着いており、大蛇の爺様と呼ばれ生きながらにして半ば伝説化した存在だった。長さ10mはあるといわれていたが確認されていない(Wood, 1977)。 Van Rompaey(1985)によれば1953年、ザイールのカナンガ近くで長さ11mもあるニシキヘビが43kgの仔牛を呑みこんだ。この写真を見た Murphy(1997)は確かに巨大なヘビだが、11mもあるとは考えられない。しかし7mはあったかもしれないという。 |
ケープタウン・スネークパークで、どんな経緯からか、大きなミズオオトカゲがアフリカニシキヘビの首に噛みついた。オオトカゲの内側にカーブした歯はさして鋭くはない。そのためニシキヘビの皮を噛み通すことはできないでいた。いささかうんざりしたようすのニシキヘビはオオトカゲに巻き付き、絞め殺し、呑みこんでしまった(FitzSimons, 1930)。両者の大きさについては触れられていない。 Brehm(1970)によれば3mのアミメニシキヘビが1.7mのオオトカゲを呑みこんだことがある。 |
| 9.8m | 1932年、象牙海岸、Bingerville の校庭で Beart 夫人が射殺した。 |
| 9.4m | John Duncan(1847)が西アフリカで射殺した。 |
| 7.9m | 人類学者 Mary Kingsley(1897)が西アフリカで測定した。 |
| 7.5m | タンザニアの Nigeri 川で原住民が殺した。アーサー・ラバーリッジ(1929)がその皮(9.1m)から推定。 |
| 7.3m | 1896年、ザンベジで Edouard Foa が殺した。彼はニヤサ湖近くで少年を呑み込んでから射殺されたニシキヘビの皮を見ている。それは9m以上あった。 |
| 7.0m | 1958年、ローデシアで K.H.Kroff が殺した。腹の中には1.5mほどのワニが入っていた。 |
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長さ5.5mのアフリカニシキヘビがヒョウを殺して呑み込んだことがある。しかし野生動物界において大蛇はワニほどには強力な存在とはいえない。イノシシの若い個体はニシキヘビの餌食になるが成獣となるとそうはいかない。イボイノシシが3.7mのアフリカニシキヘビを殺したことがあり、またやはり餌食になることがあるヒヒも、群の力でニシキヘビを殺すことがある。 |
アフリカニシキヘビはジャングルからサバンナまで幅広い環境に住んでいて、川や池にもよく入る。水鳥や水生の獣を捕らえるためだが、30分くらいは潜水していられる。ケニヤの Mzima Springs ではナイルワニの腹からニシキヘビの死骸が見つかったことがある(National Geographic Magazine, vol.140)。