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BLUES GUITAR FREE WAY [ PAGE 2 ]

[ SETTING OF STEVIE RAY VAUGHAN ]

[GUITAR]

 ボロボロになって塗装が剥げ落ちシルバーの"SRV"ロゴが印象的なサンバーストのストラトキャスター『ナンバー・ワン』。彼はこのメインギターを生涯を通して『ワイフ』とも呼んでいた。  

 はっきりした確証が無く、62年製とも63年製ともいわれるこのギター(ネックは61年製とも言われる)は、まだ若きスティーヴィー・レイが地元テキサスの楽器店で手に入れた。ピックアップは59年製というのは間違いなさそうだが、至る所に手を付け加え(というか彼のプレイに耐えられず修理せざるを得なかった)スティーヴィー・レイの『妻』として特に愛を注いでいたようだ。特にフレットに関して言うと、ベース用の物を打ち込んでいた時もあったようだ(!!)。   

 晩年の『レイ・ヴォーン・モデル』ではゴールドパーツになってはいたが、当初はシルバーであったトレモロ。敬愛するジミ・ヘンドリクスなどの影響か、左利き用の物を取り付けてあり何度もアーム部分を折ってしまっていたようだ。   

 何と言ってもこのギターの特徴は、激しく大きいスティーヴィー・レイのハードピッキングにより剥げ落ちてしまったペイント部分だろう。真似しようとして無理に削って加工し、ボディーを無駄にしてしまったキッズも少なくあるまい。

 

 その他、『レニー』『ハミルトーン』『チャーリー』『バター・スコッチ』『レッド』など、彼の"子供達"は多く存在し活躍していた。

[AMP]

 フェンダー社が61〜65年あたりまで生産していたが、スティーヴィー・レイはその『ヴァイヴロ・ヴァーヴ』のブラックフェイスを2台メインとしていたようだ。

 彼はギター同様アンプにもかなり手を付け加えていた。とはいうものの関係者の証言によると、彼はかなりのアンプを所有していたようでスタジオにはその時々で色々なアンプを運び込んでいたらしい。「32台のアンプを持ち込んだ。」(!!)という本人証言も残っているぐらいだ。その他「ライヴ会場にあるアンプは、こだわり無くどんなものでも使っていた。」という関係者証言もあるらしい。

 とにかく、コンスタントにフェンダーアンプを愛用し、彼のハードなプレイに耐えられず壊れ、修理を重ね改良を繰り返してきた事は間違いない。

[OTHER]

 ジミ・ヘンドリクスの影響が彼に対して大きかったのはエフェクターを見ても判る。いくつかのスティーヴィー・レイのエフェクターコレクションのなかにあって最も有名なのは『ファズ・フェイス』だろう。彼はジミ・ヘンドリクスの名曲『VOODOO CHILE』をコピーしているが、その曲などでは顕著にそのゴリゴリの『ファズ』音色が現れている。スティーヴィー・レイはこのエフェクターを晩年まで手放さなかった。  

 『ワウ』もまたヘンドリクスによって日の目を見たエフェクターであると言えるだろう。スティーヴィー・レイもこのVOX社の『ワウ』を使いこなした人達のうちの一人だ。何と言ってもインスト曲『SAY WHAT !』では2台のワウを同時に踏んでいる(!)と言うから言葉も出ない。 

 『チューブ・スクリーマー』は現在高値で取り引きされるエフェクターだということは皆さんも御承知の通りだ。『TS-808』『TS-9』『TS-10』などのシリーズが挙げられるが、彼は『808』を使っていたという。「使い方が非常に微妙で難しい」と現在でも多くのプロミュージシャンが使い方に苦労しているが、その性能をフルに発揮させることができたのはスティーヴィー・レイただ一人という噂もある。というより誰もが彼と同じ音色を得るために苦労している。といっても過言ではあるまい。

 ピックに関しては詳しいことは判っていない。噂によるとJIM DANLOPのティアードロップ型でそれを逆さに持って丸い部分で弾いていたとも言われている。 

 013〜056という数字を見て驚くキッズもいると思うが、何の数字かわからないと言うキッズに「弦のサイズだ。」と言えばすぐに驚くことだろう。スティーヴィー・レイはこの弦サイズを常に使って、あのスーパーヘヴィーファットサウンドを出していた。プレイや、指の調子で替えていたようだが、あるときは018〜074(!!)も使っていたらしい。そこまでくるともう人間業ではない。



STEVIE'S GUITAR SET UP
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