ラウンド 13・フィーチャリングマッチ:ズヴィ・モーショヴィッツ vs. カイ・ブッディ

原文
Round 13 Feature Match: Zvi Mowshowitz vs. Kai Budde
著者
Aaron Forsythe
訳者
タイ屋
投稿日
2004-05-18
更新
2004-05-18

カイ・ブッディ氏は史上最高のマジック・プレイヤー。このイベントではここまで2-10の最下位と優勝争いからはかなーり脱落している。しかしそれは彼が他人の夢を打ち砕くことを止めたりはしない。ズヴィ・モーショヴィッツは8-4でトップのジョーステッドと1勝差につけている。決勝進出のためにはオンライン・エクステンデッドでいい成績を出す必要がある。

二人ともちょっと変わったデッキを使っている。カイは「Tight Sight」な青緑の《早摘み/Early Harvest(7E)》と《精神の願望/Mind's Desire(SCG)》のコンボデッキを使っている。勝ち手は《思考停止/Brain Freeze(SCG)》。彼はシークレットテクとして《陽景学院の使い魔/Sunscape Familiar(PS)》を追加している。このカードはタイプ2のデザイアデッキに入ったらいい働きをする。

ズヴィは緑入りサイカトグ。緑は《破滅的な行為/Pernicious Deed(AP)》と、あとサイドのアーティファクト対策カードのためだ。ズヴィはDeedについて、親和とアーティファクト・土地相手にはほぼ自動的な勝ちになると判断している。カイはオンラインで大量にプレイしている。私が想像するところでは、カイは実際に自分のデッキをテストしていて、一方のズヴィは純粋に理論だけからデッキを組んでいるようだ。この差は無視できない。

Game 1

ズヴィがダイスロールに勝ち、まず《ミラディンの核/Mirrodin's Core(DST)》を置く。ズヴィはダークスティールのプレビューで核のことをコントロールデッキのための史上最高の5色地形だと主張していた――そして現在の彼にとってそれがどうなのかも分かる。

カイは幸運にも平地を2ターン目に引いてきたので、陽景学院の使い魔を出せた。この0/3壁は、デッキの呪文すべて(使い魔を除く)が1マナ軽くなるので重要だ。私はカイのデッキリストを見たあとで気になたので、そのマナベースで2ターン目に壁が出せる可能性はどのぐらいか本人に聞いてみた。「ほとんどないね」という答えが返ってきた。このゲームではつまり「ほとんどない」ようなことが起きたわけだ。

ズヴィは《チェイナーの布告/Chainer's Edict(TO)》で使い魔を(待てよ…。『使い魔』ってのは魔法使いのペットみたいなものなんじゃなかったか? どうしてまた石の壁なんかがペットなんだ? …まあいいけどさ)除去した。カイは単に別の使い魔を出し直しただけだった。ズヴィは4ターン目にタップアウトで《綿密な分析/Deep Analysis(TO)》を使用。カイは4ターン目の自分のメインフェイズで《嘘か真か/Fact or Fiction(IN)》を使い、2枚の早摘みよりも3枚の基本地形を優先した。そして森を出して、1マナで《不屈の自然/Rampant Growth(8ED)》をプレイ。

ズヴィは何もしないでターンエンド。カイの《綿密な分析》は《マナ漏出/Mana Leak(8ED)》でカウンター。気にせずにカイはそれを1マナでフラッシュバックして2枚の手札を追加。ズヴィはターンエンドに《狡猾な願い/Cunning Wish(JU)》で《枯渇/Mana Short(7E)》を手に入れて、カイのコンボを後で邪魔する算段を整えた。

その後いずれもドロー呪文を使うだけで大したことは起きなかった。そして7ターン目、ズヴィが破滅的な行為をプレイして、カイの使い魔を除去した。これでズヴィは残り2マナだけ――枯渇には届かない――となった。カイはこの瞬間を見逃さなかった。

カイの7ターン目:

カイ 1 - ズヴィ 0

Game 2

2ゲーム目はさらによかった。カイは2ターン目に繁茂。ズヴィは3ターン目にタップアウトでサイカトグ。カイは3ターン目に綿密な分析。ズヴィは1点パンチの後でタップアウトで綿密な分析。

カイはアンタップして、勝った。

カイ 2 - ズヴィ 0

実際の展開:
7:01 INV_KaiBudde: haha(ハッハッハ)
7:01 INV_KaiBudde: sorry :D(済まないね^^/)
7:01 INV_ZviMowshowitz: whatever(なんじゃそりゃあ)
7:01 INV_ZviMowshowitz: if this is the way the world ends(もしこれで世界が終わるにしても)
7:01 INV_ZviMowshowitz: then at least it was with a bang(少なくとも派手なことにはなるズヴィ)

その《願望》で7枚めくると、問題なくもう一枚願望が出てきた。カイは3枚目の願望を自分で《記憶の欠落/Memory Lapse(7E)》してライブラリーに戻す(カウンターしてもストームは誘発するし、ストーム数が増えるので公開される枚数は変わらない)。カイはさらに大量のスペルをプレイして、最終的に《狡猾な願い》で《思考停止》を持ってきてズヴィをストーム数25ぐらいのインスタント版石臼でひき潰した。

いやはや大変だ。

原文:
http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/mi04/fm10
原題:
Round 13 Feature Match: Zvi Mowshowitz vs. Kai Budde
原著:
Aaron Forsythe
翻訳:
タイ屋

というわけでオンライン・エクステンデッド。ちなみに、ゲーム1のリプレイを見ると「待ってくれ。これはフィーチャーマッチだからその準備で遅れるってRonが言ってる」ってカイがチャットで言っててちょっと面白かった。ロンさんもいろいろ大変だ。

当ページは、2ちゃんねる卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。