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マルチプレーヤールール

原文
Multiplayer Rules
著者
Paul Barclay
訳者
o*nira+
投稿日
2004-10-19
更新
2004-10-19

我々が第八版でマジックのルールに対して大きな変更を加えてからちょうど1年になる。我々としては、できる限りルールに変更を加えたくないんだ。プレーヤーも、我々も混乱するからな。だが、サイコーなアイデアって言うのは絶対に出てくる物なんだ。

という訳で、公式なマルチプレーヤールールだ。今これを公開するのにはいくつか理由がある。まず、オフィシャルな物を作る事により、マルチプレーヤーゲームに参加しやすくするためだ。次に、我々が公式で平等なルールを提示する事によって、プレイ中に起こるごたごたを解決しやすくするため。それから、R&Dがこのルールを使ってマルチプレーヤーゲームで価値を発揮するカードが作れるという事だ。

そして最後に、これはとても興味深い事だが、我々がこのフォーマットに公式なルールを作成する事によって、マルチプレーヤーでの大会が行えるという事だ。まだそのような予定はないが、もし需要があるようなら供給するつもりでいる。

ルールを作るのは難しい━━このプロジェクトは2003年の暮れに始まり、早くとも2004年の9月までかかるだろう。ここに到達するまでに、様々な困難があった。

(中略)

マルチプレーヤーゲームにおいて最も重要な事は、2人でプレイするマジックでは起こらない状況が起こりうる、ということだ。代表的な物としては、次のような物がある。

マルチプレーヤーに適応するためにエラッタが必要なカードも何枚かある。マルチプレーヤールールが一応の完成をしたら、そっちも検討していくつもりだ。

マルチプレーヤールール・ハイライト

オブジェクト

ルールの詳細に入る前に、しょっちゅう使われる用語の説明をしとこう。「オブジェクト」とは、カード、カードのコピー、トークン、呪文、パーマネント、スタック上の能力、そしてスタック上の戦闘ダメージを指す。

プレイ/ドロー

「先攻プレーヤーは第一ターンにドローしない」というルールは存在しない。プレーヤーは必ずドローを行う。

優先権

プレーヤーが二人のゲームでは、優先権は二人の間を交互に行ったり来たりする。マルチプレーヤーゲームでも同じようにする。ただ、着席順に時計回りというだけだ。

ゲームの敗北

ゲームの敗北条件は同じだが、敗北した際に何が起こるかは違う。通常のマジックのゲームでは、どちらか一人が負ければ、それでゲームは終わりだ。だが、マルチプレーヤーではそうではない。一人のプレーヤーがゲームを離脱してもゲームは続行する。ここに二つの問題が発生する。死んだプレーヤーがオーナーもしくはコントローラーであるオブジェクトをどうするか、そして死んだプレーヤーが何をしてよいのか、である。

1. 死者は何も持たない。

そのカードのオーナーもしくはコントローラーがゲームを離脱した際に、そのカードがどうなるのか? 結局我々は、オーナーがゲームを離脱した場合そのカードもゲームから取り除かれるという事にした。だが、問題はある。コントローラーであるが、オーナーではないカードが存在していたらどうする?

次に注意すべき事は、死んだプレーヤーによって起動された起動型能力はスタックに乗らないということだ。これを適用するために、ルール102.6bを加筆する。

ルール

102.6 プレーヤーがゲームに負けた場合、そのプレーヤーはゲームから離れる。また、プレーヤーがゲームから離れた場合、そのプレーヤーはゲームに負けとなる。

102.6a プレーヤーがゲームからはなれた場合、そのプレーヤーがオーナーであるオブジェクトはゲームから取り除かれ、またそのプレーヤーがコントローラーを変更する効果によりコントロールしていたオブジェクトは元のコントローラーに返される。その後、そのプレーヤーがコントロールするオブジェクトがまだある場合、そのオブジェクトをゲームから取り除く。これは状況起因効果ではなく、プレーヤーがゲームからはなれた瞬間に起こる。

102.6b ゲームを離脱したプレーヤーがオーナーであるオブジェクトがゲーム内のいずれかのゾーンにおかれた場合、それはその代わりにゲームから取り除かれる。

2.死者は何もできない。

もし貴方がゲームに参加していないのであれば、貴方はゲームに影響を与えうる行為を何もすべきではない。しかし、選択はしなければならない。よって、次のルールを加筆する。

102.6d オブジェクトが既にゲームを離脱したプレーヤーに選択肢の決定を求めた場合、そのオブジェクトのコントローラーは他のプレーヤーを選ばなければならない。最初の選択がそのオブジェクトのコントローラーの対戦相手によって決められるはずだった場合、コントローラーは可能ならば他の対戦相手を選ぶ。

射程

呪文の射程はこのルールにおいて混乱を生み出す一番の要因だ。本来はシンプルなルールなのだ━━射程が2ならば、それはつまり「オレから見て二つ以内の席に座ってる奴にしか影響を及ぼさない」ということだからだ。だが、「効果を与える」っていうのがどういう意味か定義が難しいのでルールで表すのは非常に困難だ。

射程はつまり、こういうことだ。

当ページは、2ちゃんねる卓上ゲーム板「MTG Sideboard Online 日本語版」スレッドに投稿された記事を、426(braingeyser-lj@infoseek.jp)がまとめたものです。