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どうしたものかカレンダーには仏滅や大安なるものが存在する。
そして大安は婚礼・披露宴には良い日とされ、この日に結婚式を挙げるカップルが
圧倒的に多い。またこの反対に仏滅に結婚式を挙げるカップルは非常に少ない。
式を仏式で挙げるならともかく、教会やチャペル様式で挙げるカップルでさえも仏
滅に結婚式を挙げるカップルは少ない。
婚礼を専門とする写真家にとってこれは非常に手痛い風習・慣習となる。
なぜかと言えば、どんなに腕の良い写真家であっても1日2件の婚礼スナップを受
け持つのは至難の業だからだ。同じホテルや同じ結婚式場でなければ、移動の時
間を考慮すると1日2件の撮影依頼を受けることはできない。
同じ土曜・日曜であっても最高20組くらいの挙式・披露が可能な施設であっても、
仏滅は2〜3件、冬や夏のシーズンオフなら0件ということだって多々ある。これが
大安の土曜・日曜になると目いっぱいの処理能力をこなすこととなる。
婚礼の8割9割は土曜・日曜・祝祭日に集中する。
人件費の関係から週に2回しか撮影のない婚礼に、正社員をくまなく配置・撮影さ
せることはできない。撮影のない週5日遊ばせることになるからである。今日そん
な遊ばせる余裕を持った写真室やビデオ業者はいない。いつも最小の人員で効
率よく仕事を回せるように策を講じている。写真家やカメラマンが足りない大安の
土日はアルバイトや外注のカメラマンでその場を切り抜けるのである。
土日であっても仏滅の時はカメラマンが余ってしまい、反対に土日の大安になれ
ばカメラマンの絶対数が不足する。こんな時に事件や事故は発生する。それはな
ぜか?
答えは簡単。
カメラマンでない奴がカメラマンに変身するから。
ご存知の通りカメラマンには、それが写真であろうがビデオであろうが国家資格は
関係ない。必要とされていない。誰でも首からカメラをぶら下げれば即席カメラマ
ンになることができる。
女性カメラマンに特にこの傾向が強い気がする。
普段撮影の仕事なんてしていないにも関わらず、あるいは年数回しか撮影経験が
ないにも関わらず、土日の大安だけは婚礼のスナップカメラマンに大変身する。
立派な?カメラ機材は撮影業者が貸し出すのである。
こんなカメラマンあるいはカメラウーマンに当たったら災難以外のナニモノでもない。
一生一度の婚礼スナップをド素人同然の即席カメラマンが撮るのである。
どんな写真が出来上がってくるのか想像するのも怖い!!
料理に喩えて言えば、婚礼がフランス料理としよう。
フレンチ専門のシェフなんて数が知れている。
仏滅の時には十分数が足りている。でも土日の大安になると数が足るなくなる。
たいていの撮影業者は他所から借りてくる。
フレンチのシェフはもういないからイタリアンや中華や日本料理の調理師を借りて
くる。ジャンルは違っても同じ料理人・調理師だからというコジツケの理由でその日
だけフレンチを作ってもらう。レシピは紙に書いて厨房内に大きく張り出している。
こんな姿を想像してもらえばわかりやすいかと思う。
婚礼専門のカメラマンの数なんて全国的にみてもたかが知れている。
もし何の知識もなく良いカメラマンに当たろうと思うのなら仏滅に結婚式を挙げるこ
と。かなりの確立で良いカメラマンに当たる。反対に土日の大安に式を挙げるなら
熱心にカメラマンの検索・下調べをしないと下手糞な即日即席カメラマンに自分達
の大事な思い出の1日を託してしまうことにしまうことになる。
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