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演劇・「人類館」 2003年12月6日(土)7日(日)大阪初公演                            


なんと沖縄の歴史の、暗く、やるせないことか。
救いようもない被虐の歴史の、際限のない連鎖。
中でも「人類館事件」の荒唐無稽。
人間が人間を見世物にしたという、信じがたい事実。
ここまで来れば、もう怒りを通り越して、笑うしかない。
私はこの「人類館」をモチーフに、沖縄の近・現代を
網羅した芝居を書こうと思い立った。 知念正真
『EDGE』四号/1997年6月、APO発刊

演出・脚本 知念正真 
今回の出演:上江州朝男(調教師)花城清長(男)高宮城六江(女)
1978年岸田戯曲賞受賞作品

(下の写真は今回の出演者ではありません。)

皆さん今晩は。 
本日は我が「人類館」へようこそおいでくださいました。
既に皆さん方、良く御承知の通り、人類普遍の原理にもとづき、
全ての人間は方の下に平等であります。
何人たりとも、その基本的人権は尊重されなければなりません。
いつ、いかなる時、いかなる意味においても。
差別は決して許してはならないのであります。
…つまり、人類普遍の原理であります。
そもそも、差別はどのようにして、生まれるのか。
何が原因でなさるのか?
戯曲「人類館」より

★「見る側」の押し付けと、「見られる側」の併合 
 1903〜2003・・100年たった今、「人類館」を問う

 1903年、大阪・天王寺界隈で第5回内国勧業博覧会が開かれた際に、「学術人類館」なる
見世物小屋が出現しました。館内では、「未開人」として、「琉球人」「北海のアイヌ」「台湾の
生蕃」「朝鮮人」など生身の人間が「展示」され、鞭を手にした説明人が、「こやつは・・・」という
侮辱的な調子で解説をしたといいます。当時、博覧会は、植民地支配者・日本の国威発揚の
場としてあり、人類館に「展示」された人々のほとんども、日本に侵略され、「新領土」となった
地域・国の人々でした。 こうした展示には、「異民族・異文化を知る」というような一見中立的な
お題目が掲げられていましたが、そこで「展示」される内容は、あくまで支配者である「見る側」の
「見たいもの」に限られていました。支配者の富や優位性、エキゾティックな楽しみを提供するもの
としてだけ「見られる側」が眺められ、侵略によって「見られる側」が抱えさせられた問題−差別、
富の搾取、虐殺、文化の破壊−に目が向けられることはありませんでした。
 一方、「見られる側」は、支配者である「見る側」の「見たいもの」を演じるか、自らも「見る側」へ
加担するばかりで、「見る側」・「見られる側」という植民地主義的な関係を相対化していく力を
あまり持ってませんでした。 人類館での「琉球人」の「展示」は、沖縄側の批判で会期途中で
中止となる、しかし、沖縄の新聞紙上に見られた、「我を生蕃アイヌ視したるものなり」という議論は、
他の民族を差別し、日本に同化することで差別から抜け出そうという、沖縄人の意識構造の
問題を浮き彫りにしていた。 私達は、こうした構図が過去だけのものではなく、現在も続いていると
考えています。人類館事件をきっかけに、日本社会の過去から現在、力を持つ側と持たない側の
関係、「見る側」・「見られる側」という関係について考えていきたいと思います。
 沖縄を一方的に差別や娯楽の対象とする大和の「視線」と、大和への「迎合」という沖縄人の「反応」
 100年たった今(2003年)、一体何が変わったのだろうか?
100年たった今「人類館事件」を問う:: 場所の記憶に耳をすまし「場所」へ「声に」
「フィールドワークとパネルディスカッションの集い」より
演劇「人類館」を実現させたい会


いまから100年前の1903年、大阪の天王寺公園一帯で開催された第5回内国勧業博覧会を
ご存知の方は、多くいらっしゃることでしょう。では、この博覧会会場の正門前につくられた
人類館という建物をご存じでしょうか?人類学者が関係してつくられたこの建物には、
沖縄人、アイヌ民族、台湾の先住民族など、人間が見世物として「陳列」されていました。
当時の『琉球新報』は、沖縄人が「陳列」されたことに対して、抗議のキャンペーンをくりひろげます。
アジアにおける日本人の民族観、優越感、植民地意識を示した人類館事件は、「陳列」された
人びとに「日本」という国家と自らの位置を意識させることとなったのです。
この事件に発想のヒントを得て、沖縄の近代史におれる差別の諸相を戯曲化した
演劇「人類館」が誕生し、1976年、演劇集団「創造」によってコザ市(現沖縄市)で
初演されました。大阪、東京ても上演され、1978年の第22回「岸田国士戯曲賞」を
受賞しています。20数年を経て、大阪で再び上映される演劇集団「創造」による演劇「人類館」。
「人類館」という小屋のなかで差別を相対化していく喜劇を、事件から100年後の大阪で体験してください。
大阪人権博物館


大阪で演劇「人類館」をみることは沖縄(ウチナー)とヤマトゥの関係性や、沖縄が組みこまれ、
かつ沖縄自身が抱え込んできた差別の構造を、想像力と創造力をもって見ていくのに有意義といえる。
「大大阪」(阪神工業地帯)を目指した沖縄からの出稼ぎ者は、安価な労働力として吸収されながら
日常生活をおくってきた。ゴーヤーや豚足を食べる。島唄を唄う。三線を弾く。これらは、
「異質・奇異なもの」とみなされた。ヤマトゥの沖縄人(ウチナーンチュ)たちは、日本社会からの視線に
不安を抱きながら暮してきたのである。昨今の「沖縄ブーム」が、過去の差別的まなざしを解消し、
「多文化共生」というあらたな価値観を生みたすものにつなかるだろう、と安心していいのだろうか。
「人類館事件」から100年たった今年、多くの人々に演劇「人類館」をみてもらい、今いちど過去に
目を向け、歴史の記憶に耳をすましなから、未来への方向性を見据えていくことにつなげていきたい。
今回の公演は、そのひとつの始まりてある。
演劇「人類館」を実現させたい会



佐渡山 豊 CD「人類館の唄」出来ました。

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最後まで読んで頂き、イッペーニーフェーでーびる。

「人類館」を実現させたい会では上演の費用面で非常に苦労しています。
なんせ、メンバーは学生、一般サラリーマン、主婦がほとんどでありいうまでも無く財力が有りません。
でも、「人類館」100年という節目に当たり、どうしても今一度、芝居(演劇)をとうして何かを感じて
みたいと、いう熱意は誰にも負けません。
近年では大阪が初公演ですから舞台装置、大道具、小道具、照明、その他の諸費用に至るまで
殆どの費用を捻出する訳ですから多大な予算になり、最初から赤字覚悟の公演なんです。
3回公演を満席にしたとしても全体予算から120万〜160万円の赤字なんです。
そこで、みなさんにもご理解を頂き「カンパ」のお願いを申し上げるしだいです。
不況の折り、懐、ポケット事情も寂しい限りとは思いますが、どうか宜しくお願い致します。
おいくらでも結構です。 よしゃーカンパしたるで〜という方は下記まで振り込みをお願い致します。
と、同時に12月6.7日には是非、喜劇「人類館」を一緒に見ましょう!。
知人、お友達、お誘いの上、おいで下さいませ。
チケットは関西沖縄文庫(06−6552−6709)へ。
文責:諸見里

「カンパ」宜しくお願いします。m(_ _)m                                     振り込み先:郵便為替口座 大正平尾郵便局「00920−4−266277 関西沖縄文庫」です。


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「檻」の中の沖縄現代史 岸田戯曲賞受賞

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