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国別まとめ・レバノン

滞在日数2002年4月4日〜4月12日(9日)
滞在都市 ベイルート7 トリポリ2  *数字は滞在日数  泊まった宿  ネットのできる場所
ヴィザ
国境で2週間のヴィザを取得 25000レバノン・ポンド(約20ドル)、期限の長いものもある
*2泊3日のトランジット・ヴィザなら無料、また2月中旬辺りから1ヶ月間はヴィザ無料期間がある
 そうなので、要確認
使った金現金391,550レバノン・ポンド (33000円 261ドル *1LP=0.085円)
主な内訳宿泊費56,000LP 移動費11,000LP 食費223,050LP 観光費24,000LP 交通費(市バス等)51,000LP
通信費(主にネット)5,500LP 娯楽費(映画等)13,000LP  土産代(CD等含む)8,000LP
1日平均4,128円
物価
日本に近い!サンドイッチで2、300円、レストランで食べると1000円する。とりわけバー等で飲む酒類はほぼ日本並の値段で、スターバックスは日本より高い。交通費は2時間のバスで200円位とまずまずだが、シリアから来るとその格差が目立つ。宿代は500円程度だったが、こういう安宿は例外的な存在だ。観光ポイントはバールベックを除いては(学割で)2、300円程度。インフラが進んでる国だけあって、ネットに関しては1時間150円程度。僕は1日30ドル・ペース!だったけど、倹約すればもう少し抑えられるだろう。
治安
ほぼ良好。ベイルート市内のダウンタウンや各都市の要所には兵隊の姿がやたら目立つが、たまにパスポートをチェックされる程度。南部のイスラエル国境に近い地方は、外務省の渡航延期勧告が出ているが、観光地は夜間も含めてほぼ問題なし
買った土産
 音楽テープx3


 主な出来事

 予備知識もなく、日が余りそうなので急遽訪れたレバノン。ベイルートでは、初日こそ大雨ながら、後はほぼ好天に恵まれる。居心地のいい宿を拠点に、ビブロス、サイダ、スール等の遺跡を見物。しかし、ここの見物は遺跡群以上に町そのものだった。ヘソ出しのヨーロピアン風お姉さんたち、ダウンタウンの敷居が高い程のお洒落さに目を丸くする。夜のバーやクラブ探訪にワクワクし、ヴァージンメガストアでCDを試聴しまくる。都会の楽しさを味わいつつも、ベイルートはちと金がかかり過ぎる。で、地方都市のトリポリに国の象徴レバノン杉を見に行く。ここは打って変わって田舎っぽいアラブの世界。旧市街のスーパーフレンドリーな人々に歓待される一方、さすがはレバノン、酒もハッパも何でも揃っているのだった。再びベイルートに戻り、最大の見所とされるバールベック遺跡、そしてアンジャル遺跡を見物。そのスケールに圧倒されるも、やはり、この国は何と言ってもベイルート。出費は嵩むけどいつまでも留まっていたいイケてる都会。いつかまた訪れてみたいもの。

 国の印象

 本当に訪れてよかったと思う。なぜ中東に来たかったかというと、日本では今一つ掴みづらいイスラムの国を廻ってみたかったからだ。全ての人が強固な宗教的人間で、テロリスト的狂信さを持ち合わせているのか?そんなはずはない。過去に訪れたマレーシア、トルコとも、人々は意外な位穏やかだった。これは例のテロが起こる以前から考えていたこと。そして、このレバノン程、ムスリムの国、中東の国といっても一様ではない、ということがハッキリ認識できる国はそうはないだろう。まさしく“イケてる中東”。他に考えられるのはドバイやバーレーンあたりか。貿易で栄え、早くからヨーロッパ的な志向を取り入れた国で、とりわけベイルートの洗練度合いに驚く。ベイルートという名の、どこかきな臭い響きは15年に及ぶ内戦の名残だが、あの内戦を経てもベイルートは目覚しく復興、発達している。もし順調に発展し続けていれば、果たしてどうなっていたか?とまれ、内戦の傷跡が残る廃墟、ローマ遺跡、そして近代的でお洒落な建物が混在するダウンタウンの面白さ。“中東のパリ”は見事に復活しつつある。

 交通や通信インフラ等の便の良さも中東随一だろう。ベイルートの人々はそこそこ裕福そうで、他の中東の国のように料金をぼろうとする輩は極めて少ない。都会的なクールな人間が多いのかと思いきや、アラブ人の人なつっこさは、しっかり残しているのが嬉しい。地中海に面したエリアはとりわけ開放的で、女性たちもベール姿は稀。ただし、これもトリポリやサイダといった地方都市に行けば事情が違う。一方でアラブ的な人情の厚い世界は全開となる。ちょいと気に入らないのは、英語よりもおフランス語の通用度が高い点。“ムッシュ〜”なんて呼ばれても自分のこととは思えなかったりして。

 この国のネックは物価の高さだ。極めて日本に近いレベルで、いればいる程出費が嵩む。とりわけベイルート。食費があまりにかかるので、かえってサンドイッチ等のファストフードに偏ってしまった程。しかしここは、もうそういう世界なのだと割り切れば大いに楽しめること請け合い。都会にいれば金がかかるのは当然のこと。都会好きの僕にとっては、実に居心地のいい場所だった。上にも書いた通り、いくつかの遺跡等の観光名所はあれど、何よりも興味深く印象に残るのはベイルートの町そのもの。数年後には、内戦の廃墟は全て真新しい建物に取って代わられるのだろう。そんな、この町、この国の発展ぶりを、またいつか確認しに訪れてみたいものだ。  

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