| 妊娠と尿崩症 | ||||
| 尿崩症を発症している患者の妊娠 | ||||
| ○ | すでに尿崩症を発症している患者が妊娠を希望している場合、尿崩症の原因によって 対応が 異なる。 |
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| 前葉系機能に異常のない特発性尿崩症患者の場合は尿量管理にのみ気をつけてい れば、通常の妊娠と同様に取り扱うことが可能であり、妊娠への導入も容易である。 |
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| 分娩・授乳についても大きな問題はなく、また今ひとつの後葉ホルモンであるオキシト シン分泌も障害されないと報告されている。 |
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| しかし、内科医と婦人科医との充分な連携体勢によって経過を観察していくことは必 要である。 |
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| 続発性尿崩症の場合には、腫瘍・手術・放射線療法などにより前葉機能が障害され ている場合が多く、まず妊娠への導入について内科医と婦人科医が緊密な連絡をと りつつ方針を定め、妊娠後も慎重に検査および治療を行っていく必要がある。 |
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| ○ | 妊娠中の中枢性尿崩症の治療はDDAVP(デスモプレシン)で行うことが原則であり、過 量投与・ 過量飲水による水中毒の発生さえ注意すれば、特に大きな副作用もなく妊 娠を継続し、正常分娩に至ることができる。 |
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| DDAVPの使用量は1日5〜10μgを2回に分け点鼻し、尿量の反応をみながら必要 に応じ 増減する。 |
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| バゾプレシン製剤であるピトレシン(*1)はDDAVPとは異なり、効果が短時間である こと、弱いながらも子宮収縮作用をもつこと、CAPにより分解されることなどの理由 により、妊娠中には使用すべきではない。 |
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| (*1) ピトレシン ・・・・ |
手術前後等の尿量コントロールを機敏にかつ厳密に行う場合のみ用 |
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| ブドウ糖液に溶解し微量点滴する。 | ||||
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過剰投与により高血圧・冠動脈収縮・腹痛・排便切迫などの副作用を
生じる可能性がある。 |
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