<11月24日 更新>

“小堀一家”で関東制圧!

秋季関東大学卓球リーグ戦 (9・12〜16 代々木第二体育館)

 低迷期の姿はそこになかった。中大が4勝1敗で8年ぶりにリーグを
制覇。最終の専大戦を2対3から一気に逆転するなど、実力と粘り強さ
で勝利を引き寄せた。つい2年前までは入れ替え戦の常連校だったが、
小堀守彦主将(経4)がチームを再建。エースとして戦力面でも大きく
貢献した。苦難に満ちた過去と決別し、中大は復活への道を歩み始めた。

監督がゲキ


 今までの中大なら崩れていたかもしれない。第2戦の大正大戦で3勝
4敗と惜敗。1勝1敗で優勝争いから後退し、ズルズルと行きかねない
状況だった。

 試合後、鈴木監督のゲキが飛んだ。「中大に来たからには全日本入り
するぐらいの気持ちで来たはず。しれがこんなところで負けていたら情け
ない!」かつての中大の全盛期を知り、何より期待して選手たちを獲得
した鈴木監督にしか言えない言葉だった。選手たちが奮い立たないはず
はなかった。

 まずは翌日の早大戦で4対0と完勝。自信を取り戻した。続いて明大も
撃破し最後の専大戦は2対3からの大逆転勝利。試合が決まると、選手た
ちはベンチを飛び出し、勝利の雄叫びをあげた。初めて味わう優勝に誰
もが涙を流さずにはいられなかった。

 「半分家族」

 かつては考えられない光景だった。二年前までは最下位は中大にとって
指定席。春秋合わせて14度のリーグ優勝を誇った名門が低迷にあえいでた。
そんな状況を打破しようと小堀主将が奮起。「部が弱いことにも、部の
あり方にもつらいものがあった」という小堀主将は代を受け継ぐと、すぐ
さま改革に乗り出した。

 「本気で喜び合えるチームになるには、仲が良くないと」と雰囲気作り
を重視。部員全員で遊びに出たり、下級生に食事をおごったりもした。
雑用などの仕事も学年に関わらず全員で分担。「ささいなことをみんなで
きるチームは強い」と部員の扱いは平等にした。

 ケジメにはうるさかった。試合の態度が悪かったり、仕事をサボれば
容赦なく叱りつけた。一方で部員の相談に乗ったりと配慮も欠かさなかっ
た。いつしか小堀主将は鈴木監督に「親分肌」と評される主将になり、
団結力をチームにもたらした。

 「半分みんな家族みたいなもの」。小堀主将が植え付けた団結力と粘り
の強さは確かに実を結んだ。自身もエースとして、シングルス3勝、ダブ
ルス5勝と大車輪の活躍。実戦においてもチームを引っ張った。「こんな
チームが(優勝して)信じられない。けどそこがまたいい」。小堀主将の
笑顔には、チームを作り上げた達成感がにじみ出ていた。


計11種目制覇!圧倒的な力でV8達成!

第77回 日本学生選手権水泳競技大会 (9・4〜6 東京辰巳国際水泳場)

 黄金時代はまだまだ続く。一年生、四年生の「新旧」の活躍で
二位・筑波大以下を大きく圧倒。連続優勝記録を「8」に伸ばした。
世界水泳では不発に終わった中村真衣(法4)、源純夏(法4)も
優勝し、4年間の大学水泳生活に華を添えた。

圧倒的な力


 プールに31名の勇士が次々と飛び込み、喜びを分かち合った。
今年も中大が圧倒的な力を見せつけ、総合優勝を勝ち取った。

 「8連覇、リレー3種目制覇」を掲げ、インカレに乗り込んだ中大。
初日の四百bリレーを優勝し着実に点数を増やしていく。そして二日目
の四百bメドレーリレー決勝。昨年、一昨年と筑波大に苦汗をなめた
種目。これ以上負けるわけにはいかない。誰もがそう思っていた。しかし
、今年の敵は筑波大ではなかった。中京大。常に前を行く中京大に必死に
食らいついていくのが最後の最後まで抜き返すことはなかった。「今年も
負けた。中大が弱かったのではなく、中京大が強かった」。橋本佳彦主将
(商4)はショックを隠せなかった。総合優勝とリレー3冠の完全優勝は
来年以降に持ち越された。

強いきずな

 リレー3冠達成は逃したものの「今年は他大も力をつけてきたが総合優
勝は確信していた」(橋本主将)と豪語していた通り男子15種目中13
種目で入賞と常勝ぶりを発揮した。この強い中大を支えているのは、確固
たる団結力である。「全員でのミーティングで一丸となって戦おうと決め
た」(橋本主将)。このまとまりが試合中にもみられた。

 男女百b自由形でアベック優勝を果たした、奥野智裕(総4)と源の口
からは「同じ種目としてお互い励ましあってきたので、彼女(源)の優勝
は自分の優勝と同じくらいうれしい」(奥野)、「奥野君が勝ってうれしさ
2倍」(源)とお互いの健闘を称えた。このように中大の選手の一人ひとり
がエネルギーとなって選手を後押しする。最終日の八百bリレーの優勝は、
チーム一丸となって勝ち取った結果である。

 例年以上にレベルの高い一年生が入り、部全体が良い刺激となって、さらに
強くなっていく。インカレ連続優勝の最多記録は日大のもっている10連覇。
記録更新まであと3年。しかし、中大の勢いはまだまだ衰えそうにない。