6年生の時の最悪3人組は、NがA中学・TとHがB中学で分かれました。
僕はNの家に近くてA中学でした。
A中学は3つの小学校の卒業生が入学するので、僕とNが同じクラスになりませんでした。
同じスイミングの女子は、Sさんが引っ越したのでT様とYさんになりました。
減ったと思って喜んでいると、曜日の違う女子Sさん(引っ越した子とは別の人物)が僕と同じ曜日にきました。
Sさんは違う小学校でしたが、中学校で一緒になりました。
合計三人で変わらずです。
Yさんが僕と同じクラスになりました。
YさんはT様と同様にクールな感じなので、クラスではほとんど話しませんでした。
Yさんは背が高くて肩幅が広く体格がいいので、クラスの男子からは一目を置かれました。
と言うより怖がられていました。
クラスの3分の2は初めて見る顔なので、僕の暗い過去を知っている人はいないようでした。
僕は生まれ変わるチャンスだと思い、今度は女子にいじめられないように気をつけました。
クラブは水泳部に入りました。
スイミングで知っている先輩がたくさんいたのでかわいがってもらえました。
部員は男子の方が多かったので、安心しました。
同級生の男子では、同じスイミングの選手クラスは僕だけでしたが、僕よりタイムが良い子もいました。
女子は選手クラスの3人ともう1人いました。呼び出し
5月に自然学舎があり、その時にまた事件がありました。
自然学舎は1クラスが1つの民宿に泊まりました。
男子が2階で女子が3階の部屋でした。
自由時間に僕と僕の友達が女子の部屋に呼ばれました。
それまではクラスの女子から全く手を出されていなかったのでショックでした。
でも友達と一緒だったので行ってみました。
もし何かあれば、友達を置いて逃げるつもりでした。
部屋に着くと、Oさんは一緒に来た友達に帰るように言って、僕が部屋に入ると戸は閉めました。
部屋にはYさんもいたので覚悟しましたが、Yさんは見ているだけでした。
OさんとKさんは僕にいろいろ尋ねてきました。
はじめは雑談のようでしたが、だんだん答えたくないことも聞かれたので、僕は部屋を出ようとしました。
でもほかの女子が戸の前に立って、出してもらえませんでした。
僕が突破しようとすると、部屋にいた女子が興奮して僕のまわりに集まって僕を部屋の置くまで引きずっていきました。
「誰にも言わないから許して」と言うと以外にも放してくれました。
Yさんも見ているだけでした。
先生にも友達にも誰も言わないことを約束して、部屋から出してもらえました。
6年生の時やスイミングでの「死闘」に比べると全然やさしいと思いました。
さすがに中学生にもなると女子も色気づいたのか、もう子供のようなことはしないんだなと思いましたが、
それは間違いであることがずっと後になって分かりました。
カレー
自然学舎のプログラムに飯盒すいさんがありました。
男女3人ずつのグループになってカレーライスを作りました。
僕はYさんと同じ班になってしまいました。
自然学舎に行く前から同じ班の友達に
「Yさんを怒らせると鉄の棒を飴のように曲げる」
「Yさんに命令されたら絶対服従」
「僕達の班だけ朝5時に起こされて、Yさんにこき使われるかも・・・」
言いたい放題言っていました。
もちろん、Yさんには聞こえないように。
飯盒すいさんのときは本当に緊張しました。
僕達はYさんの機嫌を損ねないようにテキパキ動きました。
Yさんに言われたことは、笑顔でやらせてもらいました。
やっとカレーが出来ました。
ほかの班は普通のカレーなのですが、僕の班のはとろみがなくて水のようでした。
それを御飯にかけると・・・
薄い!・・・味が薄い!!
実はこのカレーはYさんが水を入れすぎたのです。
僕が見ていると明らかに水を入れすぎていました。
でもYさんが怖かったので、何もいえませんでした。
Yさんは1カップは100ccと勘違いしていたみたいで、見事に倍の量の水が入っていました。
僕がそれを指摘して、Yさんを怒らせて、Yさんに生き埋めにされても文句は言えないので、自分の身を守るために気づかないふりをしました。
そのカレーを食べた男子3人は顔を見合わせましたが、3人とも無言でした。
Yさんのほうをこっそり見ると、不機嫌なようでした。
Yさんが「火が弱いから味が薄いんと違う」と言ってきました。
そんなわけはないけど、とにかく怖かったので友達に
「だからもっと薪をくべるように言ったのに!」とでたらめを言っておきました。
Yさんは「男子で責任もって全部食べて」とか言ってきました。
6人で10人分ぐらいの分量だったのに、水を入れすぎたので倍近くの量になっています。
まずいカレーをそんなに食べることは不可能なので、Yさんに悟られないように男子3人で言い争っていました。
「俺、もうあかんから後は2人で頼む」
「お前、残したら同罪やぞ。」
「明日の新聞に男子3人行方不明って新聞に載るなあ。」
とにかく3人は必死で食べました。
しかし、いくら食べても減らない気がしました。
僕は絶望感に襲われて泣きそうでした。
・・・
結局どうなったのかは全く記憶にありません。
思い出したくもありませんので、この話はこれで終わりです。
同じ班だった友達へ・・・ごめんなさい!
|