小春雑記帖



      

おぼえがき

「小唄と端唄とうた沢との関係――小唄は三味線をあしらいにつかって唄い、端唄は三味線にのせて唄う、小唄は唄い込まれる唄の文句の面白さを味わい、端唄は節廻しと声づかいのよさに耳を傾ける。又うた沢は三味線小曲として格づけられたもの、端唄は三味線にのせながら三味線にひきずられぬ自由さを持つて唄うもの、うた沢と端唄はどこまでも声を聞かせ、節を聞かせるものだが、小唄はあくまで文句と気分を味わわせるものでなければならない――」これは平山蘆江氏の主張であるが、言い得てまことに妙である。・・・・
「小唄入門」(杉原残華・本山荻舟共著)昭和二十九年四月一日発行/発行・住吉書店

(2004/10/21)

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