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●超重神グラヴィオン(全13話) オススメ度:6  小・中・高
物語  西暦2041年の地球。
 突如として宇宙から現れた正体不明の戦闘生命体・ゼラバイアに対し、地球政府はなすすべを知らなかった。

 しかしそこに、ゼラバイアの地球侵攻を予見し、密かに対準備を進めていた男、クライン・サンドマンの率いる武装戦隊・アースガルツが登場、超重神グラヴィオンをもって立ち向かう。
 地球の命運はグラヴィオンのパイロットである、6人の少年少女達に託された。
 そして地球の命運をかけた"超機械神々話"が幕を上げる…

感想
 2002年10月〜12月、フジテレビ深夜枠で放送。
 「VIRUS」「銀装騎甲オーディアン」などムサい筋肉兄ちゃんと美少女キャラパンチラ&乳揺れなどのサービスといった特色を持った作品をつくる大張正巳監督が、「21世紀のアニメ、全ての始まりにして、全ての原型となる究極の神話」などとえらく豪語して作ったロボットアニメ。
 (ぼそっと)やってることは今までと大して変わりありませんが^^;(ぼそっと終わり)

 大張監督は言動を含めあまりいい評判を聞かない人ですが、構成をベテランの志茂文彦が手がけられており、私は「ミト」「フルメタ」「ガウル」とこの人の手腕には信頼を置いているので、とりあえず視聴することにしました。
 この時期になると、放映されているアニメが70本という異常な数になるので、少ない時間の中でどれを見るか選ぶだけで結構悩みますね^^;

 どうでもいいことかもしれませんが、中盤からえらく変則的な放送日程を組まれ、「灰羽連盟」と同じくほとんど1週間に2話の地獄のスケジュールを強いられた不幸な作品です。
 フジテレビの変則日程は「Kanon」「藍より青し」と続いて有名な話で、このために作画が素人目にも悲惨なものになることが多いです。
 っていうか、この時期だとまともな作画スタッフを確保できないというのもあるでしょうけど。

 グラヴィオンは謎の富豪サンドマンが、対ゼラバイアの切り札として用意した巨大ロボット。
 人型のグランカイザーに5台の地球製GD(グランディーヴァ)が合体して完成します。
 ま〜勇者王シリーズのロボットと比べても大して変わらんですな。
 パイロットごと飛んでいくロケットパンチがなかなか爽快。

 ちなみにパイロットの内わけは中心の人型と右脚部が少年2人、頭部・左腕・右腕・左脚部が女性4人で構成されています。
 主人公的な位置付けにある少年が、ずっとに乗っているのが珍しいです。

 キャラクターは2人の美少年主人公、お城のメイド部隊わらわら、チビの元気印娘、無表情なロリ娘、超乳のおねーちゃん、謎のマスクマンなど豊富ですが、ちゃんとキャラの棲み分けができているので覚えやすいです。
 どう考えてもメイドはインフレ起こしていたように思えますが^^;

 レギュラーキャラの中では、なんといっても何事にも「美」を追求する若き大富豪・サンドマンのインパクトが強烈。
 間違いなくこのアニメの真の主人公は彼であると誰もが認めるところでしょう^^;
 サンドマンが登場して何かするたびに頬がヒクついてしまいます。
 あと、桃井はるこボイスの整備班リーダーのメイドが後半やたらと目立ちまくっていたのも印象的。

 ストーリー本筋の方は、なんかいろいろと謎や意味深なセリフ(伏線)をちりばめているんですが、それに気を取られずに気楽に見るのが正解という作品のようです。
 どうせほとんどの謎はほったらかしにされます(笑

 作品のノリ自体はどちらかというとシリアスですが、要所要所に見ている側の気を抜くギャグが挟まれており、見せ方が上手いです。
 「VIRUS」の頃と比べると、大張監督のアニメに対する姿勢もだいぶ変わってきたのかな〜と思えます。

 お約束の戦闘シーンは合体ロボットものらしくなかなか燃える演出がされており、メイドやお色気要素が入ってたりするのがやや異色ではありますが(^^;)、ロボットファンとしても満足のいく作品だと思います。
 いちおうロボットもののキモであるだけに、どの回も戦闘シーンだけは作画もしっかりしていたように思います。
 毎回パワーアップする敵とそれを破る新たな超兵器というのがパターンになって繰り返しギャグみたいにも感じられるのが何ともいえないですが^^;

 何にしても、13話という短いテレビシリーズではそうそう伝説を残すことはできませんね。
 (「トップをねらえ!」とかは別格^^;)
 間違いなく26話規模で作られるように設計されているので、尻切れトンボになってしまっているのも事実。
 しかし、気軽に見られるという意味では、いろいろとオタ受けする要素もあり、燃える展開もあり、良質なアニメだったと思います。

音楽
 主題歌はJAM Project「嘆きのロザリオ」。かなりインパクトがあり、何度も聞かなくともすぐ覚えます^^;
 まさに「グラヴィオンのうた」という感じ。
 エンディングは画面には登場キャラが次々入れ替わっていくだけなのですが、サビのあたりでなんともいえなく切ない感じが漂ってきて、かなり気に入りました。

ボイス
 福山潤・鈴村健一・池澤春奈・浅川悠・桑島法子・中原麻衣・速水奨・緑川光などなど。
 サンドマンは速水奨氏で決まりですね^^;

作中の一言:サンドマン「グランナイツの諸君、合神せよ!!」


●ココロ図書館(全13話) オススメ度:6  幼・小・中
物語  物語の舞台は、人里離れた山奥にあるココロ図書館
 そこでは三人の姉妹が司書として、図書館をきりもりしていた。

 とても優しくて素敵だけれど、どこかホンワカしている長女の「いいな」
 行動的でしっかり者の次女の「あると」
 そして、司書になったばかりの三女の「こころ」

 今は亡きお父さんが遺してくれた図書館を、盛り立てていこうと張りきる三人だが、いかんせん山の中にあるため、めったに利用者さんも現れない。
 なんとかみんなに少しでも本の楽しさを知ってもらおうと努力する三人。
 そんな中で、末っ娘のこころは色々な人と触れ合い、すこしずつ成長していく。
 司書として、人間として…

感想
 2001年10月よりテレ東深夜枠で放送。
 原作・高木信孝、キャラクターデザイン・橘秀樹、音響監督: 菊田浩巳。
 脚本に「スクライド」「リヴァイアス」「トライガン」の黒田洋介、監督に「R.O.D」の舛成孝ニの腕利き二人を迎えたほのぼのアニメ。
 製作・スタジオディーン。
 メディア展開はそもそも小説(黒田&高木)からスタートして、アニメ&漫画が作られています。

 いたって子供向けなお話なのに、深夜枠で放映するとは何を考えているのか^^;
 「シュガー」みたいに商品としてのクォリティーを追求してスポンサー料の安い深夜に放映したというのが内情なんでしょうか。

 もはや何かつっこもうとする気力すら萎えさせる設定が素敵(^^)。
 どこかの国(日本のようで、ヨーロッパ風の建物が多く、無国籍な印象を受ける)のどこかの地域の山奥にある図書館。
 利用者が1日に1人しかいない日もあるこの図書館で、仲の良い三姉妹が司書として働いています。
 なぜか3人ともメイド服

 のどかな田園風景が続く中、たまに舞台となる街には司書のロボット(コンパロイド)が存在するあたり、実は文明レベルは相当に高い?
 …いや、これも野暮なツッコミというものでしょう。
 ただ、最大のツッコミどころである「なんで図書館やっていけるの?」という疑問にはちゃんとアニメの中でツッコミがあるので安心してください(笑

 お話は第1話で司書になった三女のこころを主人公として、彼女と2人の姉、図書館に来る様々な人たちの触れ合いを描きます。
 基本的に一話完結型で、とくに伏線もないし、あったとしても綺麗に回収されています。
 黒田氏らしく全体として一本線の通った堅実な脚本で、妹に異常なまでの愛情を燃やすいいな姉などのキャラクター描写もなかなか(ぉ
 次女のあるとが実はこころの好きな少女漫画家「ひめみやきりん」であるという設定もけっこう好きです。
 (いいな姉の愛読書のタイトルが、読子ちゃんシリーズっていうのは舛成監督のセルフパロディなのかな?それともオルフェつながり?)

 “ココロ”図書館といっても、図書館の利用者が何か心に悩みやトラウマを抱えていて、それを主人公が癒していくといったような展開はありません(笑
 あくまで新米司書・こころの子供らしい素直な視点で日常風景を切り取っていく、まったりとしたストーリーです。
 微妙に感動系に持っていこうとしていますが、このお話で泣く人がいるかと問われると微妙かも…。

 このココロ図書館には「奇跡の起こる図書館」という若干意味不明の設定がついており、やや反則気味の展開があったりします。
 2話からしてえらく唐突なラストを持ってくるし…。
 見ている最中に何度「おいおい」を我慢できるかも、このアニメの醍醐味の一つでしょう(?)。

 1クール13話というと、いつも「短い」「食い足りない」と言ってますが、これは13話で十分なアニメ
 それ以上やったらたぶん中だるみとか退屈とか言われてしまうと思います。

音楽
 なにげにピアノを基調としたBGMは落ち着いた雰囲気の名曲揃いで、ポイントが高いです。
 よく他局のバラエティ番組などで使われるのを聞きます。
 音楽とは関係ないけど、EDの紙芝居風のアニメはなんか雰囲気が好き。
ボイス
 こころ:斎藤千和、あると:市原由美、いいな:沢城みゆき、他に三木眞一郎、金田朋子など。
 市原由美さんというのは「Vガン」でシャクティを演じていた黒田由美さんが結婚されて改名されたようです。
 三姉妹の中では長女のあると役を演じている沢城みゆきさん@ぷちこが驚き。
 女子高生声優なんて〜と思っていたら、こんな声色も出せるとは。プロだ。
 金田朋子さん@ちよちゃんが演じる朱葉(あかは)ちゃんはこころの友達のロリロリ娘で、ハァハァキャラとして一部で大人気(笑
キャラ
 怪盗ファニートータス←嘘
 とりあえず書いてみたかった。
作中の一言:三姉妹「にこにこりん♪」


●G-onらいだーす(全13話) オススメ度: 4  ?
物語  照和119年、宇宙人による攻撃が日常の風景となっている地球。
 人類は宇宙人に対抗する手段を見出せずにいたが、日本に一人の科学者が彗星のごとく現れた。
 彼女の名前は真田ミオ博士。
 博士は思春期の少女の乙女心をエネルギー源とする新型兵器「G-on(ジオン)」を開発し、これを使って宇宙人と戦うことを提案する。
 しばらくして、G-onの適合者をさがすため、全国から乙女を集めるべく聖星川学園(セントほしかわがくえん)がGRA(通称ゴルァ)によって設立された。

 ある日、聖星川学園に転校してきた倉間ユウキは、遅刻して登校中の本郷一朗と共にファンシー獣の攻撃に巻き込まれる。
 その時、「G−onライダース」と名乗る2人の少女―学園一の優等生で全校生徒の憧れの的である嵐山セーラと、学園理事長の孫娘でお嬢様な星川ヤヨイが現われ、助けられるのだった…

感想  2002年7月より3ヶ月間WOWOWノンスクランブル枠で放映。
 監督・キャラデザは「HANDMAID メイ」でコンビを組んだ木村真一郎氏&平田雄三氏。
 さらに脚本・シリーズ構成に「シュガー」で監督と組んだ水上清資氏が加わり、ティー・エヌ・ケーによって製作された萌えアニメ期待の星(だった作品)。

 しかし、どうしようもないスタッフ不足で2話、3話から早くも作画崩壊と言われ、4〜5話にいたっては目も当てられない(ノД`)と離れていくファンが続出。
 お話も本来作画がよければ「…(苦笑)」で済ませられたような脱力系のあったま悪い(褒め言葉)内容ですが、紙芝居といわれる作画に乗って滑りまくって叩かれまくり。

 設定として「出てくる女の子が全員メガネッ娘」というのはすごいインパクトがありましたが…^^;
 キャラもうまく棲み分けができていただけに惜しいです。
 忍者の末裔で天然ボケ元気少女のユウキ、英語が苦手なハーフでスケバン(死語)のセーラ、男性恐怖症のスーパーお嬢様ヤヨイ。
 敵キャラ宇宙人の侵略下請会社はその名も「ロリベーダ―ズZ」で、ロリロリな3人娘マコ・アイ・パオに無表情メイドロボのゼロ。

 視聴者に感情移入させるため(?)にも、本郷一朗というキャラを置いています。
 (最初はただ空回りしてるだけの変態キャラでしたが、中盤からはえらくモテモテな境遇に^^;

 放映の半年以上前に番組HPが立ち上げられ、みんなが「萌え〜」となるような下地はできていたのです。
 それがフタを開けてみたら脱力系の紙芝居という評価を受け、不本意な結果に終わってしまいました。
 また、ストーリーの中でもロリベーダーズが主人公たちを完全に食ってしまっているため、彼女たちを主人公にすえれば良かったのでは?という意見すらあります^^;

 そもそもターゲットとなる視聴者をしぼりすぎたのもどうかな〜というところです。
 お話自体は勧善懲悪というか、どう見ても子供向けの単純な内容なのに、設定や演出にマニアックお色気要素がえらく強くて、デザイン買いするコアなアニオタぐらいしかついて来ない作品になっています^^;
 受けを取るにも他のアニメのパロディやパンチラ・乳揺れだけではB級と言われても仕方ないですね。

 あ、ただ第1話はそれなり今後に期待できるような出来だったということは書いておきます。
 それと、ビデオ・DVDにはかなりの「直し」が入っているらしいので、もしかすればこういった感想を見てもピンと来ないかもしれませんね。

 ビデオ店で手に取ってみて気になったら、見てみるのもいいかもしれません。
 オススメ度は辛くつけましたが、そんなに嫌いな作品じゃないです。

音楽
 わりと特徴的な音楽かも。ちょっと使っている器材が安っぽいのが難。
 主題歌はらいだーす3人、エンディングテーマはロリベーダーズZ4人が歌っています。
 特にエンディングの「ミラクルパジャマ」はアニメ終わってこれに入ってからが「本編」といわれたくらい (・∀・)イイ!

ボイス
 ユウキ:島涼香、セーラ:南央美、ヤヨイ:倉田雅世。
 ひばり@アキ電、ルリルリ@ナデシコ、しのぶ@らぶひなですか(;´Д`)
 倉田さんはシェリス@スクライドやカリンカ@くるみなど他にも萌え〜なキャラを演じてますけど^^;

 ロリベーダーズはマコ:水橋かおり、アイ:上村貴子、パオ:町井美紀、ゼロ:田村ゆかり。
 どちらかというと声で萌え〜なキャスト。
 あとは長官:堀内賢雄、一朗:檜山修之、真田博士:久川綾など。

キャラ
 ゼロにもっと活躍の場がほしかったところ。
作中の一言:ユウキ「君のハートに、ときめき☆オン!」


●円盤皇女ワるきゅーレ(全12話) オススメ度:6 小・中
物語  今からほんの少しだけ未来の日本。
 マンガみたいな宇宙船や宇宙人はもう珍しくもなんとも無くて、街をそぞろ歩く人々も、あきらかに地球人だけではありません。 ここ羽衣町は、宇宙人たちが普通に暮らす穏やかな町。
 ただ、銭湯「時乃湯」でひとり奮闘する時野和人だけは、毎日かわいい居候の少女“ワるきゅーレ”が起こすトラブルに巻き込まれてばかりいました。

 ――そもそもの始まりは事故でした。
 ヴァルハラ星の皇女として政略結婚させられることを嫌い、皇女ワルキューレははるばる地球まで家出してきたのです。
 しかし彼女の円盤が地球に下りた際に「時乃湯」に激突し、和人を死なせてしまいました。
 責任を感じたワルキューレは大切な魂の半分を和人に与え、小さな子供の姿へパワーダウンしてしまったのです…。

 (公式HPはこちら
感想
 「G-onらいだーす」と同じTNK製作。時期も同じ2002年7月からUHF系列で深夜に放送。
 そんなことやってるからどっちも作画が酷くなるんじゃないか^^;
 ちなみにタイトルの読みは「ユーフォープリンセス」だそうです。

 原作は「鋼鉄天使くるみ」の介錯氏、監督:うえだしげる、シリーズ構成/脚本:月村了衛、脚本:榎戸洋司、キャラクターデザイン:藤井まきなど。
 「ノワール」「てなもんや」で株が下がりまくりの月村了衛氏と、個人的に評価の高い榎戸洋司氏がいることで私の中での前評判は微妙なところでした^^;

 ストーリーは上の「物語」を見ればわかる通り、まんま「まじかる☆アンティーク」ですがな^^;
 魔法使いスフィーが宇宙人お姫様ワルキューレに変わっただけ。
 まあ、普通のアニメファンはほとんど気付かないところなんでしょうけど…
 ワるきゅーレ(8歳)と主人公の和人がキスするとわずかな時間だけワルキューレ(18歳)に戻るという設定。

 発想がパクりのわりにはなかなか構成がしっかりしていたように思います。
 出だしの1、2話こそ時系列を逆にしていたためにイマイチ乗りきれませんでしたが、3話あたりからは展開もグッとわかりやすくなって、12話で終わるまでストレスなく見ることができました。
 美少女がいっぱいでてくるハーレムアニメとしてはそれなりに成功していると思います。

 ま〜1話について苦言すれば、このアニメはこういうのがスタンダードなんだよ、と提示したいのはわかるのですが、視聴者のハートをつかむためには「わかりやすい」ことが大事であって、ひねったあげくに登場人物をいっぺんに出してドタバタをやられても「??」となるだけだと言いたいです。

 キャラクターは宇宙人など何でもありなだけにみんなファッショナブルですね^^;
 ワルキューレやハイドラ、真田さんなどのレギュラーキャラが街中を闊歩していたらコスプレとしか思われないですが、そうならないために町中に宇宙人を自然に住まわせているのでしょうか。

 主人公の時野和人君は高校生なのに日々銭湯の掃除に汗を流す、いまどき珍しく好印象な若者。
 銭湯の経営に頭を悩ます賢い妹のリカ(中学生)、近くの神社の幼馴染の七村秋菜(巫女さん)がいるのに加えて、「女の子の大事なものをあげちゃった」ので住みついているワるきゅーレ、そのお世話にきた猫耳侍女長真田さん、ワルキューレを連れ戻しにきたハイドラ皇女などに囲まれ、騒がしくも幸せな日々を送っているという様相です。

 ちなみに和人ラブなのは秋菜とワるきゅーレ(ワルキューレ)だけで、他のキャラはどちらかというと友人的な位置付けのようです。
 (和人ラブなキャラはあとで一人加わりますが^^;)

 でもって、ちっちゃなワるきゅーレ(8歳)の性格はムチャクチャ傍若無人
 毎回のように騒動を起こし、それを和人とキスすることによって元の姿に戻ったワルキューレが解決するというのがパターンです。なんだかなぁ^^;
 正直、この通称ワるちゃんのわがままぶりが最初は不快でしたが、こういった見せ方もありかなと思えば我慢できるようになりました。

 その他、キャラの性格をスタッフが良く把握しており、それぞれに味のあるエピソードを用意している点で姉妹番組の「G-on」を頭一つ抜いていると思いました。
 作画はだんだんと苦しくなってきて、11話あたりはかなりカクカクしてるのですが、話の見せ方の上手さでなんとかカバーしている感じです。

 このアニメはワンクールだと短いという印象のアニメでした。
 OPからはまだまだ続きを予測できますし、続編があっても問題ないと思います。

音楽
 方々に引っぱりだこの岡崎律子さんのユニット「メロキュア」が主題歌・挿入歌を担当。挿入歌の方がどちらかというと好き。
 エンディングテーマはワるきゅーレ・真田さん・秋菜・ハイドラの4人が歌っています。
 うえだしげる監督の遊び心のあるアニメにも注目^^

ボイス
 ワルキューレ:緒方恵美、ワるきゅーレ:望月久代、時野和人:鈴村健一、時野リカ:南央美、
 ハイドラ:西村ちなみ、七村秋菜:千葉紗子、真田さん:田中理恵など。

 もっちーこと望月久代さんは実はこのアニメではじめてまともに演技を見たんですが、なるほど〜なロリボイスですね←意味不明
 そういや緒方さんが女の子女の子したキャラをやってるのは珍しい…っていうか緒方さん自体を久しぶりに見た気がする^^;
 エヴァ批判でソースカンくらったっていう噂は本当なのか…?

キャラ
 真田さんのブラックぶりにも一票入れたいが、途中から登場するライネ@飯塚雅弓も見ていて面白い。
作中の一言:ワるちゃん「ワるちゃん、和人だ〜〜いすき!!」


●Kanon(全13話) オススメ度:5  小・中・高
物語  相沢祐一は高校二年生。両親の仕事の都合で、7年ぶりにあとある北国の街へと引っ越すことになった。
 転勤族の父親のせいもあり、転校には慣れていた祐一もこの街だけは勝手が違う…。
 幼い頃は毎年のように訪れていたはずなのに、なぜか当時の記憶が残っていない。
 にも関わらず「あの街には行きたくない」という理由のない感情が、祐一の中に湧き上がってくるのだ。

 そんな街で、祐一は親戚に水瀬家に居候することになる。水瀬家は祐一の母親の妹である秋子とその娘で祐一と同い年の名雪の二人暮らし。
 7年ぶりにいとこの名雪と再会し、新たな生活を始める祐一だった。

 しんしんと静かに雪の降りしきる北国の風景…記憶の彼方になぜか忘れ去られてしまった少年時代の思い出の街。祐一はそこで5人の少女と出会う。
 それぞれの少女の心に秘められた想いと悩み…。 祐一はそんな彼女たち1人ひとりと出会い、同じ時間を過ごしていく中で、時にはすれ違い、時にはケンカしながらも、次第に彼女たちと心を触れ合い、通い合わせていくようになる。
 そして同時に、祐一は自ら封印してしまった自分の過去の記憶、切なくももどかしい幼き日々の想い出を少しずつ甦らせていくのだった。

感想
 スタッフは、シリーズ構成:山口亮太、中村誠、チーフディレクター:伊藤尚往、キャラクターデザイン・総作画監督:大西陽一など。
 キャラクター原案はご存知の樋上いたる氏。

 原作は有名なKeyの美少女ゲーム。
 キャラに感情移入させておいて、そのキャラに用意されたストーリーは薄幸な運命のものばかりという、いわゆる「泣きゲー」というやつです。

 有名ですけど、私は原作のゲームはやっていません。エロ薄いしね^^;
 今でも「Kanon」だけは意地でもやらないと思っているのですが、TBSラジオ系で水瀬名雪の母・秋子さん役の皆口さんがやっていたラジオはずっと聞いていました。
 ラジオドラマなど聞いていたおかげで、それなりにキャラの性格がつかめたし、このアニメのキャラにもすんなり感情移入できたと思います。
 だだ、原作のエピソードは一切知らない状態でこのアニメを見ました。

 ギャルゲー原作のゲームをアニメ化した例といえば、「To Heart」(Leaf/AQUAPLUS)が真っ先に思い浮かびます。
 「To Heart」自体は、「フィギュア17」「鋼鉄天使くるみ」「ベルセルク」の高橋ナオヒト監督のもと、非常に完成度の高い仕上がりになっていました。
 一方で「Kanonはどうだったかというと……ストーリーは原作に準拠したものなんだろうけど、正直もうちょっとやりようがあったんじゃないの?って出来です。

 美少女ゲームのアニメ化は、元のゲームが文章ばかりで章立てされているため簡単なように思えます。
 しかし、すべてのヒロインのエピソードを描こうとすると、ともすれば主人公が誰に気があるのかわからない中途半端な恋愛ものになってしまう危険性があります。

 「To Heart」で高く評価できるのは、恋愛ものとしては浩之・あかり・志保3人の関係を描くだけにとどめて、その他のヒロインのエピソードは高校生活における出会い、単なる事件くらいにおさえた点だと思います。
 片やこの「Kanon」は、前述の危険性を見事に実現し、どの女の子のエピソードもそれなりにちゃんと描こうとした結果、主人公の相沢君がその人間性が疑われるまでのナンパ野郎に見えてしまっています。
 これがマズいです。

 (ややネタバレ気味なので伏字)
 特に最終話における彼の水瀬名雪に対する仕打ちはひどい。
 原作を知らない私が考えて、アニメ版のストーリーで最終的に誰かとくっつけなければならない必然性があるとしたら、どう考えても名雪が自然だと思うのですが…。
 もしくは川澄舞でしょうか。あの尋常でない肩入れっぷりや、8話の彼女に対するセリフはどう考えても口説き文句としか^^;
 全エピソードの3分の1くらい舞に割いていながら、ラストに一言声かけただけかよ…。


 ただ、感動系のアニメとして見れば、結構よくできているんじゃないでしょうか。
 えらく駆け足だったけど、ほとんどのヒロインのイベントを消化したということは、それだけ泣きどころも増えているというわけで。
 恋愛モノとしては祐一君のあっち行きこっち行きっぷりが強調されるばかりですが、何度か反則的といっていいくらい泣かせる場面があり、ウルっときたのも確かです。
 この点は原作の力と構成作家の力量が上手くかみ合っていたといえます。

 余談ですが、あのキャラデザには抵抗があるかも。
 なんか、すごく個性的というか…もともとゲームが(原画家の名前から)「いたる絵」と言われるくらい特徴的な絵です。
 どんなかというと、「鼻も口も小さいわりに目だけ異様にでっかく、しかも顔のパーツがそれぞれ中心に寄っているためアゴがやたら大きく」見えます。
 宇宙人?( ;゚Д゚)

 慣れればそんなに気にならないかもしれないですが、これが美少女?といわれると、アニメ絵的な美少女はもうちょっと違うんだけどな〜と思って答えに窮します^^;
 特に祐一とあゆと名雪のデザインはなんとかならんかったものか。
 あんまり変えたら変えたで原作ファンからクレームがつくところなんでしょうけど。

 アニメ版「Kanon」は、原作ファンにもあまり好評でないアニメで、原作というか「Kanon」に関わるものを何も知らないという人だけはすんなり楽しめるのではないかと思います。
 私も名雪にやや感情移入しすぎていたようで(^^;ゞ

音楽
 音楽はかなりの曲が原作に準拠しているようです。
 このBGMの効果が絶大で、そんなにいい場面でもないのにウルッとくることすらありました^^;

 主題歌はOP・EDとも藤原美穂という人が歌っています。
 なんだかえらくしっとりしたバラードですね。
ボイス
相沢祐一:私市 淳 月宮あゆ:堀江由衣 水瀬名雪:國府田マリ子
沢渡真琴:飯塚雅弓 美坂 栞:佐藤 朱 川澄 舞:田村ゆかり
水瀬秋子:皆口裕子 北川 潤:関 智一 美坂香里:川澄綾子
天野美汐:坂本真綾 倉田佐祐理:川上とも子 など。

 ほぼゲーム(PS、DCの全年齢対象版)からそのまま…のようです。
 美坂栞役はもともと小西寛子さんだったらしいですが^^;

キャラ
 そりゃーやっぱり水瀬秋子さんですよ。お、奥さん(;´Д`)
作中の一言:あゆ「うぐぅ」


●灰羽連盟(全13話) オススメ度:7.5  小・中・高
解説  灰羽とは、灰色の羽を背中に有する生き物で、見た目は人間と同じような外観をしている。
 廃校舎など人間が捨てた施設にになって生まれ、.同じ巣の仲間から光輪をさずけられたのち羽が生えてくる、天使でも人間でもない不思議な存在である。

 灰羽の名前は繭の中で見た夢によって決まる。
 生まれた後は、に囲まれたグリの街で仕事をしながら暮らし、その生活は灰羽連盟によって守られる。

 グリの街は、普通の人間と灰羽達が共に暮らす街である。
 周囲を壁に囲まれていて、町の人間は誰も壁を越えることは出来ない。
 例外的に、トーガと呼ばれる交易人が定期的に街を訪れるが、言葉を話すことを禁じられれているため、外の様子は分からない。

 この物語は、オールドホームと呼ばれる灰羽の巣に新たに生まれた少女・ラッカ(落下)の視点を通じて、そこに暮らす灰羽たちの生活を描いたものである。

感想  2002年10月より3ヶ月間にわたってフジテレビで放送された作品。
 原作は安倍吉俊(AB)氏の「オールドホームの灰羽達」という同人誌のようです。
 TVアニメでは脚本・シリーズ構成を安倍氏が担当され、他は監督:ところともかず、キャラクターデザイン:高田晃、助監督・設定補佐:大森貴弘、美術監督:片平真司など。

 フジの変則日程によって後半はほとんど1週間に2話連続放送という地獄の日程を強いられたにもかかわらず、作り手も枚数の少ないアニメでの見せ方をよく知っているといった感じで、作品のクォリティを維持できていたように思います。
 また、ラス1などは素人目にもわかる凄い美術で、まるで「灰羽連盟」というタイトルの美術展を見ているような印象。

 解説を見てもわかる通り、すんごく不思議な印象の物語。
 しかし、灰羽という存在はいったい何なのか、グリという街はどこに存在するのか、灰羽連盟の正体は何なのか、といった物語の設定部分に対するツッコミ&説明は作品中でもほとんどなく、そこに当然に存在するものとして描かれています。
 むしろラッカという、この世界に生まれたばかりの気弱な少女の目を通すことによって、この世界に疑問を持つ意味も必要もないと思えるくらい、自然に作品世界に入り込めるようになっているのです。

 とりあえずお話自体は非常に淡々としたものです。
 序盤はラッカの視点でオールドホームの灰羽たちの生活を一人一人丁寧に切り取っていきます。

 このアニメを見ているときは、毎週のように「相変わらず不思議な世界であることに変わりはないんだけど、まるで今、自分がこのグリの街に暮らしているような」錯覚を持ってしまいます^^;
 それに、出てくるキャラたちの振る舞いが、そのへんにでもいそうなくらいごく自然で、基本的に優しい性格ばかりなため、まったりほのぼの〜とした気持ちになります。

 中盤をすぎた頃にある出来事をきっかけとして、けっこうな鬱展開に入りますが、それでも最後は「ええ話や〜(ノД`)」と思える温かいラストが待っていました。
 ラッカの保護者のような役回りをするレキという「罪憑き」の灰羽がいるんですが、この女の子の物語を描ききることがテーマの一つだったのでしょう。

 とても繊細にキャラの心情が描かれているため、かえって痛々しさが目についてしまい、胸に迫るくらい泣ける話…とはいえません。
 また、謎を当然のものとして説明なしにスーッと終えてしまったことで、やっぱり消化不良になってしまったところもいくつかありました。
 でも、振り返ってみて、もう一度いつか見てみよう、という気持ちにさせるには心地よい終わり方だったと思います。
 なんか抽象的なこと書いてるような気がしますけど、このアニメに関してはいろいろ情報を集めるより、一度見てみることをオススメします。

 最後にネタバレで個人的に惜しかったところを。

 クウが巣立ちの日を迎えたお話で物語は転換点を迎えたわけですが、このあたりはちょっと展開を急ぎすぎたかもしれません。
 まだ一度しか見ていないので、この時点でラッカが生まれてからどれくらいの期間がたっていたのかイマイチよくわからないのですが、少なくともラッカがあれほど落ち込む理由がよくわからなかったのです。
 レキの役目をクウが担っていたならともかくとして、ラッカが心の拠り所としていたのはレキだったはず。
 クウの存在がラッカにとってそれほど大きなものだったというのが、短いお話の積み重ねでは伝わってこなかったというか。

 このあたりは13話という短いアニメである都合上、構成的に早めに持ってこざるをえない展開だったのでしょうが…
 ようやくオールドホームの灰羽たちの生活を描ききったばかりでこの展開を持ってくることに不自然さを感じてしまい、もったいないように思いました。


音楽  音楽は大谷幸氏。
 オープニングとエンディングがまた絵・音楽ともに作品のイメージにピッタリで (・∀・)イイ!
 アニメ本編もそうなんですが、こういう幻想的な映像・BGMを見せられると、それだけで震えるくらいシビれてしまいます。

ボイス
ラッカ:広橋涼 レキ:野田順子 クウ:矢島晶子
カナ:宮島依里 ヒカリ;折笠富美子 ネム:村井かずさ
 レキはパッと見は浅川悠さん@ラブひな青山素子ボイスが合う素っ気ない感じのキャラかと思ったが、実際は野田順子さん@ラブひな紺野みつねの方がしっくりくる世話焼きキャラだった。
 真帆さん@カレカノみたいな他人を拒絶する感じなんかも、同じく声をあてている野田さんにピッタリ。
 ラッカ役の広橋さんというのは新人さんなのかな。なかなか弱気萌え〜なボイスが (・∀・)イイ!

 なんにしても、今をときめくアイドルを集めたってかんじではない、手堅いキャスティングがいいじゃないかと思いますた(−д-)y─┛~~

キャラ  オールドホームの灰羽は基本的に子供たち以外は女の子ばかり。
 感想でも書きましたが、子のアニメに登場するキャラはいわゆる美少女アニメ的ではなく、本当に現実にいそうな感じの子ばかりで好感がもてます。
 このへんの要素も本来は不思議なはずの作品世界にすぐ入り込める一助になっていたように思います。
 お気に入りキャラは原作にならって「オールドホームの灰羽たち」としておこう^^;

作中の一言:話師「罪を知る者に罪はない」


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