詳細
 

※名前
「(遊魔:瓦)砂塵」

 いずれも本名ではないが、新興期のディゾルテ魔族にしては珍しく真名に縛られるので、他人に言わない
のが当然ではある。『遊魔』は自分の性格の一部を巫山戯てつけたもの、『瓦』は語り部・興し部の称名。
 名前は「砕くことあたわざる砂をすら砕いてできた者」の意。砂上の楼閣の頭領により授けられた『砂名』
である。


※存在力

 ディゾルテ魔族はあらゆる命のあらゆる意識を根元として具現する。
 そのため根元となる概念や意識の発信元の如何によってどのような存在になるかまで決定される。
 砂塵の根元となっているのは『子供』の概念の一部であり、つまり欲望の幼い形である。
 魔族の力の限界を決める『格』においては中の上というところだが、飽くなき欲求は自身の力を高める
にあたって適する要素のひとつであることは間違いない。
 もう一つ、隠れた根元があるが、そのほとんどが自身とディゾルテ三大魔でかけた封印に閉じこめられて
いるため、詳細は明らかでない。


※性質

 周知のように砂塵は普段の巫山戯たものと『真魔』と称される悪魔じみた形態の2種がある。
 外に出て人とふれあう陽の遊びを普段の砂塵が、内にこもり探求と思索する陰の遊びを真魔が、それぞれ
担っているわけで、存在根元との矛盾はない。
 真魔砂塵はともかく普段砂塵は陽の子供を根元とするため、どうしても人界にいる必要がある。
 行動から見える資質は『我儘』『欲張り』『純粋』『硬張らない』『旅の憧れ』『愛への渇望』『遊び』
など多数。この中で最も強く、4割の重みを占めるのはやはり『遊び』で、大抵のことは優先順位において
下位とみなされる。
 人間を遥かに超える長寿のため遊びに居着いた場所も十数年で離れなければならない定めだが、『旅』の
資質が気を紛らわせ、次を求めさせる。
 本人は終わりなき旅と冒険と束の間の暖かみを繰り返す生に満足している。


※性格

 存在根元が『子供』であるからには、人間の言う精神的成長=「大人になる」ことは決してない。
 なにしろ「嫌いなものは『そのとき嫌いなもの』」と言うようないい加減さなのだ。
 堅苦しいのは苦手だが一度根強く決定した考え方は頑固に固持する。また、思考は別格でいることを好む
ために他人と違うようになろうとする方向に働く。
 ゆえに言動は不安定で言葉遣いも気分で変わり、行動は奇行を常態とする。不死身さ加減は折り紙付きで、
それだけなら三大魔をも上回る。戦いは嫌いではないが『疲れるスポーツ』と言う感覚。当然、楽しくも
ない戦いは避けて通ろうとする。
 一方、仲間・友人など愛や情を感じる者のことは真剣に考えており、助けを求められた時や危機には力を
惜しまない。
 性格的特技は感情の『スイッチ』を自由に切れること。好きになりたくない相手は、好きにならない。
 あたりまえのようだが。
 真魔のほうは純粋魔族らしく冷血傲慢。自分が戦いたくなるような敵が出現するまで些末な冒険は普段の
砂塵に丸投げしている点でもそれがよくわかる。
 まあ、認めるだけの力を確認した相手には一目置く、程度の付き合い感覚はあるようだ。


※知人/所属

 ディゾルテ世界の場所はあらかた行き尽くしたが人間の知人は時代と共に移り変わるので数え切れない。
 人間以外であれば魔鍛冶士『エンディオ・サ』、妖都ポルシオネ三王『ゴーファスク』、人界にいる唯一の
魔王『ナシュワ』など。
『世界渡り』の術により行動範囲を飛ばしてからは、冒険世界間ギルド『ノクティルカ』の面々と親しく
なり、かなり楽しくやっている様子。
 世界生物の遊びに誘われて一員となり、その世界生物と『砂上の楼閣』を建てたりもしている。
(ここに登場する世界生物とは、今は『楼閣頭領』と呼ばれる輪っか好きな赤いゼリーのイキモノ)
 実はディゾルテ世界でもゴーファスクの元で雑事を手伝ったりしており、形はかけもち雇われである。
 楼閣頭領の直属配下とも仲が良く、特に『砂嵐』『砂走り』とは行動を共にすることが多い。


※愛情?

 友情は会って日が浅い者にも早くから見せ始め、気楽な言動も味方して短期間で友人を作ってしまう。
 特になにがしかのこだわりで一致する相手には敬意を表し、無茶にみえる余計なまでの手助けも辞さない。

 自分が『子供』から成長しないと分かっているので家庭を持とうとは考えない。
 反面、愛情には渇望しているので異性に対しては感情的に節操がない。種族格差も身体形状も、霊体でも
問題をみとめないのだから筋金入りだ。ところが『欲張り』資質のため一人に絞ることができず、それが
また相手に迷惑だと言うことも分かっているので遠慮。結果的に一人の愛情も得られない矛盾を生んでいる。


※身体/外見

 異質。人間の形状を常態としているものの本来は決まった形を持たないため、五体が四散してもかなり平
気でいられる。外皮の色は灰色なので人間型でいるときは肌色の被覆をしている。
(砂塵はこの皮膜を『服』と呼ぶ)
 人間型での基本は黒髪黒目で吊り気味の目、『服装』は明るい緑色と砂色(くすんだ金・黄色)を好み、
身長は175cm前後、質量63kg前後に調節している。
 体に働く重力の起点を大地以外の場所に移すことができ、壁や天井を歩いたりして人を驚かす。
 真魔のほうは直径2mほどの球状の中央に大きな目玉・18本の眼球つき触手を持つ青紫の姿。
 針のようなぞろりとした牙と揺れる触手は大抵の者を恐れさせる(ごく一部にはカワイイという者もいるが)


※戦闘

 魔族なので魔力はあるのだが、放出するのは苦手で、主に体にこめて体術で攻撃する。
 独自に発案した『世界渡り』の術により力はかなりのもの。ディゾルテ三大魔ほどではなくとも、一矢
むくいるくらいはできるようだ。
 技を磨いて云々よりも突如腕を増やしたり蹴り足に顎をだしたり体を伸ばしたりといった人外の攻撃で
敵を打ちのめす。ただし、『ノクティルカ』の面々と冒険するようになってからは攻撃面より防御を重視、
仲間を守る方向で動いている。
 対して真魔のほうは牙攻撃を除いて魔力一辺倒。18の目それぞれで行使する呪法光線と中央の目による
大規模魔法によっての殲滅戦が得意。魔導の知識も豊富で、ディゾルテ世界でも五本の指に入る練達である。


※趣味?

 楽しいと思うことには何にでも手を出す。音楽、舞踊、武闘、語り部、イベント屋など。自分ではやらな
いが人の成果を楽しむ絵画なども含めれば限りがない。冒険ももちろん大きな要素である。
(野鍛冶で作ったものを他人にプレゼントするというのが最近(2003末)加わった)
 我が儘なところでは寵姫趣味が挙げられる。これはありていに言ってしまえばハーレム趣味なのだが、
前述の理由で思うように相手が見付からない(あたりまえ)。ディゾルテ世界には少なくとも一人居るようだ。
 唯一自身以外にも利益になっていることといえば弟子取りで、自分は使わないくせに魔法を教えたり、
精神面のうたれ強さを鍛えたり、変な占いや生き方を示唆するなどさまざま。
 今のところディゾルテ世界以外では『渡鳥歌』『童藻』の2者が居る。
 真魔には趣味と言えば実力を高める魔導の研鑽以外には何もない。
 人間が次々にあみだす魔法構成を魔族のやりかたと混ぜられないか、というのが最近の研究課題だとか。


※目標?

 ディゾルテ魔族の存在理由は根元である動機を果てもなく追い続け肥大させること。
 そして、『子供』というのはえてして終わりを嫌がるものなので、特に存在する上での大きな目標は
ない。永遠に繰り返す変化の道をゆく宿命なのだから目標は常に達していると言ってもいい。
 多数の世界で興し屋、あるいは変な奴としての名前が通るようになれば愉快、とは思っている。
 真魔は取りあえずの目標を自分の世界を作ることとしている。そのノウハウを学ぶため、小さいながらも
世界を作り、かつ気前も良い楼閣頭領の技を学んでいるところだ。


※術

 戦闘では魔法をあまり使わない砂塵。しかし妙な小手先の術はかなり頻繁に披露する。
 手品と称して無から花や小粒の宝石を産み出したり、あらかじめ用意しておいた服を一瞬で人に着せたり
といったおとぎ話ふうの術、くしゃくしゃの紙をまっすぐにするといった便利だが他の役には立たない術、
音を遮断する壁を作るといったそこそこ役立ちそうなものなど様々。
 最近で役に立った占いと言えば『縁測り』だが、内容は伏せる。




※蛇足・余談


『重なる月』:「言ったとおりの仕事が出来ない奴だ。が、言ったとおりにやることなど期待していない」
砂嵐:「砂海亭の客を罠に掛けるのはやめろ」
楼閣頭領:「まずもってよし、在る時を存分に過ごすがうらやましきよ」
『スピネル』:「会うのが1ヶ月1回3日が平均ってどーゆーこと? まぁ心配だけはしてないけどさ・・・」
砂走り:「えー、楼閣頭領様許可の念調査によりますと。現在、ディゾルテ世界の外で塵殿が好意を持っている
女性は合計6名。意外と少ないですな」
砂塵:「待て待て待てっ! いくらなんでも公開するかそれ」
楼閣頭領:「許可した」
砂塵:「ちなみに月殿は・・・・・・」
『重なる月』:「(ぐわし)」
砂走り:「い、いえ、なんでもないです」









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