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Davide Yoshi TANABE
vous presente

              ≪週刊フランスのWEB≫
                    第2号
Tokio, le 27 novembre 1999

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Indice(目次)
1.シャネル 
2.PSG
3.MSF、国境なき医師団
4.あとがき

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              ◆翻訳ご希望の方はメイルの末尾をご覧下さい。

1.http://www.chanel.com/

  ココ・シャネルをご存知ない方はいらっしゃらないでしょう。彼女の自伝的フィルムをみたことがありますが、既に品の良いおばあちゃまでした。いまはあの頭の後ろで髪をちょん髷のようにたばねて、冬でも扇子をもって話をするドイツ人のオジさんKarl Lagerfeld(カール・ラゲルフェルト)がチャネルのデザイナーですね。
 シャネルは先週ご紹介したゴティエ(Gautier)とは対極にあるオート・クチュールでしょう。ラゲルフェルトもよく昔ながらのシャネルの雰囲気を壊さないで今日までいわゆるシャネル・スタイルをまもっています。
 シャネルのあのNO.5が生まれるまでのエピソードも、このWEBページを訪ねていただけると書いてあります。全体に大変落ち着いた流石老舗(しにせ)といった感じにできあがっています。2000年春夏のプレタポルテ(pret-a-porter)も沢山の写真入ででています。明るい色を2000年には用意したのですね。
 またシャネルですから、化粧品の陳列もあります。化粧品コーナーでは、貴女のお肌の自己診断を質問に従ってインプットすると最適のクリームやローションをリコメンドしてくれるプログラムも用意されていてます。

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2.http://www.psg.fr/

  PSGとあるだけで分かってしまう人は、よほどヨーロッパのフットボール(footballと書いてもフランス語です)に詳しい人です。フランスのサッカー・チームのなかでもいつも優勝候補のパリ・サン・ジェルマン(Paris Saint Ger-main)です。このチームのofficial site がここなのです。Tricoleurというと
blue-blanc-rouge(青白赤)のフランス国旗ですがblue-rougeというとPSGの
ことをいうようです。
 Siteも日本のプロ・チームのサイトよりも余程充実しています。歴史が違うのでしょう。メンバーの数、個々のメンバーの紹介の仕方、試合の予定表、成績表のログ、コメント、リンク。
 ファン・クラブのリンクを見てください。40以上あるファン・クラブのうちの一つを覗いてみました。

http://perso.club-internet.fr/fabnce/

 その熱狂的なこと、これがフランス人もやはりラテンというきがしてきます。

 サッカーは野球とは違うのです。野球の世界選手権と言っても参加国が限られています。サッカーは欧州で一番盛んなスポーツです。もっともっと日本も国際試合をしなければなりません。アジアのなかでもいいのですから、毎週のように国際試合にでかけてみればいいのです。今のようにちまちまと国内で優勝争いをしていても何時までも強くなりません。

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3.http://www.paris.msf.org/msf/web.nsf?Open

  今年ノーベル賞平和賞を授与されるフランスで生まれた人道主義医師団体です。日本にも新宿に支部があります。日本支部にヴォランティアで仏和の通訳を探しているということでメイルを出しましたが、一ヶ月たって未だに返事がありません。まぁ、忙しいのでしょうね。日本動物愛護協会からは直ぐに返事がありました。

 それはそれとして、こうしたヴォランティア団体は実はごまんとあるのです。そして実に横の連絡と言うか、連帯が悪いのです。国境なき医師団はもともと赤十字に満足できなかった、批判的であったフランスの医師たちが作った団体です。赤十字が派遣されるような状況は、昔は国家間の戦争であったわけですが、それがナチの頃から、単に軍隊と軍隊ではなく、民間も巻き込まれるようになったのです。ユダヤ人の抹殺がその例です。さらにくだると、飢饉、洪水、地震など自然災害に加えて、様々な国が特に新興独立国家が独裁制をひき、そこに未曾有の犠牲者が発生することになりました。赤十字はこうした新しい事態に対処できませんでした。独裁者を批判せずに犠牲者を減らすことは出来な
い。赤十字も行動すべきだ。そう考えた医師たちが、独裁者を批判するだけでなく、ときには犠牲者の多発している国の民主化までを要求するようになり、国境なき医師団を創設したのです。

 国連も多少は進歩して、HCRをとおして難民救済に力を注ぐようになってきましたが、国連は加盟国の思惑で必ずしも自由に動けません。そこに、国境なき医師団のようなNGOの活躍する場があるといえましょう。しかし、ノーベル賞というのは色のない賞ではないのです。とくに平和賞はかなり政治的ですね。すこし考えてみてください。南アフリカのネルソン・マンデラ、近くは東ティモールの牧師、ミャンマーの女史、それに日本の佐藤栄作。みんなある政治的意思意図がノーベル賞選考の際に働いているのです。

 わたくしは何が言いたいのか。それは、ヒューマニスムもいい、赤十字も良い、国境なき医師団も素晴らしい、わたしたちも何かしなければならない。それぞれので着る範囲で。しかし、盲目的にただ犠牲者が可愛そうだから、内戦の犠牲で食料がないからといって、赤い羽根を買ったり、団体も分からずに、義捐金を送るだけでは足りないということなのです。権威を、常識を恐れず真実を見ましょうということなのです。それにもかかわらず、明日、インドへ、コンゴへと旅立つ医師の行為は貴く気高いと思いますが。

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4.あとがき

  ちょっとフランスとははずれますが、きのうは池袋の芸術劇場で「Fame」をみてきました。劇団スイセイ・ミュジカルの公演でした。私事ですが、わたくしの妹がでていたので見にでかけたわけです。Fameは懐かしいし大好きミュージカルです。80/90年代のフランスおよびスイスのテレビで放映されていました。勿論アメリカのTVフィルムが輸入されていたというだけですが、アメリカらしい若者の自由な世界が描かれていて、毎週感動させられました。日本ではどうだったのでしょうか。最近アメリカのTVドラマが日本に輸入されていないようですね。たしかにアメリカ流のモラルの押付けは嫌なのですが、どうもそれが原因のようではありませんね。テンポがあわないのでしょうか。いかにも下らない下品な番組ばかりですけどねぇー。タレントは数多いるけれども、俳優とか役者、歌手なんていないんですから。

 芸術劇場のまえにかなりのSDFがいました。SDFはフランス語です。最近はClochardsなんてフランスでもいわなくなりました。すくなくともTVのニュースでは。SDFとは Sans Domicil eFixeで住所不定の意味。つまり浮浪者ですが、東京にもずいぶん多くなりました。フランスでは毎年、冬になると、慈善団体が凍死者をなくせとキャンペーンをはり大騒ぎです。政府も市当局も動きます。東京の冬も寒いだろうに。遠くの砂漠で井戸掘りもいいけれど、近くの同朋の窮状は手を差し伸べにくいのでしょうか。

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