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Davide Yoshi TANABE
vous presente
≪週刊フランスのWEB≫
第4号
Tokio, le 11 decembre 1999
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Indice(目次)
1.ファッション(4)
2.ヌーヴェル・キュイジーヌ
3.OMC または WTO
4.クォリティー・ペイパー
5.あとがき
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◆翻訳ご希望の方はメイルの末尾をご覧下さい。
1. http://www.soniarykiel.fr/
ソニア・リキエルです。これまでみてきたデザイナーはすべて男性。ソニアは女性です。よくフランスのマスコミにも登場してきます。余り美人とは言い難いのですが、何時も溌剌としています。ブランド名をセーターや上着の内側ではなく外につけた初めてのデザイナーとして知られていると思います。ま、意表をついたアイデアであったわけです。近年は香水ソニア・リキエルから男性ファッション、アクセサリー、果ては子供服までデザインしています。それもブランドひいては彼女の辣腕ということになるのでしょうか。このサイト、ウィンドウを使って展開していくのはいいのですが、迫力に欠けます。焦点がないのです。アイデア・ウォーマンの彼女、もう一工夫して欲しいものです。
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2.http://www.bocuse.fr/
ヌーヴェル・キュイジーヌの大御所というか創始者たるポール・ボキューズのサイトです。ジュネーヴから車で約1時間でリヨンにつきます。そこから郊外のコロンジュ・オ・モンドールという村まで足を運ばねばなりません。二度ほどいきました。いまどきのこけおどしのNouvelle
Cuisineよりも量もあってむしろクラシックに近い感じがしますが、さすがボキューズと思わせるものがありま
す。ただ、レストランの構えがいささかキンキラキンで品を欠くというか落ち着きがありませんでした。サイトはメニューもでている丁寧さ。ボキュースの自己紹介もあります。わたくしは、ミシュランの三ツ星の中でも最高峰はスイス・ローザンヌ近くのこれまた田舎でクリシィエに店を構えるジラルデであろうと思っております。本当に本人が料理をしておりますし、調理場も見せてもらいましたが客席と同じくらい広く、清潔です。予約は2、3ヶ月前に入れる必要がありますが、それだけのことはあるでしょう。
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3.http://www.wto.org/wto/indexfr.htm
WTOのフランス語はOMC Oranisation Mondiale
du Commerce
といいます。本部はジュネーヴです。公式サイトは英語/スペイン語そしてフランス語。ところで、先ごろまで(3/12/99)シアトルで大臣級会談が開催されていました。日本では余り問題意識がなかったようですが、フランスでは連日デモ行進などが組織され米国のごり押しに反対が叫ばれました。貿易完全自由化はお題目でアメリカに都合のいいようにできている、農業問題だけでなく、「教育は売り物じゃない」とか「フランス文化を守れ」など、フランス人はシアトル会議を重く見ました。日本は小手先の修正で、アメリカに追随しようとしました。日本国民にとって、イチローの結婚のほうが関心事なのです。しかし、それを避難する前にまずマスコミ/メディアが殆ど何も伝えていないという事実があります。昔、大宅壮一さんがテレビを評して、一億総白痴化といったそうですが、番組も番組、喜んでみている方も見ているほうではありませんか。日本だけではありません。イタリアやスペインも酷いものです。しかしミッチー・サッチー騒動を報道する馬鹿はさすがいません。それはともかく、OMCの動向は今後とも目が離せません。
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4.http://WWW.LEMONDE.FR/
日本にはクォリティー・ペイパーといわれる日刊紙はありません。朝日、日経いずれもとてもその仲間入りは出来ません。それは昨日の皇太子妃の懐妊騒ぎの記事を見ても明らかなことです。このサイトは、フランスの誇るジャーナリスムの知性、ル・モンドのホーム・ページ。日本にも素晴らしい高い質をもった週刊誌がありました。朝日ジャーナルと毎日のエコノミストでした。どちらも最早ありません。月刊誌では世界がかろうじて残っています。このル・モンドのHPを覗いてください。日本では報道されなくなってしまったニュースがごまんと未だ報道されています。フランス人の誠治意識、教養が高いのではありません。こんな新聞が売れるわけはないのです。何百万部と売れる新聞はヨーロッパではスポーツ紙だけです。NTTの分割以上に読売新聞の分割をすべきなんです。例えば東京読売、もっと分割して世田谷読売新聞などを作るのです。そして地域密着した報道をし、政治的立場を鮮明にしてはいかがですか。
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5.あとがき
OMCのことを書いていて、そういえば、近頃デモをみなくなったとおもいました。集団で騒いだのは、夏の終わり、広島で暴走族の少年達が機動隊ともみあったくらいでしょうか。学生は何をしているのでしょう。組合は従業員同好会のようで、小渕さんより一足速く大政翼賛会化してしまっているのだから、昔同様時間をもち、前衛でありうるのは学生だけなのではないかという気がするのですが。ノンポリではなくアポリティークになったそうですが、それが民主主義の危機、自由獲得への挑戦を忘れた経済主義の跋扈だと考えられますね。日本がどん
なに不自由な国、歪んだ国か、「いじめ」、「登校拒否」、「普通の主婦による幼児誘惑殺害事件」などが象徴的に物語っています。わたくしは、原典に帰るという言葉がきらいです。そうではなくて、もっと前を見つめなければならないと思うからです。学生はもっと戦ってよいのです。もしそれが出来ないなら、中高年が起ちあがらなければならないでしょう。わたくしは、村上龍が考える若い世代の反乱、中学生による革命(希望の国のエクソダス)よりも今40代以上の世代から反乱がおこりそうなきがするのですが。しかもそれは21世紀のインターネットの新しい旗手として。