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Davide Yoshi TANABE
vous presente
≪週刊フランスのWEB≫
第10号
Tokio, le 29 janvier 2000
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Indice(目次)
1.大統領府
2.シャンソン歌手 パトリシア・カース
3.シネマテーク 映画文化の国フランス
4.フットボール モナコ
5.あとがき
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◆翻訳ご希望の方はメイルの末尾をご覧下さい。
1.http://www.elysee.fr/index.shtm
このサイトは現在のフランス第5共和国大統領ジャック・シラクのページです。シラクの履歴、記念写真、また学生時代の写真までみることができます。さらに1995年に選挙で選ばれてからの演説、コミュニケ、記者会見をよむことができます。実に2000件以上あるのです。それを独自の検索エンジンを使って読むことが出来ます。たとえば、シラクが日本に来たときの記者クラブでのやりとり(1998年4月29日)の長い記録もみつけました。バラデュールと争って、殆ど奇跡的に得た大統領の椅子でした。ミッテランのもとで左右共存内閣の首相を経験したのですが、今度は自分が大統領として左のジョスパンと共存しなければならなくなってしまいました。国民の審判としてはこれがドゴール以降のバランス感覚なのでしょうか。大統領府はこの系列のサイトとは別に制度としての大統領府のページをもっています。
http://www.elysee.fr/instit/instacc.htm
ここには国家、共和国してのフランスがのっています。すなわち国歌、国旗もその来歴と共に根拠も記されています。日本では昨年国旗・国家制定法が国会を通過しました。しかし、わたくしは慣習を無理に法制化する必要はなかったと思います。必要があったのは、国民ではなく、過去を隠蔽したい人々です。国民主権をうたった現行憲法下で、「君が代」というのは明らかに憲法違反です。国旗にしても根拠は薄弱ですし、合理性を欠いているとおもわれます。情けないのは、この法律が国歌・国旗の制定よりも斉唱・掲揚強制を目的とするリアクションで
あることを訴え、代案として違う国歌・国旗を提出、国民投票を行おうとする勢力が不存在であることです。徒に牛歩をしても詮方ないことです。国歌・国旗がその時々の体制で変化したところでなんてことはないでしょう。日本は敗戦によ
って体制がかわったのですから。三色旗を国旗とフランスの貴族は認めないでしょう。当然ながらあれは革命の象徴です。血なまぐさい革命の。ブルボンの血はたとえばスペイン王によって継がれています。
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2.http://www.patriciakaas.net/
シャンソン歌手パトリシア・カースのページです。ソニー・ミュージック・フランスの専属歌手になっているのですね。ページは同社が用意していました。この女性歌手、ご存知ですか? アルザス出身の痩せた、頬骨の張った、決して美人ではないのですが、不思議な声を発します。体つきは違うのですが、あのマリーネ・デートリッヒ的なハスキーかつセクシーな声ですね。眠たいようなちょっと退廃的メロディーの歌が多いようです。彼女のページでは一部、リアル・プレーヤーで肉声を聞くことが出来るのですが、音質はかなり劣悪でした。残念で
す。ドイツ語もできるので隣国でも人気の歌手です。フランスの歌手では珍しい存在です。ミレイユ・マチューなどもドイツ語で歌いますが、会話までは出来ません。デビュー当時はなんと変な歌手が出てきたものと思いましたが、彼女の異色なところ、特殊性が受け入れられたのですね。
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3.http://www.cinematheque.tm.fr/cadre.html
フランスは映画発祥の国でもあります。はやくから映画を文化と認め、1936年には特殊法人映画資料館ができています。エッフェル塔に近いシャイヨー宮殿にあります。1997年7月の火事のために資料館は閉鎖しているようですが、資料は全て無事保護保管されたということです。現在、今年年末めざして12区に新しい映画記念館が完成するようです。このシネマテークこそ、日本にもほしいものです。わたくしはパリ時代どれほどお世話になったか知れません。初めて溝口作品を見たのは日本ではなかったのです。それはビデオの世代ではなかった所為もありますでしょうが、日本で古い映画をみることはほとんど不可能だったのです。今日でもビデオを活用するのと劇場で映画を鑑賞することは似て非なるものです。ましてや、民間のビデオレンタルでは商売になるフィルムしか収集するわけがありません。そして収集するだけでは意味がありません。分け隔てなく皆に公開してくれる施設が必要なのです。東京には下北沢とか三軒茶屋などに特殊な名画劇場があります。しかし、料金も高くまたあまりにも選択が狭めら
れています。あの小国スイスのジュネーヴでさえシネマテークがあるのです。規模はとてもパリにはおいつけませんが。世界の大都会、東京にぜひシネマテークを。
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4.http://www.asm-foot.mc/#
モナコのフットボール・チームASMの公式ページです。以前PSM(パリサンジェルマンをご紹介もうしあげましたが、今回は今シーズン大活躍のモナコのサイトです。わたくしはモナコに大変世話になっています。官費留学生でなかったわたくしは勿論パリの大学都市で日本館からけんもほろろに入居を断られたわけですが、そのときモナコ館がわたくしを助けてくれました。モナコについては別途サイト紹介を申し上げましょう。町としてはホンコンよりもまだせせこましく、美しい国とはとてもいえません。わたくしは正直、モナコもホンコンもあまり好きではありません。せせこましいのです。紺碧海岸一般は大好きですが。このサイト、PSGよりもダイナミックに作成されています。ファンのサイトとのリンクもたのしいサーフです。
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5.あとがき
寒さ厳しいおり、読者の皆様もお風邪をめしませんように。風邪をひいたとおもわれましたら、ひとつフランス式の療法を申し上げます。お試しあれ。ほかでもありませんが、赤ワインを熱燗にして飲んで直ぐ寝ることです。わたくしはのみ口をよくするために砂糖をいれます。長いことぐらぐらとワインを煮立ててはいけません。蜂蜜を入れる方もありますが、ちょっとデグタン(気持ち悪い)ですね。いずれにせよあまり美味なものではありませんから、度を過ごして酔ってしまうことはないでしょうが、適量を。