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Davide Yoshi TANABE
vous presente
≪週刊フランスのWEB≫
第11号
Tokio, le 5 fevrier 2000
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Indice(目次)
1.セリーネ・ディオン カナダから世界の歌姫へ
2.フランスの極右
3.ブリジット・バルドー
4.SOS Racisme
5.あとがき
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◆翻訳ご希望の方はメイルの末尾をご覧下さい。
1.Bienvenue sur le site officiel de Celine Dion
http://www.sonymusic.fr/Celine/main.html
セリーヌ・ディオンの公式ページです。カナダでもフランス語圏の歌手でした。今や世界的規模の歌手になったようですね。4,5年まえにホワイト・ハウスに呼ばれて謳っていますから、映画「タイタニック」で急に有名になた分けではありません。サイトはフランス語の公式サイトで、フランス・ソニー・ミュージックがサイト・マネイジャーです。セリーネのうたとしては彼女がフランス語謳っていたときのほうが、わたくしは好きです。歌を謳うときは、あのカナダ・アクセントが消えてしまうのに、話をするとやはりアクセントはかくせません。不思議なものです。カナダのアクセントはツゥ、ツゥという独特の発音とあいまって余り綺麗なものではありません。スイスのローザンヌのほうの間延びのしたアクセントのほうがまだ可愛げがあります。彼女は、英語を歌手になってからマスターしたといっていました。たいしたものです。英語圏に取り囲まれているとはいえ、カナダ人がみんなバイリンガルである訳ではありません。努力家ですね、セリーヌは。映画もそうですが、英語で歌わないと世界的な歌手には残念ながらなれません。フリオ・イグレシアスにしてもそうです。セリーヌはフリオよりずっと歌唱力があります。引退などといわず、充電して、末永く活躍して欲しいものです。サイトでは彼女の歌の数々を聞くことも出来ます。さて、カナダからフランスに来て人気を博しているもう一人の歌手がいます。上背があってジーンズが似合い、ギターをかき鳴らす、いかにも新大陸の青年。甘いマスクでちょっとはにかみながら、しかしフランス語で歌う。ロック・ヴォワザンです。彼が
登場するといつも大向こうから黄色い声援が飛びます。
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2.Front National
http://www.front-nat.fr/
いまオーストリアが極右の台頭でゆれています。UltraとかExtreme Droiteとかいわれるフランスの極右はどうしているのでしょうか。その代表格の「国民戦線」フロン・ナシィオナルのページです。大変サイトとしては充実したサイトになっています。独り善がりの極右ではなく、いわゆる大衆路線を確保するべく、宣伝活動の一環としてインターネットにも力を注いでいる様子がうかがわれま
す。フロン・ナシィオナルの顔が、有名なLepenジャン・マリー・ルペンです。わたくしは彼を見るだけで、生理的にも嫌悪感が、虫唾(むしず)が走りますが、厚顔そのもののルペンは着実にフランス社会で地歩をかためています。フロン・ナシィオナルから南仏の幾つかの都市の首長にもなっています。極右の特色はその人種偏見にあります。何処の国でも人種偏見はあります。ルペンは人種偏見を口では否定します。いわく彼の政党にはアルジェリア人もアフリカ黒人も政党員として活躍していると。それは事実ですが、しかし、だからといって、現実に移民を排撃している事実は消えません。フランスはドゴールのころから既に一元的な価値ではなく多元的な価値に国家の軸を移し変えているのです。ルペンを弾圧してしまっては、極右でも力で押さえ込んでしまえばMarty(殉教者)になってしまいます。フランスの良心と良識が問われつづけるでしょう。
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3. Fondation Brigitte Bardot
http://www.fondationbrigittebardot.fr/
ブリジット・バルドー基金のサイトです。BB(ベベ)と親しまれた戦後フランスが生んだ恐らく最も有名な世界的映画女優としてのまたガンスブルグとの出会いから歌手としてのブリジット・バルドーを追憶したい方は、このサイトよりもファンが作ったサイト
http://perso.wanadoo.fr/jacques.duquesnoy/bardot03.htmの方がいいでしょう。いわばセックス・シンボルであったBBは、"
J'ai donne' ma beaute' et ma jeunesse aux hommes, je donne ma
sagesse aux animaux "(わたしはわたしの美貌と若さを男たちにささげました、でもわたしの賢明は動物たちにささげるのです)といって映画界から身を引き、動物愛護の救世主になりました。紺碧海岸のサントロペに住み、かなりエキセントリックな手法まで用いて、ペット動物だけ出なく、野生動物たちにも手をさしのべてきたのです。Bebe Phoque(毛皮コートの犠牲になったアサラシの子供)のための戦いなどつとに有名です。その彼女が、何を血迷ったのか、極右のメグレと電撃結婚をしたのです。もう数年前にもなりますが。かなりのお年をめしても、いつも溌剌とした青年たちに取り囲まれていたBBでしたから、それはそれでいいではないかと思いましたが、あのルペンの右腕だった男、最近は仲たがいをして独立して極右Mouvement National Republicainなる政党を作って党首に収まっている男と一緒になってしまったのです。かれは今回わざわざウィーンまで赴きオーストリア右翼と連帯のデモをしたそうです。恋は盲目とは云え、わたくしには理解を超えたどころか、愚かしいBBの選択としか思えません。どこにSagesse(賢明)があるとい
うのでしょう。
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4.SOS Racisme
http://www.geocities.com/CapitolHill/Congress/1855/index.html
いわば前述のFNに対抗する運動として、反ラシスムの急先鋒にたつのが1985年に設立されたSOSラシスムなのですが、このサイトは資金もないのでしょう、FNのサイトとは比べ物にならない貧しさです。サイトもこのアドレスですと、わたくしのサイト同様、無料の間借りしたサイトですね。極右の台頭に政権政党である右のUDRとかRPR、また左のPSFやPCFも多民族国家防衛にたちあがっていますが、SOSはもっと現場で具体的な活動をしています。わたくしはドイツの緑の党のように結局政治化していかないと根本問題の解決にまで進まないとおもいます。
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5.あとがき
今回はかなり反ラシスムに偏してしまったようですがいかがでしたでしょうか。日本もラシスムには無縁ではありません。ただ単に肌が違う、習慣が違うがゆえの、異質さを懼れる気持ちばかりでなく、嫉妬もラシスムの背景にはあります。特に日本では潜在的な見えない嫉妬の現われとしてのラシスムにきがついていないようです。票にならないことは政治が後回しにしてくれるようではいけません。日本では左翼という反権力が消え去ろうとしています。大政翼賛会です。こんな危険なことは1960年でもなかったでしょう。その状況の中でことがひとたび起これば、いつまたわたしたちの隣人を犠牲においこむかもしれません。複雑になる世界です。もっと亡命者を受けつけられるような自由な国日本を作っていかなければなりません。国籍と民族は違います。もっと多くのひとが日本国籍をとれるようにして欲しいものです。憲法ではわたしたちに国籍離脱の自由があるといいます。それは裏返せば、外国の人が日本国籍をとる自由でもあります。しかしいまのように日本名が必要であるとか、下らない押しつけはしてはならないでしょう。2年も日本に居住したら譬え日本語ができなくても日本国籍を取得できるようにしたらいいのです。それを兵役拒否のために利用する隣人があらわれてもいいではありませんか。平和憲法はそれだけの魅力をもってダイナミックに運用されるべきなのです。