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Davide Yoshi TANABE
vous presente

              ≪週刊フランスのWEB≫
                    第32号
Tokio, le 3 juillet 2000

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Indice(目次)
1.セナ 上院
2.フランス留学案内
3.中世の声楽を貴方に
4.正しいフランス語を
5.あとがき

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1.Senat
  http://www.senat.fr/
 フランス上院の公式ホーム・ページです。上院の歴史・役割等の説明があります。日本の参議院に相当します。参議院のホーム・ページは
http://www.sangiin.go.jp/japanese/index.htm
になります。悪くはないのですが、一工夫足りない感じがします。なにか面白くないんです。官僚の、国民(ホーム・ページをみる我々)を意識していない「公開すりゃいいだろう」という姿勢が窺われるからでしょうか。参議院から世界の国会にリンクしています。
http://www.ipu.org/
IPU国際議会連盟(正式な訳は参議院のページでは「列国議会同盟」という事大主義な訳になっていました)。日本も、フランスも加盟国です。中国は加盟国でしたが、リンクはサイトが明記されているのに不可能でした。日本の国会、フランスの国会には上手くリンクできました。また朝鮮半島の二カ国は加盟しておらず、イラン/イラクは加盟国で、この機関がデモクラシィーという政治判断はしないことの証左と受け取りました。親睦団体なのでしょう。国連を補佐するなんて書いてありましたが。それはともかく、セナのホーム・ページに戻りますと、この建物も、これまでみてきた市庁舎、エリゼ宮(大統領府)、マチニョン(首相官邸)、憲法審査院(パレ・ロワイヤル)同様に一見の価値あるものです。ぜひご訪問されますよう。

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2.Agence Edufrance
  http://www.edufrance.fr/

 Agence Edufranceとは,まさにフランスらしく七面倒にも能書きにEdufrance est un groupement d'interet public (GIP), cree par arrete interministeriel du 19 novembre 1998 publie au journal officiel du 22 novembre 1998とありますように関係四省(そのうち二省は日本だと外務省の一部)と大学等教育機関の協力を得た公的機関でフランス語およびフランスの国際的地位維持向上のために1998年に設けられたようです。フランス留学促進のためのあらゆる相談にのろうというもので、学校の選択からフランスでの生活まで至れり尽せり解説しています。日本からフランス留学と言うと圧倒的に女性が多く、理科系は少ない(加藤周一氏のように医学部というのはかなり例外的)のですが、日本以外の各国からはあらゆる分野に留学生がいます。数学/航空宇宙/医学薬学は常に世界の最先端ですし、もっと理科系のひとがフランスを選んでもいいのではないかとおもいます。文化でも法律/経済学部またグランゼコールをめざしてほしいものです。

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3.Seivoci
  http://www.aseivoci.com/
 
 sei vociはイタリア語の名前(seiは六、vociはvoceの複数でセイ・ヴォーチ)。ただしイタリアとの関係は中世だから、当時の音楽はイタリア語またはラテン語でしか歌われていなかったからでしょう。十五六世紀の歌を再現今日に伝えています。それがどんなものであったのか、ぜひ聞いてみてください。中世の僧院の音楽を歌ったスペインの修道院僧たち(グレゴリー派)のテープ・CDがヒット・パレードのトップにおどりでたことが90年代にありました。これもその流れなのでしょうが、1977年の創設になるグループです。

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4.La langue Francais
  http://slevrel.free.fr/
 
 一所懸命が一生懸命となり、「実は」を「ぢつは」と書いて罷り通る世の中ですから、正しい日本語を読み書くというのは教養のいることです。それを教育に押し付けるのは問題であって、受験勉強の国語がますますクイズになるばかりで下らない。先達(せんだつと読みたいですね、友達じゃないんだから)の著した本を読むに如くはないと思います。辞書を引きながら読まなければいけない小説なんて馬鹿なことと、いま都知事になったフーゾク小説家(風俗小説が悪いということではありません、荷風の「墨東奇談」なんて風俗小説ですよ。でも慎太郎のそれはカタカナです)がいっていましたが、それこそ馬鹿さ軽薄さ、驕りを露呈しているだけです。やくざなものいいをすれば庶民的というものでもありますまいに。今日ワープロまたPCの発達で辞書も簡単にひくことができます。なにも辞書を百回ひいたから教養がたかまるわけでもありません。ぼくは新しい技術が先人よりも容易に古典を身近にしてくれる時代がきているのではないかとおもいます。丸谷才一さんだって覚えきれない古典も、マウスのクリックひとつで検索できるのですから。
 そこで、乱れたフランス語について、このホーム・ページではアングリスムを槍玉にあげています。フランス語は人工的なことばです。それでも生きていますから、外国の影響をうけます。しかし、必死に言葉を守ろうとしているのです。アングリスムとは米語化とでもいった意味です。多少無理をしている面もあります。たとえば、冒頭に出てくるのですが、mailing(メリングまたはメイリングと発音)をpublipostageというとか、hot dogをchien chaudなんて! スペインではホット・ドックをペリート・カリエンテと文字通り「熱いわんわんちゃん」といって定着していますが、フランスではどうでしょう。もともと英語が語源のフランス語もあるのですから、あまり神経質にフランス語化をはかったり、無理やり同意語をみつけても受け入れられないでしょう。フランス語を勉強中のみなさん、サイトにある表を見てください。どれだけ、賛成されますか。いまのところ例示されているのは名詞だけですが、動詞その他の品詞、また云いまわしでも英語の侵略はあります。たとえば、好く間違われるmerci pour votre invitationこれはアングリックで正しくはmerci de votre invitaionです。


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